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    2020年前期の注目コンテンツ

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    読者と応募者への作品集

    2020.02.07

    スペリアル・サガ、0章の文章です。

    スペリアル・サガ出版記念2月8日&9日専用


    札幌の書店でスペサガのイベントで朗読を聴いてくださる方々へ

    石橋玲さんと田中智康さんの朗読する内容を一緒に楽しもう!

    APPORO NO1!part2
    『札幌の書店でスペサガのイベントで朗読を聴いてくださる方々へ』

     スペリアル・サガの著者「竹馬タケル」より。
     12月15日に発売をしたスペリアル・サガの出版記念イベントを楽しんでいただくために、北海道最高の朗読家コンビ、石橋玲さんと田中智康さんが読む朗読をいつでもどこでも楽しんでもらいたいっ!
     そのためにラジオでやった幻の第0章をまたやるとは思っていなかった!だから聴くみんなと一緒にこの文章を読んでいただきたいっ!

     楽しんでください。どうぞっ!


      第0章 サンテルクロスの詩魔法使いの日常

    【登場人物】
    ・劇詩筆記者(劇詩)
    ・吟遊詩人(吟遊)
    ・シェル(シェ)
    ・ユディル(ユデ)
    ・レオ(レオ)
    ・レイルン(レイ)
    ・シュライク(シュ)
    ・シオン(シオ)
    ・広場の観客たち(観客)

     本番前
     サンテルクロスの吟遊広場で、
     エグゼウス親子が詩魔法の練習をし、
     仲間たちと日常を広げたこと。

    (天の声)これは、スペリアル・サガという物語が始まる十ヶ月前の出来事である。

    (劇詩)「おっと、みんな。シィ〜、静かに。上手に隠れて待っていてね。なになに、そもそも君は誰かって? 僕は劇詩筆記者、ポエトリードラマ・コピーストさ。仕事はね……おっ、いたいた! 飯の種の吟遊詩人だ。すぐにメモをする準備をしなきゃ。仕事はね、すぐに分かるから、よく耳を澄ませて聞いていてね」
    (吟遊)「とおい遠い時代の話、むかし昔の世界の中に、言葉の呪文を唱える詩人がこの世の中にはいたという。彼らは呪文を自由に扱いこの世のすべてを自在に使い、いつしか“詩魔法使い”と言われて語って継がれてきたという。この物語は二人の詩人の日常綴った一つの劇詩。詩歌を唱える練習していた詩魔法使いが残した話。ユディルとシェルのエグゼウス家の詩による魔法の物語」

    (劇詩)「……なるほどね。とおい遠い時代の話……と。記憶力には自信があるから一文字一句も漏らさずにいけるのが僕の一番の特徴。僕の仕事はね、あそこにいる吟遊詩人の言葉を聞いて、彼らが歌い継ぐ物語をコピーしてたくさんの人たちにエンターテイメントとして届けることさ。書き写して本にして残す! 歌って語り継げるようにする! そんな最高にファンタスティックな商売さ!」

    (シェ)「お父さん、またいるわよ。あの人」

    (ユデ)「あぁ、吟遊詩人の隣で隠れているつもりの男か。わしの詩魔法でこの世から消し去ってくれようか?」

    (シェ)「えぇっ? そこまでしなくても! でもなんていうの、あぁいうのって最近ではストーカーって言うのよね。あたし的にはメモメモマンっていう愛称で親しんでいるけど」

    (ユデ)「集中力が削がれるならやはり詩魔法の練習の邪魔だろう。サンテルクロス出身の者でもなさそうだし、やはり消し去って——」

    (劇詩)「——それでいて最高にデンジャラスな職業でもあるのさ! 分かったかな? それじゃ、今日のところはすぐに逃げるから。この世からまだ消えるわけにはいかないからね。僕には大事な仕事がまだまだたくさん待っている。あのシェルって女の物語を書き写して、歌い残して、一冊の本にするのが僕の夢だからさ!」

    (シェ)「あ、柱に隠れたわ。ガンダルシアのスパイかしら?」

    (ユデ)「だとしたら、ますますただでは殺せんな。拷問した上で闇の彼方に葬って——」

    (シェ)「——あらら、お父さんが睨むから慌てて逃げちゃったわ」

    (シュ)「ユディル! ガンダルシアの奴なら捕らえてぶち殺すが!」

    (シオ)「シュライク雄師、よく見てください! 彼は何かメモを残して去ったようですよ。それにすぐに乱暴をするような発言はしないでください。怖いです……」

    (レオ)「バ〜カ! バ〜カ! シュライクのバ〜カ! まっ、おまえのバカさ加減のおかげでシェルは俺の妻になったってわけだが〜」

    (シュ)「なんだとレオォ! 俺様をバカ呼ばわり——」

    (シオ)「——はい、このメモです」

    (シュ)「はっ? お、俺が……」

    (レオ)「はい、シオン君から手渡されたそのメモを読んでください。シュライク君」

    (シュ)「お、お、俺は……俺は文字が……」

    (レオ)「……ま、まさか読めないんでちゅかぁ? まさか史上最強のスペリアル、ユディル・エグゼウス様を守る英雄を務める天下のシュライク・シュダークス様は文字を読めないんでちゅか〜? それってバカ以外の何とお呼びすればいいんでちゅかねぇ〜?」

    (シュ)「こ、この野郎! 文字なんて読めなくても俺様にはこの拳と身体があればなぁ——」

    (レイ)「——はいはい、そこまで。言葉の呪文を唱えるのは私たち詩魔法使いの本分。戦闘に入ったら詠唱中、無防備になる私たちを守るのがあなたたち英雄の本分。ケンカっ早いところを直さないと、お互い肝心なところで痛い目を見ますよ」

    (シオ)「レイルン詩師が言いますと、説得力が違いますね。それではレオ雄師、お願いします」

    (レオ)「はっ? 今度は、お、俺か……」

    (レイ)「レオ、早く」

    (シオ)「大きな声で、ユディル詩師とシェル詩徒がいるところまでメモのことを」

    (シュ)「……あれれぇ? まさか史上最高のスペリアル、レイルン・サンの英雄のレオ・ウルワッカ殿も文字を読めないってかぁ? 他人様をバカ呼ばわりした分、バカ度が倍増して伝わってくるぜぇ! ブワッハッハッハァ〜!」

    (レオ)「こ、これくれぇ読めるよ! あぁ、うん、(スペサガ、応援してくれよな!)っていうようなことが書いてあるぜ!」

    (シオ)「違いますよ。(舞台は始鳥大陸エルフレア。その中心地サンテルクロス国。主役はこの人たちさ。みんな、特にあのひまわりのような髪の毛の女に注目してくれ!)と書かれてあるんですよ」

    (シュ)「ブハハァ! レオってバカ野郎を封鎖できませんだぁ!」

    (レイ)「クソミソと言いますか、どんぐりの背比べと言いますか。これ以上醜態を晒すと私まで一部と思われるので止めてください。ところでスペサガって何ですか?」

    (三人)「知らな〜い」

    (レイ)「では、この地がエルフレアの中心、サンテルクロスであるのはみんな知っていますね。主役はこの人たちっていうのはどんな意味があるのでしょうか?」

    (三人)「分かんな〜い」

    (レイ)「それでは、ひまわりのような髪の毛の女というのは——」

    (三人)「——シェル・エグゼウス!」

    (シェ)「……な、何よ、みんな急にあたしの名前を叫んで……」

    (ユデ)「シェル、構うな。練習に戻るぞ。わしが口を酸っぱくして昔から教えた闇夜を広げよ。サンテルクロス国の詩魔法使いの基礎はここからだ」

    (シェ)「分かったわよ……それじゃぁいくわよ」

    「星の欠片(かけら)の単語を集め 想いで繋いで星座に変えて

     白紙の夜空に詩となり広がり流れる言葉の天(あま)の川(がわ)」

    (ユデ)「ストップ。わしなら詩魔法の効果を強調するために、“星の”の部分から一連の節々にもっとアクセントを付けるが」

    (シェ)「あたしの解釈は違うわ。ここは宇宙を壮大に広げる大河の流れを表現しているのだから、流れを大切にして読むべきだと思うわ」

    (ユデ)「重要なのはタイトルを唱えた時に発動する魔法の効果だろう。強さを強調しろ」

    (シェ)「強調するのは優しさよ。お父さん、見ててよ。魔法が発動した時、生まれる広がりはこっちの読みの方が高いから」

    (ユデ)「ほぉ、ではやってみろ」

    (シェ)
    「星の欠片(かけら)の単語を集め 想いで繋いで星座に変えて
     白紙の夜空に詩となり広がり流れる言葉の天(あま)の川(がわ)

     彼方(かなた)に広がる数多(あまた)の星から 彼の名の身体の星図を書こう
     科学の技術じゃ解明できない果てない世界へ導くように」

    (ユデ)「ストップ! イントネーションとプロミネンス、この二点も甘い! それではガンダルシアが攻め込んで来た時、敵を制圧するほどの効果は——」

    (シェ)「——だからお父さん! 効果とか結果ばかりに気を取られないでよ! この歌は次なる詩魔法の前の段階で宇宙を広げるために読む詩魔法よ? 二段階目の前置きなんだし、敵対する者との戦いばかりに気を取られて——」

    (ユデ)「——取られておらんといざという時、誰がおまえの身を守るのだ? わしは昔から実践的かつ有用的に詩魔法をおまえのために——」

    (シェ)「——あたしのために? じゃなくてサンテルクロスを守るために、でしょう? それとね、実践的でもなく有用的でもなく、あなたの場合、攻撃的に、というのが正確な言い方だから」

    (ユデ)「親に向かってあなたとはなんだ! わしはおまえの詩魔法使いの師匠でもあるのだぞ。攻撃的な指導方法の何が悪い?」

    (シオ)「……あぁ、また始まりましたね……」

    (レオ)「このやり取り、何十回目だ? 詩魔法の練習になると毎回ケンカになるよな」

    (シュ)「詩魔法のことはよく分からねぇけどよぉ、ユディルが言うならそれが正しいってことじゃねぇかぁ」

    (レイ)「まぁまぁ、ケンカするほど仲が良いって昔からいうじゃありませんか。いつもあぁやってお互いを磨きあってきた親子です。微笑ましく、いつも通り平和的に見守りましょう」

    (シェ)「魔法っていうのはね、もっとロマンに溢れて平和的に物事を解決に導くためにある。あたしが理想とする詩魔法はお父さんとレイルンの——」

    (ユデ)「——レイのようにバカげた言い分をするな! あんな平和的で保守的なお天気女になったらわしが許さんぞ!」

    (レイ)「誰がバカですって! この頑固者の偏屈ジジイ!」

    (ユデ)「ジ……ジジイ? 本当にそうなったらわしはショックでぶっ倒れるくらい嫌いな言われようだな!」

    (シュ)「……やべぇ、珍しくレイルンがブチ切れた……」

    (レオ)「だってよ! ジジイ! シェルをあまり困らせたら俺が許さねぇぞ〜」

    (シュ)「んだと、レオ、てめぇユディルをジジイ呼ばわりしやがったなぁ!」

    (ユデ)「レイ、わしがジジイならおまえも立派なババアじゃろうが! いつか詩闘で白黒付けてみせようか?」

    (観客)「なぁ、詩闘ってなんだべさ?」

    (観客)「おまえ知らねぇのか? 詩魔法使い同士の魔法対決を詩闘っていうんだがや」

    (観客)「え、じゃぁ、ユディル様とレイルン様がその詩闘をして詩魔法対決をしたらどちらが勝つのかしら?」

    (観客)「男としては見逃せねぇカードだなぁ!」

    (観客)「見てぇべ、見てぇべ!」

    (シオ)「……あぁもう! レオ雄師も火に油を注がないでください! それにシュライク雄師も挑発に乗らないでください! 周りのお客さんも煽らないでください!」

    (シュ)「詩闘をしたらユディルが勝つに決まってるべ」

    (レオ)「なんだこの野郎、文字も読めねぇバカなくせに。俺ともここで白黒付けようってのか?」

    (観客)「おっ、シュライク様とレオ様も英雄同士の対決を……」

    (観客)「これも男としては見逃せねぇカードだなぁ!」

    (観客)「女だって見たら興奮するわよ!」

    (観客)「わしもじゃ、わしもじゃ!」

    (観客)「僕も僕もぉ!」

    (シオ)「みんないい加減にしてください! 今日はサンテルクロスの詩魔法使いの日常をお見せするのが本題です。僕たちが敵対するならガンダルシア国だし、仲間内で敵対し合うことなんて絶対にありえませんから!」

    (観客)「……そ、そうだな……」

    (一同)「……危ねぇ危ねぇ、危うく一触即発だったぜ」

    (シェ)「もう、あんまり驚かせないでよね」

    (観客)「……ほっ……」

    (劇詩)「みんな、これ、全部盛大なフラグですから!」

    (シオ)「おまえまだ居たのか、これでもくらえ!」

    (劇詩)「痛ぇ! お尻刺されたぁ! しばらく椅子に座って仕事ができな——」

    (シオ)「——しっしっ、あんまりしつこいと出禁にしますよ」

    (劇詩)「ひえぇえぇ……そんじゃ、みんな、今度こそまったねぇ〜。第二の主役、劇詩筆記者でした〜。僕のパート、物語の中で超重要になってくるから、ちょっと退屈だからって飛ばして読んだら泣いちゃうからなぁ!」

    (全員)「しっしっ! どっか行けぇ〜」

    (劇詩)「ひえぇ〜! ばはは〜い!」

    (ユデ)「さて、騒々しいのが去ったことだし、練習を再開するか」

    (シェ)「今日、初めて意見が一致したわね。とにかく最後まで詩魔法を歌わせて。お客さんもそろそろそれを見たがっているから」

    (観客)「ヒュー! ヒュー! 早く見た〜い!」

    (ユデ)「……ずいぶんとサービス精神が旺盛な娘に育ったものだのぉ。よかろう。歌ってみよ」

    (シェ)
    「星の欠片(かけら)の単語を集め 想いで繋いで星座に変えて
     白紙の夜空に詩となり広がり流れる言葉の天(あま)の川(がわ)

