Idol Island


    心を打たないヒットの散らばる 偽者ばかりの星の砂
    スターの欠片をお金で集めてお客と築いた夢の島

    自信をもてずに周りに流され 自分の力で泳げぬ者が
    欲望渦巻く消費の海から流行りの流れの波に呑まれて

    物へと溺れて浜辺に上げられ 欠片を手にして着くべき場所が
    百万人から崇拝されてるスターが住んでる夢の島


    耳を右から左に流れる 音色の風吹くこの島は
    何万人もの客から好かれて出入りしている愉快な場所で

    一回みんなと踊って遊んで 一日限りで飽きたら帰り
    時間が経ったら「なんだったのだ?」と忘れて消え去るそんな島

    どれだけヒットを重ねて造って 時代の流れに乗れたとしても
    その地が楽しい以外の何かを残してなくちゃ消えるんだ


    一人も記憶に残してないのに 百万人から知られるものが
    どうして誰かの心が安らぐ意味あるものへとなれるのだろう?

    イメージばかりを固めて造った みんなが知ってる偶像なんて
    どれだけ好んで拝んでいたってだぁれも何にもならないだろう

    百万人から好かれるものより 一人に愛され続けるほうが
    どんなに自分の心が安らぐ価値あるものへとなることか



    【voice】

    男性ver.竹馬タケル

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