     彼方(かなた)に広がる数多(あまた)の星から 彼の名の身体の星図を書こう
     科学の技術じゃ解明できない果てない世界へ導くように

     天まで向かってアンテナ伸ばして 曇らぬ視界で夜空を見上げ
     閃き降らせる流星群までさらなる願いの言葉をかけて

     この目に見えない光を求めて 天文台へと走っていこう
     数字の結果じゃ解答できない絶えない違いを繋げるために

     瞳のレンズを澄まして閉じて 遥かな宇宙を覗いてみよう
     静かに広がる内なる景色に高まる鼓動を響かせながら」

    (シェ)「輝け、宇宙(そら)の詩(うた)」

    (観客)「おぉおぉぉ〜!」

    (シオ)「……うわぁ、真昼の青空が一面、きらきら星の輝く夜空に変わりました!」

    (レオ)「昼間に見るプラネタリウムも悪くねぇな」

    (シュ)「いつ見ても、シェルの詩魔法はロマンチックだなぁ」

    (レイ)「アクセント、イントネーション、プロミネンス、すべてが優しさに特化をして広がりを持たせることに成功しています。シェル、見事な詩魔法ですよ」

    (ユデ)「……ふん! 確かに、こと広がりと包み込む感覚において、おまえの言うことは正しかったようだな。この闇夜からおまえの詩魔法の真骨頂は発揮できる。次なる詠唱にこそ朗読技術を強めた攻撃性を含んでいるとみて間違いないのだな?」

    (シェ)「えぇ、その通りよ。今ここで披露したらこの地に流星が降り注いでみ〜んな頭打って気絶しちゃうから、そこまではしないけどね」

    (ユデ)「いや、そこまでしろ。これはガンダルシアから襲撃された際の実戦訓練も兼ねている。詩魔法はタイトルさえ言わなければ発動せん。寸止めで終えれば事なかれだ。わしが予測してやろう。あの宇宙空間に広げた言葉の天の川を流星の如く降らせるのが先の魔法の準備段階における目的だろう?」

    (シェ)「……さ、さすがあたしのお父さんね。すべてお見通しってわけね」

    (ユデ)「ユディルの娘と言われる女だ。手に取るように分かる。その前に詩闘における重要技術、返歌とタッグを組んで詩魔法を唱える共唱の練習もするか?」

    (シェ)「……え、えぇ、もちろん。返歌と共唱ね。前からやってみたかったのよ。さっそく練習しましょう」

    (ユデ)「どうした? 何か具合が悪そうだが」

    (シェ)「そ、そんなことないわよ。お父さんが倒れないように、あたしなりに色々配慮しているのよ」

    (ユデ)「はっ! おまえの流星でかのぉ? そこまで耄碌(もうろく)しておらんわ。わしが倒れるなど万が一にありえん。では、まず返歌の練習から始めるぞ」

    (シェ)「分かったわ」

    (シオ)「最近のシェル詩徒の調子は本当におかしいですね……」

    (レイ)「えぇ、おかしいですねぇ……」

    (レオ)「おかしいなぁ」

    (シュ)「なんでおかしいんだぁ?」

    (レイ)「考えても仕方ないし、二人が練習を頑張っている間、私たちはお昼ご飯にしましょうか。宇宙の詩の隙間の青空から入る光が程良い明かりになっていますし」

    (一同)「おぉ〜! 賛成〜!」

    (レイ)「今日のお弁当は誰が作ってくれたのかしら?」

    (レオ)「イッツ・マイ・ワイフ! シェルだ!」

    (レイ)「……えっ……」

    (シオ)「へぇ〜、僕、シェル詩徒の手料理初めてです。いただきます」

    (シュ)「俺も初めてだ。わくわくするぜ。おにぎりにサンドイッチ、焼肉にスパゲティ、それにデザートはきなこ餅と餡蜜か? 俺が好きなものばかりじゃねぇか! 先にいただく……うっ……」

    (レオ)「どうした? シュライク、腹減ってるんだろ、遠慮なく食っていいぞ」

    (シュ)「……おまえ、これ……食ってみろ……」

    (レオ)「あぁ、いいぜ。もぐもぐ……うん、いつもと同じ味だ」

    (シュ)「……こ、これがいつもの味なのか?」

    (レオ)「これが我が家の味ってやつだ。さぁっ、レイとシオンも食べな」

    (レイ)「……は、はい、いただきま……うっ……」

    (シオ)「皆さん、そんなに美味しいのですか? 固まるくらい感動的な味だなんて。僕もいただきます。もぐもぐ……うっ……」

    (レイ)「(ジェスチャーで)シオン、吐いちゃダメ。シェルが傷付くから……」

    (シオ)「(ジェスチャーで)一体何をどうしたらこんなに不味い料理が作れるのですか……凶悪な魔法のようですよ……」

    (レオ)「そうかそうか、みんな涙を流すくらい美味しいってか。後でシェルが聞いたら喜ぶだろうなぁ。シュライクも俺との恋のライバル勝負に勝っていたらこんな料理が毎日食べられたんだぜ。残念だなぁ」

    (シュ)「(ジェスチャーで)シェルのためにも、この闇鍋のような手料理を食べねぇと……」

    (レイ)「(ジェスチャーで)それはダメ、全員死んじゃうわ。いくら魔法の才能があるからって、料理の才能にまで恵まれてはいないようね……」

    (シオ)「(ジェスチャーで)僕にはレオ雄師の味覚がどうなっているのかが不思議でなりません……」

    (レオ)「幸せだなぁ。みんなとこうして一緒にご飯が食べられるなんて。シェルはいつも言っているぜ、瞬間の感情の爆発こそが詩魔法の原動力だ。料理も同じ。瞬間的に何を入れるか、その都度インスピレーションで決めるのが美味しさの秘訣だってな」

    (一同)「(ジェスチャーで)……そのせいだ!」

    (シオ)「……こ、こんな幸せがいつまでも続くといいですね」

    (レイ)「……えぇ、続くわよ。きっと。あの親子のやりとりが実戦で使われる日が来ないように祈りましょう……」

    (ユデ)「そう、そこでイントネーションを付けて! いかん、そこはポーズが足りておらん! 英雄との連携を仮想してチェンジオブペースも自在に扱えるようにならんといかん。アクセントは良いが間を取って、表現力に磨きをかけんと発動時に理想的な魔法が実現せんぞ!」

    (シェ)「……はぁ……はぁ……」

    (ユデ)「シェル、本当にどうした? 前はこれしきのことで疲れるようなことはなかったぞ」

    (シェ)「……いえ……うん、まぁね。考え事が多くて……」

    (ユデ)「考え事とは何だ?」

    (シェ)「いや、あのね、世の中に魔法は色々あるかもしれないけれど、どうしてあたしたちの魔法はこんなに真面目に魔法&魔法しているのかなって思ったりして……」

    (ユデ)「それがわしらの売りだろう」

    (シェ)「そうね、魔法が売りだものね」

    (ユデ)「そうだ、魔法使いの決定版を目指すのだ!」

    (シェ)「よっ、詩人の王!」

    (ユデ)「詩人王にわしはなる!(ドン!)」

    (シェ)「ちょ、ちょっとお父さん、大きな会社に目を付けられるような発言をしちゃいけないわよ!」

    (ユデ)「なんのことかのぉ、わしは言いたいことを言っただけだがのぉ〜」

    (劇詩)「(遠くから)ここだけの話、あの初老のダンディーな詩魔法使い、後で詩人の王って呼ばれる活躍をするからね。良い意味でも、悪い意味でも!」

    (ユデ)「しかし、えぇのぉ。どこぞの世界の魔法使いはたった一言、“ペネロペクルース!”とか言うだけで魔法が成立して発動しよる。わしらの魔法はもっと長く、現実的で共感される——」

    (シェ)「——お父さん! だからそんなこと言うと今度は世界を敵に回すことになるってば! ただでさえ今後、物語の世界中と読者と視聴者を敵に回すっていうのに!」

    (ユデ)「こら! おまえこそネタバレしたらあかんじゃろうが!」

    (シェ)「だってさ、どこかの世界の魔法使いなんて言葉を逆さまにして唱えるだけなのよ? 割りが合わないわよ。手間暇と愛情のかけ方はあたしたちの方が——」

    (ユデ)「——おいおい! おまえこそあの某有名スタジオを敵に回す気か! わしら潰されるぞ?」

    (シェ)「え? あたし、別に何も言ってないわよ」

    (ユデ)「まぁ、とにかくだ。わしらがどれだけ高度な技術の上に魔法を唱えておるか、詩という魔法で戦う覚悟を持っておるのか、それを証明するよう先の魔法のオチを聞かせろ」

    (シェ)「え? いいの?」

    (ユデ)「魔法のタイトルを寸止めすれば詩魔法は発動、つまり彩響せん。いいか、寸止めで終わらすのだぞ? 絶対だぞ?」

    (シェ)「分かったわ。絶対ね。それじゃぁ歌うわよ」
    「これからあなたにいっぱい降らせる 詩篇の破片の流星群
     どこからともなく流れて落ちてく内なる宇宙の欠片をあげる

     願って充填、放って一閃 直撃させてくレーザービーム
     丸ではなくって四角い形で輝く尾を引く石版投げて

     その身に広がる暗闇切り裂き 溜め息ばかりの大気を射抜き
     ここからキラキラその目に降らせる、あなたの星へと落としてあげる

     空って見たって詩なんて見たって 何にもならないだろうと言って
     画面の仮面をかぶってしまって届きはしないと思ったその目

     そのままこの場の言葉に向かって 夜明けが来るまで見つめていてね
     あなたの中へと一つは当たれとここから願いをかけるから」
    「降り注げ——」

    (観客)「——あぁあぁぁあぁぁぁ!」

    (ユデ)「——うおぉおぉぉおぉぉ! おまえなぁ、わしらとこの地を殺して壊す気か?」

    (シェ)「……ごめん、ごめん、いやぁ、ついつい流れで。えへへっ。ここまで歌うと、タイトルまで言いたくなっちゃうんだもん」

    (ユデ)「そういうのはな、いつか映画館の応援上映にでもなったら観客たちと一緒に歌って叶えてくれ。いいか? ここでは勘弁してくれ……」

    (シェ)「分かったわよ。我慢する——」

    (シュ)「——あぁあぁぁ、もぉ、俺はもう我慢ならねぇえぇぇ! こんな不味いメシは食えたもんじゃねぇ! レオ、おまえの舌と頭、どうかなってんじゃねぇのかぁ?」

    (レオ)「……おい、今、なんつった? シェルが朝からルンルン気分で頑張って作った手料理が不味いって言ったのか?」

    (シェ)「……えっ?」

    (シュ)「あぁ、そうだべ! こんな不味い料理、サンテルクロス史上初だなぁ。さっきから無理やり食べさせられて幸せ気分を出してやっていたがもう我慢の限界だって言ったんだよ!」

    (レオ)「……ま、まぁ、味の好みは合う、合わないがあるからな。お〜い、シェル、気にするなよぉ〜。レイとシオンは美味しかったよな?」

    (レイ)「……うっ……」

    (シオ)「……あ、ちょっと……」

    (シェ)「……えぇっ?」

    (シュ)「シェル! おまえレオに魔法をかけて無理やり自分の料理を美味しく勘違いさせてるんだろ? そうじゃないと、こんな不味いもんを食わせることは不可能——」

    (レオ)「——てめぇシュライク! ちょっとツラ貸せやコラ!」

    (シュ)「あぁ、貸してやるよぉ! どけおまえら、これからこの広場はリングに変わるぞぉ!」

    (観客)「シュ、シュライク様とレオ様がついに決闘を……」

    (観客)「こりゃ最高のカードだなぁ!」

    (観客)「レイルン様! 止めないと取り返しの付かないことになりますわ!」

    (観客)「見たいような……でも絶対見ちゃだめなような……」

    (観客)「僕も僕もぉ!」

    (レイ)「ちょっと、ってあぁ、私が言っても……シェル! あなたに恋をした二人を止められるのはあなたしかいません。野獣を冷ますのは美女って昔から相場が決まっていますから!」

    (シェ)「……うっ……」

    (シオ)「シェル詩徒? 手料理を食べてもいないのに、なぜ僕たちの気持ちが分かるのですか? 吐きそうになってつらそうです……」

    (レオ)「……あっ、おまえ、またつわりがひどくなったのか?」

    (一同)「つ、つわり?」

    (ユデ)「……シェル、おまえ、ひょっとして最近体調がおかしいのは——」

    (シオ)「——ユディル詩師! シュライク雄師がレオ雄師に向かって魔導具で殴りかかろうとしています! やばいです……本気の殺し合いを始めようとしています!」

    (ユデ)「……あぁもう! とんでもない状況でとんでもないことをおっ始めおったな! シオン、わしでも詠唱には時間がかかる。止めるのは不可能——」

    (シェ)「——じゃないわ。昔からレイルン詩師とお父さんから口を酸っぱく言われ続けた言葉、分かる?」

    (ユデ)「あぁ、詩魔法に——」

    (シェ)「——不可能の文字はない」

    (ユデ)「だがどうやって……」

    (シェ)「……あたしの料理が不味かったって、本当?」

    (ユデ)「……そ、それは……レイと共にタブーとされて……」

    (シェ)「……あら、そうだったの……」

    (ユデ)「……ま、まさか料理の評価に対して怒っているのか? それとも二人を本気で止めたいから落とすのか?」

    (シェ)「……えぇ、えぇ! どっちも正解よぉ。それにねぇ、この話の落とし所は流星っていうのもまた、一興って思わない〜?」

    (ユデ)「いいぞ、我が娘よ! より強いその負の感情がより強い詩魔法の原動力となる——」

    (シェ)「——お父さん。あたしが前から体調がおかしかった理由を教えてあげる。そうよ、妊娠したの」

    (ユデ)「……ふへぁっ?」

    (シオ)「シェル詩徒! もう時間がありません! この話のオチを魔法で落として付けましょう!」

    (シェ)「ガッテン了解、いっくわよぉ〜」

    「降り注げ、流星の詩」

    (吟遊)「詩魔法彩響(さいきょう)、彼女が翳(かざ)した粒子を放った詩集を下ろし、言葉の呪文が命じた通りに単語になってる流星が降り、百人以上の広場の客へと数百文字もの石板当たり、この地に言葉の流星群呼びケンカを無力化させてった。

    (観客)「言葉の——」

    (観客)「——隕石が降ってくるぞぉ!」

    (観客)「きゃぁあぁぁあぁぁぁ!」

    (観客)「うわぁあぁぁあぁぁぁ!」

    (観客)「何が日常だぁ! このバカ親子がぁ!」

    (シオ)「そんなこと言うと、特に当たりやすく……あ、当たりましたね」

    (レイ)「あらあら、シュライクにも後頭部から直撃しました。あらっ、夫のレオにも当たっちゃいましたね。ですが目的通り、二人の大ゲンカは止まりました。素晴らしい詩魔法のできです。私はシェルのことを……あばぁあぁぁ!」

    (シオ)「あぁあぁぁあぁぁぁ! レイルン詩師ぃいぃぃいぃぃぃ! 顔面にぃいぃぃ、クリーンヒットォオォォオォォォ!」

    (ユデ)「……わしには当たらん……わしには当たらん……ぶつぶつ……」

    (シオ)「……もう広場も柱も砕けて壊れて、お客さんたちは阿鼻叫喚で……物凄い日常をお届けしちゃいましたね! しかし、さすがユディル詩師です。シェル詩徒の愛情のおかげか、確かに流星などには当たりませんね!」

    (ユデ)「……だから言うただろう。わしが倒れるなど万が一にありえんとな……それよりシェル、こ、こんな時に聞くのもなんだが、先の話は本当か?」

    (シェ)「そうよ! あ・た・し、に・ん・し・ん・し・た・の! お父さんは、これから、お・じ・い・ちゃ・ん・に・なるのよぉ!」

    (ユデ)「……ふぁあぁあぁぁっ?」

    (シオ)「……あ、ユディル詩師、ショックで普通に倒れました。まさかそんな……えっ、てことは順番的に次は……」

    (観客)「おい! この隕石の魔法、女子供も見境ねぇぞぉ! 早く逃げろぉ!」

    (シオ)「……えぇ……まさか、僕まだ十三歳なのに、そんな子供に残酷なことをするようなことは……うぎゃぁあぁぁあぁぁぁ!」

    (劇詩)「(遠くから)これはまた凄い物語の誕生秘話が書けそうだな。大人も子供も、男も女も、老人さえも、み〜んな等しく降る流星のように楽しめる作品に仕上げてみせるからね。それじゃっ、最後に遠くからこの紙飛行機を投げてと……メッセージ送信完了。後は頼んだよ、シェル・エグゼウス!」

    (シェ)「さてと、流星の詩もあたしの機嫌と同時に収まったし、みんなを起こして日常に戻ろうかしら。あ痛っ、なにこれ? 頭に当たったこれ、ん、紙飛行機? なになに、中に何かメモ書きが残されているわね。読んでみようかしら」

    (劇詩)「(メモ書き回想)この詩魔法使いたちが繰り広げる魔法で描いた魔法の物語。僕は絶対一冊の本にして朗読と一緒にみんなに読み聞きしてもらえるよう頑張るよ。まだ誰も見たことも聞いたこともない朗読一大エンターテイメントの始まりだ! 本はアマゾンや楽天の通販でも購入できるからね。朗読音源は著作本に載せられているQRコードのリンク先「未完文楽団」っていうホームページやユーチューブで視聴できるから、本と一緒に楽しんでくれ! 僕の名前? う〜ん、まぁ、竹馬タケルってことで、好きに検索をしたりツイッターで情報をゲットしてくれよな! それじゃぁ、シェル、この話が始まる前、僕の話題から広がった君の物語のタイトルを最後に唱えてみんなに作品の魅力をビシッと締めて伝えてくれ!」

    (シェ)「吟遊詩人の近くにいつも一緒にいるメモメモマンから広がった話……あぁ、あれのことね」

    【ここからシェルの回想】

    (シオ)「それにしても、ユディル詩師とシェル詩徒が詩魔法の練習を始めようとすると、いつも自然と人が寄ってきますね」

    (レオ)「そりゃぁおまえ、この魔法は華とロマンがあるからな」

    (レイ)「市民にお客さんに、あらあら、いつもの吟遊詩人さんもいますわね。本当、毎日切磋琢磨をして私たちの人生の記録をしてくださって、感謝に尽きません」

    (シェ)「集まったわね。今日はね、みんなのためにとっておきのものを作っておいたから、後でビックリしてね」

    (シュ)「なんだぁなんだぁ? また新しい魔法か何かかぁ?」

    (シェ)「それはね、とっておきのひ・み・つ」

    (ユデ)「お〜い、発声練習は済んだぞ。詩魔法の練習の準備はできたか〜?」

    (シェ)「は〜い。その前にさ、お父さん。あたしたちの物語が吟遊詩人のお姉さんに語り継がれたらどんな名前になるかしら?」

    (ユデ)「そりゃぁ、ユディル伝説だろう」

    (シュ)「俺も混ぜろぉ!」

    (ユデ)「となると、ユディルとシュライク戦記といったところかのぉ」

    (レイ)「あらやだ、私もその中に入れてくださいよ」

    (シオ)「それならスペリアルたちの物語ということになりますね」

    (レオ)「シェルも間違いなく未来の親父様の跡を継ぐスペリアルの後継者だしなぁ!」

    (シュ)「……俺には難しいことは分からねぇが、てぇことは題名はスペリアル物語ってことになるのかぁ?」

    (シェ)「もっとスリムにして、スペリアル・サガなんてどうかしら?」

    (一同)「それいいねぇ!」

    (観客)「賛成!」

    (吟遊)「(歌いながら)物語のぉ〜タイトル〜決定ぃ〜」

    (レイ)「スペサガなんて愛称でみんなから親しまれるといいわねぇ」

    (一同)「それもいいねぇ!」

    (観客)「大賛成!」

    (吟遊)「(歌いながら)物語のぉ〜愛称もぉ〜決定ぃ〜」

    【シェルの回想ここで終わり】

    (シェ)「ハッピーエンドの物語になるといいわねぇ。それじゃぁ、みんなぶっ倒れているからあたしが最後に魔法のタイトルを唱えるように作品のタイトルを言わせてもらうわね」
    「見て」
    「聴いて」
    「楽しんでね」
    「スペリアル・サガ!」

                   おしまい



    2020.02.05

    スペリアル・サガ人物紹介&裏設定:11

    ガルム・オベルの裏設定


    オベル将軍のラフ画(イラスト:新條漸)

    製作パターンとしてはリンガ同様、キャララフ後半に「このキャラは自由に造形お願いします」と資料だけをお渡しして生まれたキャラ。ゴリラっぽいというが、アフリカ系の黒人的な感じになって作者は非常に満足している。特にお団子頭とタラコ唇がキュート。

    haracter back setting
    『スペサガ キャラクター裏設定:11』

     第11回目のキャラクター裏設定は、
     レウス・ケルベルが最も信頼を置く部下であり将軍『ガルム・オベル』です。
     少しネタバレしますが、この人物が一番サンテルクロスの民を皆殺しにしていきます。一番の憎まれ役となります。
     それでは、キャラアイコンをドン。

    【ガルム・オベル】


     ガンダルシア軍を束ねる将軍。37歳。非常に好戦的な性格であり、勝利のためなら手段を問わない。ケルベルの分身とも言える軍事の象徴的存在。
     彼の詳しい背景と紹介は本の中の本編の中にあり。
     ここからは本編には書いていないここだけの魅力的な情報を公開。


    ガルム裏設定1いつの時代も社会でも
    こういう人はいます。
     こういう人とはどういう人のことか?
     それは社会のルールやレールに疑うことなく、従って、その中で自分の思うがままに生きる人のこと。
     この一言を聞いて胸がチクッとしたあなた。あなたにはガンダルシア国サイドに就く資格があります。
     だけど、それは悪いことではありません。世に生まれ、社会で生き抜くためには教育を受け、社会人となり、法律を守りながら社会のルールに従って、自分の身の丈に合ったレールに流れて生きていくのが一番楽だと思う。
     ただ、そんな人ばかりだと「新しい価値観」「後の時代や社会に必要な意識」が変わることなく、これから生まれる子供たちが息苦しい世の中ができてしまうのですね。
    ただ生きて、何となく死んでいく。
     そんな人生もありだし、そんな人が大半かもしれませんが、そんな人は増えるべきではない。
    ガルム・オベルというのはそんな人物の象徴。
    恨まれる役割を一手に担うが、この男を打ち倒せるような人物こそが、新しい時代を切り開くに相応しい人物なのかもしれない。


    ガルム裏設定2作者の周りにはこんな人が多かった
     夢も希望もない人生でした。
     作者の周りは自分の生活で精一杯の人たちばかりで、親や親戚、友人からも僕は奇人・変人扱い。
    お父さんに至っては僕が何をしている人なのかも知らないで死にました。
    しかし、人も社会も恨んではいけない。戦国時代では刀で人を斬った分だけ昇進できた。世界大戦の頃はお国のために他国を攻めることを本気で信じて日の丸をかかげて子供を見送った。
    そんな歴史の繰り返しなら、現代社会はお金で悩んだり、差別で苦しんだり、自由に生きていけずに悲しい目に合う人たちを次なる時代に導くことが必要なのではないか?
     って「タケルや、そう思わんか?」って昔お爺ちゃんから教わった気がします(隣のお婆ちゃんの次はお爺ちゃんを使う
     そんな価値観の固定化をした老害の象徴、レウス・ケルベルの生き写し、ガルム・オベル。
    あなたの親や上司、友人の周りに、
    こんな人物が一人でもいませんか?(唐突な問いかけ
    いたらそいつは「オベルだ!」と思って、この男がどうなるかを見届けて下さい。



    ガルム裏設定3新條さんの推しキャラ、智康さんの苦労キャラ
     物語の全容を知らない新條さん。キャラの造形的に一番推しているのがこのガルム・オベル。だそうです。
     さすが修羅場を潜ってきた姉御の感性はすげぇ!ヘ(゚∀゚*)ノヒーハー!!
     そして、何より男性の朗読&声優パートを務めてくれた田中智康さんの声潰しとして有名だったことを忘れてはならない(死んだ戦友を思い出すかのように
     「オベルの声を出したら後の朗読をするまでしばらく時間がかかる」くらい、声を出すのが辛かったそうだ。
     頑張ってくれてありがとうな!!北海道に労いに行くからさ!!
    だから「あのシーン」が来た瞬間は本当に嬉しかったのだろうなぁ、、、。
    と、ちらりふわり思ったり。
    ヒント、
    本の表紙。



    ルールに準ずるのは罪ではない、
    だけど、ルールを守って生きているばかりでは明るい未来は見えない。
    だって、それじゃぁ社会が変わらないということだからね。



     徹底的に勝ちにこだわる容赦なきガルム・オベル。
     この人物も戦前や戦中の価値観をひっさげたまま、
     ひょっとしたら昔の日本のあり方を見せているのかもしれない。


    次回はオベルの側近であり三勇の一人、
    イーサン・ガフガリオンの裏設定に続きます。




    2020.01.21

    今週のタケルと未完文楽団の成長記録#32

    2020年1月21日までのローテーションを振り返る


    今週はこうでした

    ・スペリアル・サガ出版!
    ・ audiobook.jpでスペリアル・サガ配信!
    ・北海道で出版イベント!

    ntil now
    『今までを振り返る』

     今日は2019年12月15日スペリアル・サガが発売2020年1月16日スペリアル・サガがアプリで配信2月8、9日に北海道で出版イベントに参加の報告をします。
     今までで一番大きな成長を遂げた一ヶ月だったと思います。

    1:2019年12月15日スペリアル・サガが発売

    本の表紙と書店に置かれている写真

    文芸社から無事に出版をされて、朗読の配信と共に楽しんでもらえるように完成しました。本屋さんにも置かれ、コツコツと知られている様子がメールで伝わってきました。

     2019年12月15日、スペリアル・サガは無事に出版されました。

     感想も日々いただいており、非常に好調であり好評な反響をいただいております。

     なんと、
    その勢いでオトバンクの『audiobook.jp』というアプリでオーディオブックとして配信が決定する運びになりました。

     う〜む、運が良すぎる、、、。

    100万人の登録者のいるアプリの中に突如新人がポツンと参入したのです。

     どんな扱いでも構いません、、、。ありがたや、ありがたやぁ〜。


    2:2020年1月16日スペリアル・サガがアプリで配信

    『audiobook.jp』で「スペリアル」か「スペリアル・サガ」で検索をすると全章視聴できます。


    右上の上向きのボタンからTwitterやラインで簡単にお知らせ&拡散できます。口コミ拡散、、、よろしくですぅ!


     このようにオトバンクというオーディオブックの会社が運営をするaudiobook.jpというスマホアプリやパソコンからもスペリアル・サガは視聴可能となりました。

     2020年1月16日からの出来事です。
     物凄い早さで大手オーディオブック会社からの配信となりました。ほとんどがベストセラー作品の朗読化をした作品の中で、完全にスペリアル・サガは浮いていますが、オススメもされることもないと思いますが頑張って知っていただけるよう、このチャンスを活かして広めたいと思います!

     はっきりいって、
    YouTubeで聴くよりも通信量は安いし、電気消費量も少ない。新條さんのイラストが見れないのは残念だけど、こっちの方がオススメです!だって、スマホいじりながらスペサガの朗読劇が聴けるのだもの!!

     う〜む、運が良すぎる、、、。

    「スペリアル」
     で検索をするとドド〜ンと21章分配信をされているので、audiobook.jpをダウンロードして楽しんでください。
     もちろん、このホームページにあるスペサガページからも同じクオリティの作品を楽しめます。



     こんな感じでスマホで聴けるんです、、、。オトバンクの代表取締役会長の上田様との3、4年前の話は僕のTwitterをチェックして確認してみてください。ありがたや、ありがたやぁ〜。

    朗読とオーディオブックの業界を盛り上げる、第一歩が進めた!個人的に超嬉しいです!!(o-`ω-o)b .:゚+サンクス♪.:゚+


    3:2月8、9日に北海道で出版イベントに参加
     そして、2月の8日と9日の15:00〜からブックカフェ・8日はラボラトリー・ハコ、9日も15:00〜にバクの事務所朗読会も兼ねて書肆吉成池内GATE6F店で、スペリアル・サガ幻の0章の朗読&出版イベント、作者トーク、サイン会、お飲物代500円でどなたでも参加可能!!
     そんな出版イベントを北海道の石橋玲さんと田中智康さんがエスコートしてくださいました。
     書肆は「しょいちくら」と呼ぶのでしょうか?(あとで調べたところたぶん、「しょし」!)そんな場所で、何人の方が起こしに来るのか分かりませんが、作者の竹馬タケルこと僕も参加させていただくことになりました。

     すっごい楽しみにしています!!

     だって、玲さんたちと打ち上げしたかったし、北海道好きだし、雪まつりの時期だから楽しめるし!!
     参加者0人でも僕はニコニコしながら行きますし、2、3名でも大サービスします(^ω^人) マカセロ!

     ちなみにラッキーなこのブログの読者の北海道在住の方。
     ハリーポッターも最初は初版500部で、今では作者のサイン付きのその本は500万円〜700万円で売れているという事実もあります。

     誤字、脱字がレアで、さらに作者の初期のサインがつくと相当なプレミアとレア度になるので、宝くじを買うよりもチャンスかもぉ!?(誘い込むような顔をしながら

     まぁ、まぁ、そんなことは気にしないで気楽に来てくださいな!
     将来何百万円になるかもしれない僕のサイン付きのスペサガをゲットしたいなら!!(ニヤニヤ

     2018年からよくぞここまで来たなぁ、、、。
     2019年、頑張って制作して本当に良かったなぁ、、、。
     2020年はどうなるのかな?
     予想も付かないほど、勢いが来ている感じがします。運にも恵まれ、人にも恵まれ、ちゃんとした目標もあるので今後やることも明確!アイデアも作品も色々あるから、オトバンクをつんつんして遊ぶぞぉ〜。楽しんで行こうぜぇ〜!!

    僕には夢があるので、その夢を叶えるために、これからも謙虚に、丁寧に、そして時に大胆に朗読とオーディオブックの世界のために貢献していきます。
    もはや夢ではなく立派な目的に変わりました!!


     それではみんなの来週がよい日々でありますように。




    2019.12.08

    スペリアル・サガ人物紹介&裏設定:10

    レウス・ケルベルの裏設定


    ケルベル王のラフ画(イラスト:新條漸)

    どこから見ても、元ホストの帝王という感じ。さすが新條さん。そこに痺れる憧れるぅ!ツリ眉タレ目のX顔。ワイルドダンディなおじ様。見た目的に、一番こんな大人になりたいランキング第一位かもしれない。ユディル共々おじさんを描かせたら実に味わい深くてよい。

    haracter back setting
    『スペサガ キャラクター裏設定:10』

     第10回目のキャラクター裏設定は、
     始鳥大陸エルフレアの最強国家、ガンダルシア国の王『レウス・ケルベル』です。
     何百年も生きているかのような軍事的天才であり覇王となる願望を持ち、大聖域を侵略する炎帝。
     それでは、キャラアイコンをドン。

    【レウス・ケルベル】


     ガンダルシア国の国王。48歳。物信文明マテラス社会を始鳥大陸全土に広めようと勢力を拡大し続けていく戦好きの王。最高の軍事力を誇る大遠征を成功させることによって、サンテルクロス国の滅亡を図る名君であり暴君。
     彼の詳しい背景と紹介は本の中の本編の中にあり。
     ここからは本編には書いていないここだけの魅力的な情報を公開。


    レウス裏設定1悪役と思って書いてはいない
     まさしく裏設定の真髄を書きます。
     作者は保育園の頃、夕方まで一人でいる時間が多かったです。
     その理由は、みんなが3時頃にスクールバスで帰るのに、作者のお母さんは夕方6時まで糸を使って縦横組み合わせて花柄の網物を作る個人工場で働いていたからです。
     だから僕は”仕事”というものを恨みました。僕を一人にしやがって。お母さんを遅くまで自転車漕がせやがって。と。
     お母さんが保育園に来るまでの間、作者は一人、”お母さんといっしょ”を見て歌ったり、レゴブロックで遊んだり、絵を描いたり、人形で物語を作ったり、一人で創作活動に励んでいた。
    この頃の経験が今の自分を作ったのだと今ならよく分かる。
     そして保育園の近くのお母さんの働いていた小さな工場に走って行って、縦横糸を編む光景をずっと眺めていたのが、
    文楽という文体を作るヒントになり、現在に至る。
    というわけだ(ドヤ顔で
    話が大きく逸れたので、上記のタイトルは次に持ち越す。とにかく、お母さんの自転車に乗って、夕日を背負いながら帰ったのが僕の原体験だ。
    仕事を憎み、社会の常識に背く自分はこの時点で着々と育まれていたのであった。



    レウス裏設定2続・悪役と思って書いてはいない
     小学生の頃、お母さんと一緒にスーパーマーケットへ行くのが楽しみだった。
     理由は”100円でガン消し(ガンダム消しゴム。正確には消しゴムではない)”を1つ変えるからだ。今で言うところの”ガチャ”ができるってやつだ。
    その数々のガン消しを集め、
    折りたたみ式の将棋盤の上にキャラを置いて、自分なりの物語を作る。
    ということにはまっていた。
    ここで重要なのは普通の人はガンダムサイドを味方に付けて、敵を倒す物語を作ることに専念をするはずが、作者の場合、”暗黒大将軍”といういわゆる敵キャラを王将の場所に置いて、布陣を強いて戦わせていたのだ。
     本作スペリアル・サガをご覧になって、まず思うのが「幕間の神話や歴史がしんどい」ということかもしれない。だけど、その幕間のすべては後と本作の展開の伏線に繋がっている。
    それはレウスの物語でもあるかのように帰結していく仕組みになっている。
     そう、小さな頃からの癖というか、作者の習性はいわゆる善人ではなく、敵とみなされている人物に感情移入をして、ヴィランを中心として物語が形成されているという構造で成り立っている。
     だからレウス・ケルベルは悪役でも何でもなく、ごく自然に目的を持ったスペリアル・サガという壮大な歴史にとって必要不可欠な国家であり国王の主なのである。


    レウス裏設定3影の主人公
     スペリアル・サガを最後までご拝読とご視聴をしてくれた方には分かると思います。
     この作品の影の主人公はレウスであったということを。
     それくらい彼の歴史は壮大で、膨大で、登場回数こそ少ないものの、常に全体にまとわりつく存在感を遺憾なく発揮している。
     影の主人公はユディルでもレイルンでもある。しかし、それを食う過去とエピソードの持ち主だというのが見るものすべてに伝わる自然と抱く感想となるかもしれない。
    物・金・力を信じる。
    それは現代社会の人にとって当たり前のこと。
    だけど令和という時代に変わったのに、
    そんな価値観のまま暮らしても良いのでしょうか?



    光と闇のスペリアル、
    この二人に人生と運命を翻弄され続ける、加害者であり被害者。
    レウス、あなたにはとても過酷なレールを敷いてしまったね。



     死に物狂いで戦うには理由がある。
     昭和や平成時代の価値観をひっさげたまま、
     新たな時代の数多な価値観の多様性の前に勝つか、負けるか、見せてくれないか?


    次回はレウスの側近であり将軍、
    ガルム・オベルの裏設定に続きます。




    2019.12.01

    スペリアル・サガ人物紹介&裏設定:09

    リンガ・エグゼウスの裏設定


    リンガのラフ画(イラスト:新條漸)

    美魔女な肝っ玉母さん。新條さんに資料だけお渡しして「お任せします」モードにしたところ、予想以上に気合いの入ったシェルの母であり、ユディルの妻に相応しいキャラクターが採用をされた。正直、ビジュアルはシェルより立っている。

    haracter back setting
    『スペサガ キャラクター裏設定:09』

     第9回目のキャラクター裏設定は、
     シェルの母でありユディルの妻『リンガ・エグゼウス』です。
     イラストをいただいて初めてキャラ像を実感できるタイプのキャラクターがいるのだということを学ばせてもらった。
     それでは、キャラアイコンをドン。

    【リンガ・エグゼウス】


     ユディルの妻でありシェルの母親。47歳。夫や娘に自分の意見を忌憚なく差し出すことができる助言の母。
     彼女の詳しい背景と紹介は本の中の本編の中にあり。
     ここからは本編には書いていないここだけの魅力的な情報を公開。


    リンガ裏設定1この女性を主人公にしたいくらいだ
     ユディルの妻を務めるくらいの女性とはどんな人だろうか?
     そんなことを考えもしないで新條さんに資料を送ったところ、「ボン! キュッ! ボン!」の魅力的な美魔女が爆誕。
    あなたが主人公でもいいよ!と推したいほど、キャラクターデザインが好みだ。
     イラストレーター新條さん曰く「脇役ほどインパクトを残すべし」という方向性には大賛成で、正統派の主役級キャラとは別枠の中でもワンポイントが光っている。
     こんな人物がお母さんだからこそ、ユディルとの間に子供ができたのだ。シェルが造形されたのだという説得力がある。こういう美魔女にこそガントレアをはめて悪党をぶん殴って欲しいという本音をここで残しておく。
    出番は決して多くはないが、間違いなくイラストの力でインパクトを残せるであろう。絵のパワーは偉大である。


    リンガ裏設定2将来的にシェルはこうなる?
    なって欲しいですね!
     だけど、それまでシェルは生きられるのかしら。
     自分が造形したシェルがあぁなって、こんなにもキャラクターが色々と広がるとは1年前は予想だにしていなかった。
    色々な出会いに感謝ですよ。
     感謝、感謝。ありがとうの気持ちでいっぱいです。リンガとシェルの違いはおっぱいです。
    なんてね!おじさんだから許してちょ!(40代手前の独身男性の文章


    リンガ裏設定3何気に軍師である
     本編ではこれっぽっちもそんな描写がないのですが、リンガはれっきとしたサンテルクロス軍の元軍師です
     ちなみにこの軍師の才能という設定、ひょっとしたら遠い将来、リンガの孫に受け継がれるかもしれないとだけここに今書いておきます。
     しかし不思議なのはユディルのような男がどうしてリンガのような女性と付き合って、結婚までして、子供を育てられたのだろうか?という疑問を抱いてしまう作者であった。
     たぶん戦場で昔なんかあって、あぁなってこうなっちゃったんでしょうね。
    人と人との縁は不思議なもの。キャラクターとキャラクターの縁も不思議がいっぱいあった方が楽しいじゃないですか。


    ユディルとシェルに意見を出せる、
    ユディルとシェルを導く肝っ玉母さん、
    お母さんの存在は大きいのだぞ。



     エグゼウスの姓を名乗るのは伊達じゃねぇぜ!
     というわけで、リンガとユディルの出会いの大恋愛スピンオフ作品に乞うご期待!!
     ってやるわけねぇだろぉ!!
     娘が主人公の物語で精一杯なんだよぉおぉぉ!!


    次回からガンダルシア国サイドに移り、
    レウス・ケルベルの裏設定に続きます。




    2019.12.01

    スペリアル・サガが置かれる本屋さん一覧

    12月から下記の書店に置かれます


  • pesaga
    『スペリアル・サガ』

     右の画像が本の表紙です。
     12月から初版は500部刷られて売られるようです。

     ISBN:9784286206325

     本体価格:1000円

     著者名:竹馬タケル

     刊行月:2019年12月



     書店には岐阜と愛知で5冊。他の書店には1冊しか置かれないので、Amazonや楽天のネット通販で買った方が確実であり、楽だと最初に伝えておきます。

     それでは置かれる書店名を北海道から沖縄まで掲載していくぞ!
     住所は自分で調べてくれ!!

     あと、店名の下に著者のどうでもいいイメージコメント文を書くから適当に読んでくれ。

    レッツ、60店舗📕🔥
    全国のスペリアル・サガのある本屋!
    売り切れてたら、ネット通販か書店に頼んで注文だ!!


    01:北海道
    コーチュンフォー 美しが丘店
    札幌市清田区美しが丘一条5丁目2ー1
    「なぜ北海道だけ住所を書くのかいって?それは、この本は北海道から南へ火が点いて燃えていく予定だからさ!!🔥٩(°̀ᗝ°́)و」

    02:宮城
    紀伊國屋書店 仙台店
    「夢の紀伊國屋に置かれるんだ😂ありがてぇ!」

    03:福島
    宮脇書店 ヨークタウン野田店
    「ハンターハンターのヨークシンと間違えないで😢」

    04:栃木
    文化堂書店
    「栃木って?東京の横?なんてね!知っているよ!」

    05:群馬
    ブックマンズアカデミー 前橋店
    「群馬って本屋さんあったんだ⁉️エッ(゚Д゚≡゚Д゚;)マジデ?」

    06:埼玉
    よむよむ 草加谷塚駅前店
    「ださいたま、くさいたま?
     いや、スペサガいたまだ!m9`Д´) ビシッ」

    07:千葉
    丸善 津田沼店
    「千葉ってあれでしょ、ディズニーランドのある土地でしょ?」

    08:東京
    三省堂書店 神保町本店
    「三省堂キタぁ〜!岐阜にもあるよぉ〜!!😍」

    09:東京
    丸善 丸の内本店
    「東京のみんな、初版の争奪戦頑張ってくれ。プレミアになるから」

    10:東京
    リブロ 福生店
    「北海道から南の東京までスペサガの炎は燃え広がるぜぇ🔥」

    11:東京
    フタバ図書 TERA南砂店
    「TERAって呼び方テラかっこいいがやぁ!」

    12:石川
    紀伊國屋 金沢大和店
    「東京からいきなり石川県に飛ぶんかぁ〜い!😲」

    13:福井
    SuperKaBoS 新二の宮店
    「福井のお魚は北海道の次に新鮮で美味しいんだよ🐟」

    14:山梨
    よむよむ フレスポ甲府東店
    「”よむよむ”って読み方可愛い〜❤️」

    15:山梨
    よむよむ 草加谷塚駅前店
    「”よむよむ”って読み方やっぱり可愛い〜❤️」

    16:長野
    平安堂 川中島店
    「昔、長野の女の子と付き合っていたので、
     長野に住んでいたことあるのでこの店知っています😢」

    17:岐阜
    TSUTAYA 大垣店
    「地元の岐阜のツタヤさん!特別に5冊置かれます😙」

    18:岐阜
    自由書房 EX高島屋店
    「高島屋って言えば、高級デパートだぜぇ🏬」

    19:岐阜
    三省堂書店 岐阜店
    「ここにも5冊置かれる! サイン会とかやるならいくよ!㊗️」

    20:岐阜
    カルコス 本店
    「やべぇ、いつも行くすげぇお気に入りのいい本屋さんじゃん!
     何で5冊置いてくれないの!💢」

    21:岐阜
    自由書房 ブックセンター鷺山店
    「ここにも5冊置かれるのは嬉しいんだけどさぁ、、、”さぎやま”だなんて漢字検索して理解するまで30分かかったよ!😡💢」

    22:愛知
    丸善 名古屋セントラルパーク店
    「東京から名古屋へスペサガの炎が移りました〜!!🔥🔥」

    23:愛知
    三省堂書店 名古屋本店
    「5冊置かれます。名古屋のZIPFM毎日聴いています❤️
     ジェームス・ヘイヴンス! 毎日Jブレーク聴いとるがやぁ!」

    24:愛知
    星野書店 近鉄パッセ店
    「ここも5冊!ジェームスのラジオに出演できたらまた夢が叶うな、、、でもジェームス、本とか全然読まなさそうだ😭」

    25:愛知
    こみかるはうす 藤が丘店
    「そもそもラジオに出演できるのってアーティストだから、
     作家とか詩人は無理だよね、、、だよねぇ、、、😖」

    26:愛知
    TSUTAYA 瀬戸店
    「愛知も主戦場になるのかな。多く置いてくれてありがとう!」

    27:滋賀
    本のがんこ堂 石部店
    「ひこにゃんに買ってもらえたら、会いに行ってもいい❗️😸」

    28:京都
    アバンティブックセンター 京都店
    「京都のお寺めぐり大好きだから、
     普通に京都でサイン会とかしたい😙」

    29:大阪
    ジュンク堂書店 大阪本店
    「なんで大阪一件しか置かれないんだよぉ!💢👊😡」

    30:岡山
    宮脇書店 岡山本店
    「関西、中国地方にこの出版社が弱いことが判明しました😂」

    31:高知
    明屋書店 四万十川店
    「うどん食べに、サイン会に行きたいです🍜」

    32:福岡
    明屋書店 小倉沼新町店
    「福岡行ったことないから、行きたい、、、。
     サイン会オファー求む❤️」

    33:福岡
    ブックセンタークエスト 門司大里店
    「大阪から福岡へスペサガの炎は届けられるんやで🔥🔥🔥」

    34:福岡
    紀伊國屋書店 久留米店
    「福岡多いな、、、紀伊國屋さんありがとう😉」

    35:福岡
    紀伊國屋書店 福岡本店
    「初版はレアだから、早い者勝ちだよぉ。福岡のみなさぁ〜ん!」

    36:福岡
    福岡金文堂 志摩店
    「ふ、福岡どんだけ続くんですか、、、(*´∀`;)」

    37:福岡
    明屋書店 くりえいと宗像店
    「ていうか、本当に本って置かれるのかなぁ、、、(¬д¬。)」

    38:福岡
    福岡金文堂 ゆめモール筑後店
    「福岡にご縁が生まれるのかなぁ、、、エッ(゚Д゚≡゚Д゚;)マジデ?」

    39:福岡
    積分館書店 筑紫野店
    「ここまでスペサガが広まればもう十分だよね!
     (後の件に失礼である)」

    40:福岡
    フタバ図書 TERAイオンモール福岡店
    「やっと福岡終わった、、、😹
     テラ書くの疲れたがやぁ!(二度目ネタ)」

    41:佐賀
    紀伊國屋書店 佐賀店
    「SAGAだけに、佐賀でも燃え広がって欲しい〜😙」

    42:佐賀
    TSUTAYA積分館書店 佐大通り店
    「佐賀県にも多く置かれます。サガだけに〜😙」

    43:佐賀
    油屋 本店
    「油屋で本を売ってどないするんですか⁉️😲」

    44:佐賀
    福岡金文堂 イオン唐津店
    「佐賀でスペサガ手にしてもらえると本当に嬉しいな、、、」

    45:長崎
    長崎書店
    「ついに長崎まで来たぜぇ!書店名も分かりやすいっ👼」

    46:熊本
    BOOKSあんとく やまが店
    「くまモンに買ってもらえたら死んでもいい‼️🐻」

    47:熊本
    紀伊國屋書店 熊本光の森店
    「くまモンはひこにゃんと同じくらい好きです‼️🐻」

    48:熊本
    BOOKSあんとく あらお店
    「くまモン‼️スペサガ見て聴いてくれよぉ〜🐻」

    49:大分
    明屋書店 高城店
    「ここからなぜか集中的に大分無双も始まりますΣ( ̄。 ̄ノ)ノ」

    50:大分
    紀伊國屋書店 アミュプラザおおいた店
    「おおいたを平仮名にしているあたりが優しい👍」

    51:大分
    明屋書店 日田店
    「大分って何がある県なのでしょうか?い、行きたいなぁ〜😙」

    52:大分
    明屋書店 コスモタウン店
    「大分でネタを広げるのが難しいと感じながら書いています😱」

    53:大分
    リブロ 別府店
    「頼む!もう大分から離れたい!ネタがない!😱」

    54:大分
    明屋書店 臼杵野田店
    「最後に難しくて調べるのに時間のかかる書店名もってくるんじゃねぇ、大分ぁ!!一番時間かかったじゃないかぁ!
     うすきのだでいいんだな⁉️そう明記して次に行くぞ⁉️」

    55:鹿児島
    諏訪書店
    「ついに鹿児島に到着。鹿児島も行ってみたいな!😍」

    56:鹿児島
    紀伊國屋書店 鹿児島店
    「だから鹿児島からもオファー求むよ。行きたいのよ!😌」

    57:沖縄
    宮脇書店 嘉手納店
    「なぜ、文芸社は沖縄に力を入れるのだろうか。
     店名読めないまま、なんとか調べて「か」を見つけたぞ!😢」

    58:沖縄
    宮脇書店 太陽書房 美里店
    「北海道からついに沖縄へ。長らく旅をした気分です👍」

    59:沖縄
    リウボウブックセンター店
    「正直、沖縄に力を入れるなら、
     縁とゆかりのある北海道にもっと本を置いて欲しかったなぁ!」

    60:沖縄
    宮脇書店 太陽書房 宜野湾店
    「でも、そんな贅沢言えないから、
     北海道から沖縄まで、読んでくれてありがとう😉」



    というわけで、色々書いたけれど計60店舗の紹介を終えました。

    今時みんなネットで本は買いますから、ここに書いても〜。という気持ちもあるけれど、

    やっぱり本を置いてくださる本屋さんがあってこその作家です。

     このように感謝の気持ちを捧げながら、
     スペリアル・サガを置いてくださる本屋さんの一覧を終えます。

    全国の本屋さん、
    置いてくれてありがとうございます。
    呼んでいただければどこへでも飛んでいきます。



    竹馬タケルより😎


    2019.11.29

    ラジオに出演します

    朗読・声優担当の石橋玲さんと田中智康さん


  • 竹馬タケルといいます

     北海道の皆様、よろしくお願いします。
     デビュー前の作家の卵です。
     電話で特別出演するという流れにビックリしていますヘ(゚∀゚*)ノヤッター!

  • APPORO NO1
    『FM81.3MHz さっぽろ村ラジオ』

     読者のみなさま、
     未完ボンジュール。

     そしてリスナーの皆様も、未完文楽ボンジュール!

     12月15日発売&無料視聴公開開始の「スペリアル・サガ」の宣伝を、朗読・声優担当の石橋玲さんと田中智康さんがラジオで勤めてくださる。
     とのことで、ありがたや!ありがたや!の気持ちでいっぱいです。

     11月の29日金曜日、
     午前0時〜3時。
     または木曜日の深夜24時〜27時。
     さっぽろラジオ村
     81.3MHz「網タイツだPON!」


    http://lve.jp/jcCb5GJOHwON/

    という番組で、石橋玲さんと田中智康さんが
    「スペリアル・サガの前日譚である0章」を披露してくださるとのこと!


     しかも、僕こと竹馬タケルが、電話でゲスト出演するかもしれない!?というサプライズな可能性もあり。

     僕にできることは、電話出演で場を盛り上げること(逆になったらすいません)と、0章の朗読と共にラジオリスナー様のために、文章を用意して楽しんでもらうこと!

    だから、このブログに北海道のリスナーの皆様が、玲さんと智康さんが朗読をしてくださる文章を2日くらいまえにアップしておきます。

    どうぞ一緒に楽しんでください

    ラジオのホームページのURLはこちらから

    http://lve.jp/jcCb5GJOHwON/

     上のリンクをクリックすればラジオを聴けます。
     北海道のみなさま、石橋玲さんと田中智康さんをなにとぞよろしくお願いします。

    文章と一緒に、スペリアル・サガ0章のラジオ放送をお楽しみください。
    I LOVE SAPPORO!



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    2019.11.28

    スペリアル・サガ、0章の文章です。

    スペリアル・サガ、12月15日発売&公開です!


    ラジオ:真夜中の電波塔「網タイツだPON!」を聴いてくださる方々へ

    石橋玲さんと田中智康さんの朗読する内容を一緒に楽しもう!

    APPORO NO1!
    『ラジオ:真夜中の電波塔「網タイツだPON!」を聴いてくださる方々へ』

     スペリアル・サガの著者「竹馬タケル」より。
     12月15日に発売のスペリアル・サガのラジオ宣伝を少しでも楽しんでいただくために、北海道最高の朗読家コンビ、石橋玲さんと田中智康さんが読む朗読をいつでもどこでも楽しんでもらいたいっ!
     そのためには竹馬タケルはラジオを聴くみんなと一緒にこの文章を読んでいただきたいっ!

     楽しんでください。どうぞっ!


      第0章 サンテルクロスの詩魔法使いの日常

    【登場人物】
    ・劇詩筆記者(劇詩)
    ・吟遊詩人(吟遊)
    ・シェル(シェ)
    ・ユディル(ユデ)
    ・レオ(レオ)
    ・レイルン(レイ)
    ・シュライク(シュ)
    ・シオン(シオ)
    ・広場の観客たち(観客)

     本番前
     サンテルクロスの吟遊広場で、
     エグゼウス親子が詩魔法の練習をし、
     仲間たちと日常を広げたこと。

    (天の声)これは、スペリアル・サガという物語が始まる十ヶ月前の出来事である。

    (劇詩)「おっと、みんな。シィ〜、静かに。上手に隠れて待っていてね。なになに、そもそも君は誰かって? 僕は劇詩筆記者、ポエトリードラマ・コピーストさ。仕事はね……おっ、いたいた! 飯の種の吟遊詩人だ。すぐにメモをする準備をしなきゃ。仕事はね、すぐに分かるから、よく耳を澄ませて聞いていてね」
    (吟遊)「とおい遠い時代の話、むかし昔の世界の中に、言葉の呪文を唱える詩人がこの世の中にはいたという。彼らは呪文を自由に扱いこの世のすべてを自在に使い、いつしか“詩魔法使い”と言われて語って継がれてきたという。この物語は二人の詩人の日常綴った一つの劇詩。詩歌を唱える練習していた詩魔法使いが残した話。ユディルとシェルのエグゼウス家の詩による魔法の物語」

    (劇詩)「……なるほどね。とおい遠い時代の話……と。記憶力には自信があるから一文字一句も漏らさずにいけるのが僕の一番の特徴。僕の仕事はね、あそこにいる吟遊詩人の言葉を聞いて、彼らが歌い継ぐ物語をコピーしてたくさんの人たちにエンターテイメントとして届けることさ。書き写して本にして残す! 歌って語り継げるようにする! そんな最高にファンタスティックな商売さ!」

    (シェ)「お父さん、またいるわよ。あの人」

    (ユデ)「あぁ、吟遊詩人の隣で隠れているつもりの男か。わしの詩魔法でこの世から消し去ってくれようか?」

    (シェ)「えぇっ? そこまでしなくても! でもなんていうの、あぁいうのって最近ではストーカーって言うのよね。あたし的にはメモメモマンっていう愛称で親しんでいるけど」

    (ユデ)「集中力が削がれるならやはり詩魔法の練習の邪魔だろう。サンテルクロス出身の者でもなさそうだし、やはり消し去って——」

    (劇詩)「——それでいて最高にデンジャラスな職業でもあるのさ! 分かったかな? それじゃ、今日のところはすぐに逃げるから。この世からまだ消えるわけにはいかないからね。僕には大事な仕事がまだまだたくさん待っている。あのシェルって女の物語を書き写して、歌い残して、一冊の本にするのが僕の夢だからさ!」

    (シェ)「あ、柱に隠れたわ。ガンダルシアのスパイかしら?」

    (ユデ)「だとしたら、ますますただでは殺せんな。拷問した上で闇の彼方に葬って——」

    (シェ)「——あらら、お父さんが睨むから慌てて逃げちゃったわ」

    (シュ)「ユディル! ガンダルシアの奴なら捕らえてぶち殺すが!」

    (シオ)「シュライク雄師、よく見てください! 彼は何かメモを残して去ったようですよ。それにすぐに乱暴をするような発言はしないでください。怖いです……」

    (レオ)「バ〜カ! バ〜カ! シュライクのバ〜カ! まっ、おまえのバカさ加減のおかげでシェルは俺の妻になったってわけだが〜」

    (シュ)「なんだとレオォ! 俺様をバカ呼ばわり——」

    (シオ)「——はい、このメモです」

    (シュ)「はっ? お、俺が……」

    (レオ)「はい、シオン君から手渡されたそのメモを読んでください。シュライク君」

    (シュ)「お、お、俺は……俺は文字が……」

    (レオ)「……ま、まさか読めないんでちゅかぁ? まさか史上最強のスペリアル、ユディル・エグゼウス様を守る英雄を務める天下のシュライク・シュダークス様は文字を読めないんでちゅか〜? それってバカ以外の何とお呼びすればいいんでちゅかねぇ〜?」

    (シュ)「こ、この野郎! 文字なんて読めなくても俺様にはこの拳と身体があればなぁ——」

    (レイ)「——はいはい、そこまで。言葉の呪文を唱えるのは私たち詩魔法使いの本分。戦闘に入ったら詠唱中、無防備になる私たちを守るのがあなたたち英雄の本分。ケンカっ早いところを直さないと、お互い肝心なところで痛い目を見ますよ」

    (シオ)「レイルン詩師が言いますと、説得力が違いますね。それではレオ雄師、お願いします」

    (レオ)「はっ? 今度は、お、俺か……」

    (レイ)「レオ、早く」

    (シオ)「大きな声で、ユディル詩師とシェル詩徒がいるところまでメモのことを」

    (シュ)「……あれれぇ? まさか史上最高のスペリアル、レイルン・サンの英雄のレオ・ウルワッカ殿も文字を読めないってかぁ? 他人様をバカ呼ばわりした分、バカ度が倍増して伝わってくるぜぇ! ブワッハッハッハァ〜!」

    (レオ)「こ、これくれぇ読めるよ! あぁ、うん、(スペサガ、応援してくれよな!)っていうようなことが書いてあるぜ!」

    (シオ)「違いますよ。(舞台は始鳥大陸エルフレア。その中心地サンテルクロス国。主役はこの人たちさ。みんな、特にあのひまわりのような髪の毛の女に注目してくれ!)と書かれてあるんですよ」

    (シュ)「ブハハァ! レオってバカ野郎を封鎖できませんだぁ!」

    (レイ)「クソミソと言いますか、どんぐりの背比べと言いますか。これ以上醜態を晒すと私まで一部と思われるので止めてください。ところでスペサガって何ですか?」

    (三人)「知らな〜い」

    (レイ)「では、この地がエルフレアの中心、サンテルクロスであるのはみんな知っていますね。主役はこの人たちっていうのはどんな意味があるのでしょうか?」

    (三人)「分かんな〜い」

    (レイ)「それでは、ひまわりのような髪の毛の女というのは——」

    (三人)「——シェル・エグゼウス!」

    (シェ)「……な、何よ、みんな急にあたしの名前を叫んで……」

    (ユデ)「シェル、構うな。練習に戻るぞ。わしが口を酸っぱくして昔から教えた闇夜を広げよ。サンテルクロス国の詩魔法使いの基礎はここからだ」

    (シェ)「分かったわよ……それじゃぁいくわよ」

    「星の欠片(かけら)の単語を集め 想いで繋いで星座に変えて

     白紙の夜空に詩となり広がり流れる言葉の天(あま)の川(がわ)」

    (ユデ)「ストップ。わしなら詩魔法の効果を強調するために、“星の”の部分から一連の節々にもっとアクセントを付けるが」

    (シェ)「あたしの解釈は違うわ。ここは宇宙を壮大に広げる大河の流れを表現しているのだから、流れを大切にして読むべきだと思うわ」

    (ユデ)「重要なのはタイトルを唱えた時に発動する魔法の効果だろう。強さを強調しろ」

    (シェ)「強調するのは優しさよ。お父さん、見ててよ。魔法が発動した時、生まれる広がりはこっちの読みの方が高いから」

    (ユデ)「ほぉ、ではやってみろ」

    (シェ)
    「星の欠片(かけら)の単語を集め 想いで繋いで星座に変えて
     白紙の夜空に詩となり広がり流れる言葉の天(あま)の川(がわ)

     彼方(かなた)に広がる数多(あまた)の星から 彼の名の身体の星図を書こう
     科学の技術じゃ解明できない果てない世界へ導くように」

    (ユデ)「ストップ! イントネーションとプロミネンス、この二点も甘い! それではガンダルシアが攻め込んで来た時、敵を制圧するほどの効果は——」

    (シェ)「——だからお父さん! 効果とか結果ばかりに気を取られないでよ! この歌は次なる詩魔法の前の段階で宇宙を広げるために読む詩魔法よ? 二段階目の前置きなんだし、敵対する者との戦いばかりに気を取られて——」

    (ユデ)「——取られておらんといざという時、誰がおまえの身を守るのだ? わしは昔から実践的かつ有用的に詩魔法をおまえのために——」

    (シェ)「——あたしのために? じゃなくてサンテルクロスを守るために、でしょう? それとね、実践的でもなく有用的でもなく、あなたの場合、攻撃的に、というのが正確な言い方だから」

    (ユデ)「親に向かってあなたとはなんだ! わしはおまえの詩魔法使いの師匠でもあるのだぞ。攻撃的な指導方法の何が悪い?」

    (シオ)「……あぁ、また始まりましたね……」

    (レオ)「このやり取り、何十回目だ? 詩魔法の練習になると毎回ケンカになるよな」

    (シュ)「詩魔法のことはよく分からねぇけどよぉ、ユディルが言うならそれが正しいってことじゃねぇかぁ」

    (レイ)「まぁまぁ、ケンカするほど仲が良いって昔からいうじゃありませんか。いつもあぁやってお互いを磨きあってきた親子です。微笑ましく、いつも通り平和的に見守りましょう」

    (シェ)「魔法っていうのはね、もっとロマンに溢れて平和的に物事を解決に導くためにある。あたしが理想とする詩魔法はお父さんとレイルンの——」

    (ユデ)「——レイのようにバカげた言い分をするな! あんな平和的で保守的なお天気女になったらわしが許さんぞ!」

    (レイ)「誰がバカですって! この頑固者の偏屈ジジイ!」

    (ユデ)「ジ……ジジイ? 本当にそうなったらわしはショックでぶっ倒れるくらい嫌いな言われようだな!」

    (シュ)「……やべぇ、珍しくレイルンがブチ切れた……」

    (レオ)「だってよ! ジジイ! シェルをあまり困らせたら俺が許さねぇぞ〜」

    (シュ)「んだと、レオ、てめぇユディルをジジイ呼ばわりしやがったなぁ!」

    (ユデ)「レイ、わしがジジイならおまえも立派なババアじゃろうが! いつか詩闘で白黒付けてみせようか?」

    (観客)「なぁ、詩闘ってなんだべさ?」

    (観客)「おまえ知らねぇのか? 詩魔法使い同士の魔法対決を詩闘っていうんだがや」

    (観客)「え、じゃぁ、ユディル様とレイルン様がその詩闘をして詩魔法対決をしたらどちらが勝つのかしら?」

    (観客)「男としては見逃せねぇカードだなぁ!」

    (観客)「見てぇべ、見てぇべ!」

    (シオ)「……あぁもう! レオ雄師も火に油を注がないでください! それにシュライク雄師も挑発に乗らないでください! 周りのお客さんも煽らないでください!」

    (シュ)「詩闘をしたらユディルが勝つに決まってるべ」

    (レオ)「なんだこの野郎、文字も読めねぇバカなくせに。俺ともここで白黒付けようってのか?」

    (観客)「おっ、シュライク様とレオ様も英雄同士の対決を……」

    (観客)「これも男としては見逃せねぇカードだなぁ!」

    (観客)「女だって見たら興奮するわよ!」

    (観客)「わしもじゃ、わしもじゃ!」

    (観客)「僕も僕もぉ!」

    (シオ)「みんないい加減にしてください! 今日はサンテルクロスの詩魔法使いの日常をお見せするのが本題です。僕たちが敵対するならガンダルシア国だし、仲間内で敵対し合うことなんて絶対にありえませんから!」

    (観客)「……そ、そうだな……」

    (一同)「……危ねぇ危ねぇ、危うく一触即発だったぜ」

    (シェ)「もう、あんまり驚かせないでよね」

    (観客)「……ほっ……」

    (劇詩)「みんな、これ、全部盛大なフラグですから!」

    (シオ)「おまえまだ居たのか、これでもくらえ!」

    (劇詩)「痛ぇ! お尻刺されたぁ! しばらく椅子に座って仕事ができな——」

    (シオ)「——しっしっ、あんまりしつこいと出禁にしますよ」

    (劇詩)「ひえぇえぇ……そんじゃ、みんな、今度こそまったねぇ〜。第二の主役、劇詩筆記者でした〜。僕のパート、物語の中で超重要になってくるから、ちょっと退屈だからって飛ばして読んだら泣いちゃうからなぁ!」

    (全員)「しっしっ! どっか行けぇ〜」

    (劇詩)「ひえぇ〜! ばはは〜い!」

    (ユデ)「さて、騒々しいのが去ったことだし、練習を再開するか」

    (シェ)「今日、初めて意見が一致したわね。とにかく最後まで詩魔法を歌わせて。お客さんもそろそろそれを見たがっているから」

    (観客)「ヒュー! ヒュー! 早く見た〜い!」

    (ユデ)「……ずいぶんとサービス精神が旺盛な娘に育ったものだのぉ。よかろう。歌ってみよ」

    (シェ)
    「星の欠片(かけら)の単語を集め 想いで繋いで星座に変えて
     白紙の夜空に詩となり広がり流れる言葉の天(あま)の川(がわ)

     彼方(かなた)に広がる数多(あまた)の星から 彼の名の身体の星図を書こう
     科学の技術じゃ解明できない果てない世界へ導くように

     天まで向かってアンテナ伸ばして 曇らぬ視界で夜空を見上げ
     閃き降らせる流星群までさらなる願いの言葉をかけて

     この目に見えない光を求めて 天文台へと走っていこう
     数字の結果じゃ解答できない絶えない違いを繋げるために

     瞳のレンズを澄まして閉じて 遥かな宇宙を覗いてみよう
     静かに広がる内なる景色に高まる鼓動を響かせながら」

    (シェ)「輝け、宇宙(そら)の詩(うた)」

    (観客)「おぉおぉぉ〜!」

    (シオ)「……うわぁ、真昼の青空が一面、きらきら星の輝く夜空に変わりました!」

    (レオ)「昼間に見るプラネタリウムも悪くねぇな」

    (シュ)「いつ見ても、シェルの詩魔法はロマンチックだなぁ」

    (レイ)「アクセント、イントネーション、プロミネンス、すべてが優しさに特化をして広がりを持たせることに成功しています。シェル、見事な詩魔法ですよ」

    (ユデ)「……ふん! 確かに、こと広がりと包み込む感覚において、おまえの言うことは正しかったようだな。この闇夜からおまえの詩魔法の真骨頂は発揮できる。次なる詠唱にこそ朗読技術を強めた攻撃性を含んでいるとみて間違いないのだな?」

    (シェ)「えぇ、その通りよ。今ここで披露したらこの地に流星が降り注いでみ〜んな頭打って気絶しちゃうから、そこまではしないけどね」

    (ユデ)「いや、そこまでしろ。これはガンダルシアから襲撃された際の実戦訓練も兼ねている。詩魔法はタイトルさえ言わなければ発動せん。寸止めで終えれば事なかれだ。わしが予測してやろう。あの宇宙空間に広げた言葉の天の川を流星の如く降らせるのが先の魔法の準備段階における目的だろう?」

    (シェ)「……さ、さすがあたしのお父さんね。すべてお見通しってわけね」

    (ユデ)「ユディルの娘と言われる女だ。手に取るように分かる。その前に詩闘における重要技術、返歌とタッグを組んで詩魔法を唱える共唱の練習もするか?」

    (シェ)「……え、えぇ、もちろん。返歌と共唱ね。前からやってみたかったのよ。さっそく練習しましょう」

    (ユデ)「どうした? 何か具合が悪そうだが」

    (シェ)「そ、そんなことないわよ。お父さんが倒れないように、あたしなりに色々配慮しているのよ」

    (ユデ)「はっ! おまえの流星でかのぉ? そこまで耄碌(もうろく)しておらんわ。わしが倒れるなど万が一にありえん。では、まず返歌の練習から始めるぞ」

    (シェ)「分かったわ」

    (シオ)「最近のシェル詩徒の調子は本当におかしいですね……」

    (レイ)「えぇ、おかしいですねぇ……」

    (レオ)「おかしいなぁ」

    (シュ)「なんでおかしいんだぁ?」

    (レイ)「考えても仕方ないし、二人が練習を頑張っている間、私たちはお昼ご飯にしましょうか。宇宙の詩の隙間の青空から入る光が程良い明かりになっていますし」

    (一同)「おぉ〜! 賛成〜!」

    (レイ)「今日のお弁当は誰が作ってくれたのかしら?」

    (レオ)「イッツ・マイ・ワイフ! シェルだ!」

    (レイ)「……えっ……」

    (シオ)「へぇ〜、僕、シェル詩徒の手料理初めてです。いただきます」

    (シュ)「俺も初めてだ。わくわくするぜ。おにぎりにサンドイッチ、焼肉にスパゲティ、それにデザートはきなこ餅と餡蜜か? 俺が好きなものばかりじゃねぇか! 先にいただく……うっ……」

    (レオ)「どうした? シュライク、腹減ってるんだろ、遠慮なく食っていいぞ」

    (シュ)「……おまえ、これ……食ってみろ……」

    (レオ)「あぁ、いいぜ。もぐもぐ……うん、いつもと同じ味だ」

    (シュ)「……こ、これがいつもの味なのか?」

    (レオ)「これが我が家の味ってやつだ。さぁっ、レイとシオンも食べな」

    (レイ)「……は、はい、いただきま……うっ……」

    (シオ)「皆さん、そんなに美味しいのですか? 固まるくらい感動的な味だなんて。僕もいただきます。もぐもぐ……うっ……」

    (レイ)「(ジェスチャーで)シオン、吐いちゃダメ。シェルが傷付くから……」

    (シオ)「(ジェスチャーで)一体何をどうしたらこんなに不味い料理が作れるのですか……凶悪な魔法のようですよ……」

    (レオ)「そうかそうか、みんな涙を流すくらい美味しいってか。後でシェルが聞いたら喜ぶだろうなぁ。シュライクも俺との恋のライバル勝負に勝っていたらこんな料理が毎日食べられたんだぜ。残念だなぁ」

    (シュ)「(ジェスチャーで)シェルのためにも、この闇鍋のような手料理を食べねぇと……」

    (レイ)「(ジェスチャーで)それはダメ、全員死んじゃうわ。いくら魔法の才能があるからって、料理の才能にまで恵まれてはいないようね……」

    (シオ)「(ジェスチャーで)僕にはレオ雄師の味覚がどうなっているのかが不思議でなりません……」

    (レオ)「幸せだなぁ。みんなとこうして一緒にご飯が食べられるなんて。シェルはいつも言っているぜ、瞬間の感情の爆発こそが詩魔法の原動力だ。料理も同じ。瞬間的に何を入れるか、その都度インスピレーションで決めるのが美味しさの秘訣だってな」

    (一同)「(ジェスチャーで)……そのせいだ!」

    (シオ)「……こ、こんな幸せがいつまでも続くといいですね」

    (レイ)「……えぇ、続くわよ。きっと。あの親子のやりとりが実戦で使われる日が来ないように祈りましょう……」

    (ユデ)「そう、そこでイントネーションを付けて! いかん、そこはポーズが足りておらん! 英雄との連携を仮想してチェンジオブペースも自在に扱えるようにならんといかん。アクセントは良いが間を取って、表現力に磨きをかけんと発動時に理想的な魔法が実現せんぞ!」

    (シェ)「……はぁ……はぁ……」

    (ユデ)「シェル、本当にどうした? 前はこれしきのことで疲れるようなことはなかったぞ」

    (シェ)「……いえ……うん、まぁね。考え事が多くて……」

    (ユデ)「考え事とは何だ?」

    (シェ)「いや、あのね、世の中に魔法は色々あるかもしれないけれど、どうしてあたしたちの魔法はこんなに真面目に魔法&魔法しているのかなって思ったりして……」

    (ユデ)「それがわしらの売りだろう」

    (シェ)「そうね、魔法が売りだものね」

    (ユデ)「そうだ、魔法使いの決定版を目指すのだ!」

    (シェ)「よっ、詩人の王!」

    (ユデ)「詩人王にわしはなる!(ドン!)」

    (シェ)「ちょ、ちょっとお父さん、大きな会社に目を付けられるような発言をしちゃいけないわよ!」

    (ユデ)「なんのことかのぉ、わしは言いたいことを言っただけだがのぉ〜」

    (劇詩)「(遠くから)ここだけの話、あの初老のダンディーな詩魔法使い、後で詩人の王って呼ばれる活躍をするからね。良い意味でも、悪い意味でも!」

    (ユデ)「しかし、えぇのぉ。どこぞの世界の魔法使いはたった一言、“ペネロペクルース!”とか言うだけで魔法が成立して発動しよる。わしらの魔法はもっと長く、現実的で共感される——」

    (シェ)「——お父さん! だからそんなこと言うと今度は世界を敵に回すことになるってば! ただでさえ今後、物語の世界中と読者と視聴者を敵に回すっていうのに!」

    (ユデ)「こら! おまえこそネタバレしたらあかんじゃろうが!」

    (シェ)「だってさ、どこかの世界の魔法使いなんて言葉を逆さまにして唱えるだけなのよ? 割りが合わないわよ。手間暇と愛情のかけ方はあたしたちの方が——」

    (ユデ)「——おいおい! おまえこそあの某有名スタジオを敵に回す気か! わしら潰されるぞ?」

    (シェ)「え? あたし、別に何も言ってないわよ」

    (ユデ)「まぁ、とにかくだ。わしらがどれだけ高度な技術の上に魔法を唱えておるか、詩という魔法で戦う覚悟を持っておるのか、それを証明するよう先の魔法のオチを聞かせろ」

    (シェ)「え? いいの?」

    (ユデ)「魔法のタイトルを寸止めすれば詩魔法は発動、つまり彩響せん。いいか、寸止めで終わらすのだぞ? 絶対だぞ?」

    (シェ)「分かったわ。絶対ね。それじゃぁ歌うわよ」
    「これからあなたにいっぱい降らせる 詩篇の破片の流星群
     どこからともなく流れて落ちてく内なる宇宙の欠片をあげる

     願って充填、放って一閃 直撃させてくレーザービーム
     丸ではなくって四角い形で輝く尾を引く石版投げて

     その身に広がる暗闇切り裂き 溜め息ばかりの大気を射抜き
     ここからキラキラその目に降らせる、あなたの星へと落としてあげる

     空って見たって詩なんて見たって 何にもならないだろうと言って
     画面の仮面をかぶってしまって届きはしないと思ったその目

     そのままこの場の言葉に向かって 夜明けが来るまで見つめていてね
     あなたの中へと一つは当たれとここから願いをかけるから」
    「降り注げ——」

    (観客)「——あぁあぁぁあぁぁぁ!」

    (ユデ)「——うおぉおぉぉおぉぉ! おまえなぁ、わしらとこの地を殺して壊す気か?」

    (シェ)「……ごめん、ごめん、いやぁ、ついつい流れで。えへへっ。ここまで歌うと、タイトルまで言いたくなっちゃうんだもん」

    (ユデ)「そういうのはな、いつか映画館の応援上映にでもなったら観客たちと一緒に歌って叶えてくれ。いいか? ここでは勘弁してくれ……」

    (シェ)「分かったわよ。我慢する——」

    (シュ)「——あぁあぁぁ、もぉ、俺はもう我慢ならねぇえぇぇ! こんな不味いメシは食えたもんじゃねぇ! レオ、おまえの舌と頭、どうかなってんじゃねぇのかぁ?」

    (レオ)「……おい、今、なんつった? シェルが朝からルンルン気分で頑張って作った手料理が不味いって言ったのか?」

    (シェ)「……えっ?」

    (シュ)「あぁ、そうだべ! こんな不味い料理、サンテルクロス史上初だなぁ。さっきから無理やり食べさせられて幸せ気分を出してやっていたがもう我慢の限界だって言ったんだよ!」

    (レオ)「……ま、まぁ、味の好みは合う、合わないがあるからな。お〜い、シェル、気にするなよぉ〜。レイとシオンは美味しかったよな?」

    (レイ)「……うっ……」

    (シオ)「……あ、ちょっと……」

    (シェ)「……えぇっ?」

    (シュ)「シェル! おまえレオに魔法をかけて無理やり自分の料理を美味しく勘違いさせてるんだろ? そうじゃないと、こんな不味いもんを食わせることは不可能——」

    (レオ)「——てめぇシュライク! ちょっとツラ貸せやコラ!」

    (シュ)「あぁ、貸してやるよぉ! どけおまえら、これからこの広場はリングに変わるぞぉ!」

    (観客)「シュ、シュライク様とレオ様がついに決闘を……」

    (観客)「こりゃ最高のカードだなぁ!」

    (観客)「レイルン様! 止めないと取り返しの付かないことになりますわ!」

    (観客)「見たいような……でも絶対見ちゃだめなような……」

    (観客)「僕も僕もぉ!」

    (レイ)「ちょっと、ってあぁ、私が言っても……シェル! あなたに恋をした二人を止められるのはあなたしかいません。野獣を冷ますのは美女って昔から相場が決まっていますから!」

    (シェ)「……うっ……」

    (シオ)「シェル詩徒? 手料理を食べてもいないのに、なぜ僕たちの気持ちが分かるのですか? 吐きそうになってつらそうです……」

    (レオ)「……あっ、おまえ、またつわりがひどくなったのか?」

    (一同)「つ、つわり?」

    (ユデ)「……シェル、おまえ、ひょっとして最近体調がおかしいのは——」

    (シオ)「——ユディル詩師! シュライク雄師がレオ雄師に向かって魔導具で殴りかかろうとしています! やばいです……本気の殺し合いを始めようとしています!」

    (ユデ)「……あぁもう! とんでもない状況でとんでもないことをおっ始めおったな! シオン、わしでも詠唱には時間がかかる。止めるのは不可能——」

    (シェ)「——じゃないわ。昔からレイルン詩師とお父さんから口を酸っぱく言われ続けた言葉、分かる?」

    (ユデ)「あぁ、詩魔法に——」

    (シェ)「——不可能の文字はない」

    (ユデ)「だがどうやって……」

    (シェ)「……あたしの料理が不味かったって、本当?」

    (ユデ)「……そ、それは……レイと共にタブーとされて……」

    (シェ)「……あら、そうだったの……」

    (ユデ)「……ま、まさか料理の評価に対して怒っているのか? それとも二人を本気で止めたいから落とすのか?」

    (シェ)「……えぇ、えぇ! どっちも正解よぉ。それにねぇ、この話の落とし所は流星っていうのもまた、一興って思わない〜?」

    (ユデ)「いいぞ、我が娘よ! より強いその負の感情がより強い詩魔法の原動力となる——」

    (シェ)「——お父さん。あたしが前から体調がおかしかった理由を教えてあげる。そうよ、妊娠したの」

    (ユデ)「……ふへぁっ?」

    (シオ)「シェル詩徒! もう時間がありません! この話のオチを魔法で落として付けましょう!」

    (シェ)「ガッテン了解、いっくわよぉ〜」

    「降り注げ、流星の詩」

    (吟遊)「詩魔法彩響(さいきょう)、彼女が翳(かざ)した粒子を放った詩集を下ろし、言葉の呪文が命じた通りに単語になってる流星が降り、百人以上の広場の客へと数百文字もの石板当たり、この地に言葉の流星群呼びケンカを無力化させてった。

    (観客)「言葉の——」

    (観客)「——隕石が降ってくるぞぉ!」

    (観客)「きゃぁあぁぁあぁぁぁ!」

    (観客)「うわぁあぁぁあぁぁぁ!」

    (観客)「何が日常だぁ! このバカ親子がぁ!」

    (シオ)「そんなこと言うと、特に当たりやすく……あ、当たりましたね」

    (レイ)「あらあら、シュライクにも後頭部から直撃しました。あらっ、夫のレオにも当たっちゃいましたね。ですが目的通り、二人の大ゲンカは止まりました。素晴らしい詩魔法のできです。私はシェルのことを……あばぁあぁぁ!」

    (シオ)「あぁあぁぁあぁぁぁ! レイルン詩師ぃいぃぃいぃぃぃ! 顔面にぃいぃぃ、クリーンヒットォオォォオォォォ!」

    (ユデ)「……わしには当たらん……わしには当たらん……ぶつぶつ……」

    (シオ)「……もう広場も柱も砕けて壊れて、お客さんたちは阿鼻叫喚で……物凄い日常をお届けしちゃいましたね! しかし、さすがユディル詩師です。シェル詩徒の愛情のおかげか、確かに流星などには当たりませんね!」

    (ユデ)「……だから言うただろう。わしが倒れるなど万が一にありえんとな……それよりシェル、こ、こんな時に聞くのもなんだが、先の話は本当か?」

    (シェ)「そうよ! あ・た・し、に・ん・し・ん・し・た・の! お父さんは、これから、お・じ・い・ちゃ・ん・に・なるのよぉ!」

    (ユデ)「……ふぁあぁあぁぁっ?」

    (シオ)「……あ、ユディル詩師、ショックで普通に倒れました。まさかそんな……えっ、てことは順番的に次は……」

    (観客)「おい! この隕石の魔法、女子供も見境ねぇぞぉ! 早く逃げろぉ!」

    (シオ)「……えぇ……まさか、僕まだ十三歳なのに、そんな子供に残酷なことをするようなことは……うぎゃぁあぁぁあぁぁぁ!」

    (劇詩)「(遠くから)これはまた凄い物語の誕生秘話が書けそうだな。大人も子供も、男も女も、老人さえも、み〜んな等しく降る流星のように楽しめる作品に仕上げてみせるからね。それじゃっ、最後に遠くからこの紙飛行機を投げてと……メッセージ送信完了。後は頼んだよ、シェル・エグゼウス!」

    (シェ)「さてと、流星の詩もあたしの機嫌と同時に収まったし、みんなを起こして日常に戻ろうかしら。あ痛っ、なにこれ? 頭に当たったこれ、ん、紙飛行機? なになに、中に何かメモ書きが残されているわね。読んでみようかしら」

    (劇詩)「(メモ書き回想)この詩魔法使いたちが繰り広げる魔法で描いた魔法の物語。僕は絶対一冊の本にして朗読と一緒にみんなに読み聞きしてもらえるよう頑張るよ。まだ誰も見たことも聞いたこともない朗読一大エンターテイメントの始まりだ! 本はアマゾンや楽天の通販でも購入できるからね。朗読音源は著作本に載せられているQRコードのリンク先「未完文楽団」っていうホームページやユーチューブで視聴できるから、本と一緒に楽しんでくれ! 僕の名前? う〜ん、まぁ、竹馬タケルってことで、好きに検索をしたりツイッターで情報をゲットしてくれよな! それじゃぁ、シェル、この話が始まる前、僕の話題から広がった君の物語のタイトルを最後に唱えてみんなに作品の魅力をビシッと締めて伝えてくれ!」

    (シェ)「吟遊詩人の近くにいつも一緒にいるメモメモマンから広がった話……あぁ、あれのことね」

    【ここからシェルの回想】

    (シオ)「それにしても、ユディル詩師とシェル詩徒が詩魔法の練習を始めようとすると、いつも自然と人が寄ってきますね」

    (レオ)「そりゃぁおまえ、この魔法は華とロマンがあるからな」

    (レイ)「市民にお客さんに、あらあら、いつもの吟遊詩人さんもいますわね。本当、毎日切磋琢磨をして私たちの人生の記録をしてくださって、感謝に尽きません」

    (シェ)「集まったわね。今日はね、みんなのためにとっておきのものを作っておいたから、後でビックリしてね」

    (シュ)「なんだぁなんだぁ? また新しい魔法か何かかぁ?」

    (シェ)「それはね、とっておきのひ・み・つ」

    (ユデ)「お〜い、発声練習は済んだぞ。詩魔法の練習の準備はできたか〜?」

    (シェ)「は〜い。その前にさ、お父さん。あたしたちの物語が吟遊詩人のお姉さんに語り継がれたらどんな名前になるかしら?」

    (ユデ)「そりゃぁ、ユディル伝説だろう」

    (シュ)「俺も混ぜろぉ!」

    (ユデ)「となると、ユディルとシュライク戦記といったところかのぉ」

    (レイ)「あらやだ、私もその中に入れてくださいよ」

    (シオ)「それならスペリアルたちの物語ということになりますね」

    (レオ)「シェルも間違いなく未来の親父様の跡を継ぐスペリアルの後継者だしなぁ!」

    (シュ)「……俺には難しいことは分からねぇが、てぇことは題名はスペリアル物語ってことになるのかぁ?」

    (シェ)「もっとスリムにして、スペリアル・サガなんてどうかしら?」

    (一同)「それいいねぇ!」

    (観客)「賛成!」

    (吟遊)「(歌いながら)物語のぉ〜タイトル〜決定ぃ〜」

    (レイ)「スペサガなんて愛称でみんなから親しまれるといいわねぇ」

    (一同)「それもいいねぇ!」

    (観客)「大賛成!」

    (吟遊)「(歌いながら)物語のぉ〜愛称もぉ〜決定ぃ〜」

    【シェルの回想ここで終わり】

    (シェ)「ハッピーエンドの物語になるといいわねぇ。それじゃぁ、みんなぶっ倒れているからあたしが最後に魔法のタイトルを唱えるように作品のタイトルを言わせてもらうわね」
    「見て」
    「聴いて」
    「楽しんでね」
    「スペリアル・サガ!」

                   おしまい



    2019.11.26

    朗読家:石橋玲さん
    第11回青空文庫朗読コンテスト銅賞受賞

    日本第3位の凄い朗読家!



    青空文庫コンテストの会場と雰囲気

    本選はとても緊張感があり、お客様も多く、とても良い雰囲気の中で行われました。

     11月24日は文部科学省後援、第11回青空文庫朗読コンテスト本戦プログラムを見聞きしに、大阪へ行きました。

     スペリアル・サガ、音楽編集担当のヒデキさんと打ち合わせをした後、朗読担当の石橋玲さんの応援をするべく、舞台会場に足を運びました。

     今回の朗読コンテストは800人の予選の中から選ばれた40名が参加。はっきり言って、レベルが高い。素人目にも相当高いものだと分かりました。
     そんな中で、高校生の部から始まり、朗読家のプロフェッサーの方々(一般の部・認定講師の部)へと続いて、朗読コンテストは繰り広げられていきました。

     新美南吉「蟹のしょうばい」から始まり、芥川龍之介、江戸川乱歩、宮沢賢治と言った錚々たる作家&文豪たちの作品の一部を朗読する朗読家の卵たち。高校生たちも全員素晴らしかったです。


     そして「一般の部・認定講師の部」になり、掘真潮「抱卵」、太宰治「駆込み訴え」、江戸川乱歩「D坂の殺人事件」、菊地寛「恩讐の彼方に」の順番で30名のプロの朗読家、いわゆる日本朗読検定協会認定プロフェッサーの方々が朗読を披露していくんです。

     途中から
    「あれ? 僕ってこんな凄い方と一緒に1年間、スペリアル・サガを朗読していただいていたんだ・・・」「お時間をいただいて、長大な朗読劇を作っていたんだ・・・」と
     少々たじろいでいたのですが、これで賞とか取ったらすごすぎるよね・・・と思って応援していたら、


    特別賞の上の賞、「銅賞」で玲さんの名前が呼ばれたからビックリしましたよ!


     つまり、日本で3位の賞を取った、、、。
     持ってるね、玲さん!あなたは持っている女性であり朗読家ですよ!!
     そして、こんな人に無名のペーペーの新人の作家の卵が朗読の依頼をしていたなんて、おこがましいぞ僕!運が良過ぎたぞ僕!


    授賞式の様子

    左が高校生の授賞式の様子。ここから未来の朗読家が生まれると思うとワクワクします。朗読文化の発展のために、続けて欲しい、若者たちよ!
    そして右が一般・認定講師の部の受賞者。一番左の方が金賞、右へ行き、銀賞、銅賞、特別賞2名と続きます。


     規模も大きく難しくレベルの高いコンテストで、史上初の朗読検定1級も誕生したとのこと。
     世の中の声の仕事と言えば、声優や音楽家の目や耳が行きがちですが、その方々よりも朗読においてはやはり頭1つ2つ図抜けているというのが率直な感想です。
     僕が思うに、場と作品に巡り会えば、今回参加した朗読家さんたちは、ますます羽ばたいたり活躍できる機会がある。つまり、僕みたいな朗読エンターテイメントをしている作家目線で見たら宝石の集まりのように思えました。

    純粋に面白く、ハイレベルであり、賞を別にそれぞれ良さが際立った、公平な審査のコンテストでした。
     僕は特に7番の赤須薫さんの「抱卵」が印象に残っています。玲さんに関しては「恩讐の彼方に」は、彼女のテリトリー、つまり毒付くような言い回しや暖かくも冷たく感じる言葉の緩急が抜群で、やはり他の参加者も素晴らしいですが、極めてハイレベルだけど頭0.5個分抜けている印象です。


    壇上に上がって朗読している時、手がめっちゃ震えていて、本がぶるぶる傾いていながらもきちんと読めるなんて、日頃の練習の成果と地力の賜物としか思えません。

     「玲さん!震えてる!緊張してるぅ〜!」と思いながらも、蓋を開けて見たら3位。
     このような方に出会えて、朗読の世界を知ったことに感謝です。
     あとは朗読の世界がもっと外へ外へ、不特定多数の方へと響くように、色んな試みをすることが大切だと思いました。
     基盤も実力もある。だからこそ、僕みたいな人と一緒になって、色々試してみることがこれからの朗読の世界には重要ではないかと、おこがましいかもしれませんが詩人や作家やアイデアマンの立場から見ています。
     朗読の世界は、もっと、もっと、大きく自由になれる。
     いつかそんな日が来るかなと信じています。

    石橋玲さん、日本3位おめでとう!!


    アイヌの衣装の玲さん

    左は参加者の集合写真の絵。
    右がアイヌの赤い衣装を着込む玲さんです。アイヌの衣装とか、漫画のゴールデンカムイでしか知らなかったのですが、和服と北欧の文化が合わさったような柄が非常に魅力的です。

     さて、授賞式が済み、なんと2時間後には次の朗読公演「帚木会主催(ははきぎかい)」による、”第1回朗読と歌の会"へと赴く玲さんに連れ添った僕ですが、「あなたどんだけ体力あるんですか!?」と驚きながらも移動をする間、印象的な言葉を聞きました。
     それは「青空文庫朗読コンテストで金賞を取れば、前回の優勝者として次のコンテストの時に自由な朗読ができる」から、それを獲得したかったという話です。
     「どんなことを伝えたいのですか?」と聞いたら、「アイヌの言葉(?)や文化、伝統が消えつつあるからそれを残したい」という素敵な動機と目的に僕は胸を打たれました。

    北海道のことをそんなにも想っていて、そんなにアピールしたいということです。
     僕なんて、自分が生まれた地元の岐阜県のことなんて全然思っていません!自分さえ楽しければそれで良いのスタンスで物語を作って、本にしてきました。


    そういうちゃんとした理由や目的のある玲さんはかっこいいなぁ!と感激するしかありません。スペリアル・サガの出版をきっかけに、そういう自分の動機と目的に近付けるよう励みます。


    アイヌの文化、
    未来に残していきましょう!!


    帚木会主催(ははきぎかい)による、”第1回朗読と歌の会"

    画像ちょい横長ですいません

    左が有島武郎「一房の葡萄」を朗読する玲さん。
    右が朗読後にオペラをするという新しいコラボレーションな内容のあっという間な2時間でした。画像が横長ですが、みなさんスラッとしております!

    帚木会主催(ははきぎかい)による、”第1回朗読と歌の会"は、
    石橋玲さん(朗読)
    内山あゆみさん(朗読)
    堀口千夏さん(歌)
    山本泰大さん(ピアノ)

    の4人によって、
    第一部が「オペラと日本歌曲」
    第二部が「朗読と詩1」
    第三部が「朗読と歌2」
    第四部が「皆さん、一緒に朗読を」
    ということで、4部構成のチャレンジングな内容でワクワクしました。

     ぶっつけ本番でオペラと朗読を合わせてやる。それだけで面白いのに、最後は玲さんの朗読に合わせて谷川俊太郎さんの「生きる」を参加者みんなで朗読。40〜50人もいると、朗読のパワーが増し増しになって感じられます。
     朗読の可能性をまた垣間見た歌の会で、率直に言えば第2回もあるでしょう。なぜなら来ていたお客さんが帰りのエレベーターの中で「良かったね」「おもしろかった」「 素晴らしかった」と口を揃えて言っていたからです。
     「オペラの歌の内容が分かればなおよし!」と僕は感想の紙に書きました。
     それは他のお客さんも思っていたし、口にしていました。
     堀口さんのオペラと山本さんのピアノがまた素晴らしく「どこからそんな声がでるのですか?」と聞きたかったところ、最後に質問できるコーナーで僕の次に質問した方が、僕の聞きたかったことを代弁してくれたところ「鼻と頭蓋骨がなんとか、、、」「頭の中のなんとかがなんとか、、、」と、

    いやいや、普通の人間にできる代物じゃねぇよそれ!

     という僕の疑問に堀口さんがスッキリと答えてくれたので、大変スッキリしました。
     何事も、朗読も詩もそうですが、一つのことを極めようとすると、人間とは凄い力を発揮したり、進化や進歩ができるものだと心底思ったので良い経験になりました。


    何事も続けること、
    貫くことでいつか結果はでる。
    報われる時が来る。


     今回の玲さんを見ていると、そんなことが心から伝わりました。
     僕にとって朗読の世界は僕の残酷で殺伐とした日常から解放される瞬間です。「優しい世界」にいるコンテストに出場した朗読家さんたちがキラキラしていました。
     素敵な経験と幸せな時間をありがとう。

     それでは石橋玲さん、第11回青空文庫朗読コンテスト銅賞受賞おめでとう!
     今後の活躍にもますますの期待を寄せて。


    2019.11.22

    スペリアル・サガ人物紹介&裏設定:08

    パーム・グラントの裏設定


    パーム王妃のラフ画(イラスト:新條漸)

    「エターナとパームの子供は将来的に超重要キャラになるんですよ」と新條さんにお願いをして、大陸四大美人の一人に名を連ねる元女優が造形される。この媚びない姿勢で描かれた若き大人の女性が、未来の正統派ヒロインの誕生を予感させる。

    haracter back setting
    『スペサガ キャラクター裏設定:08』

     第8回目のキャラクター裏設定は、
     サンテルクロス国の王の妻、王妃『パーム・グラント』です。
     若くして王となったエターナを支える人物もまた、地に足の着いた王妃に相応しい人物に造形するよう努力が続いて生まれた。
     それでは、キャラアイコンをドン。

    【パーム・グラント】


     エターナの子を身籠る出産間近の名王妃。27歳。エターナと共に二人三脚で国の行く末を案じ、政策を立ててきた。王子か王女が誕生する予定の国家的重要人物。
     彼女の詳しい背景と紹介は本の中の本編の中にあり。
     ここからは本編には書いていないここだけの魅力的な情報を公開。


    パーム裏設定1正統派美人を要求
     パームの造形は、エターナとは真逆に最も簡単でした。
    タケル:この女性は始鳥大陸の中でも四大美人に入り、正統派の王妃なのです。
    チーム:「は〜い!」
    新條漸:「イラストできました!こんな感じでよろしいでしょうか?」
    タケル:うん、オッケー!
     という流れで完成。
    正統派美人ってだけで、話が早いから、美人ってやっぱり正義だね!
    という結論に至る。

     他が一癖、二癖ある人物ばかりなので、シンプル・イズ・ベストなキャラがいても悪くはない。


    パーム裏設定2シェルとはいつ頃から親友だった?
     正解はたぶん10年以上は前だとは思う。
     「そんな設定どうでもいいよ!」と思うかもしれないけど、裏設定だから仕方ないじゃん(タメ口
    片や小さな頃から詩魔法使いの卵として、
    片や女優の卵としてサンテルクロスで有名だった
    という間柄であり、そこからエターナに選ばれたパームはスターダムにのし上がり、王妃としての第二の人生を歩むことになる。
     そんな二人がまさか同じ日に同じ場所で子供を出産をするなんて思わなかっただろうね。
    実はこの子たちが、、、。
     あ、今これ言えないや!!


    パーム裏設定3王妃も辛いよ
     何が辛いかと言えば、パームの場合産む赤子の方が重要であり、大した設定の作り込みをしていないので、もうネタがないのが辛い。
     まぁ、でも例えて言うなら小泉さんと結婚をした滝川クリステルさんのような感覚なのですかねぇ、、、。
     エターナと二人でガンダルシア国を、
     「お・も・て・な・し」してください。
     美人は美人で大変なことはたくさんあるし、辛いこともいっぱいあるんだよ。
    そんな美人の方々へ。
    竹馬タケルはあなたたちからの、、、
    あ、これ言っちゃいけないやつだ!!



    王子が誕生をするのか、
    王女が誕生をするのか、
    その子は無事に生き延びられるのか?
    そこに注目して欲しい。



     侵略する側も必死だが、守り、逃げる側も必死なんだ。
     おもてなしどころか、皆殺しにされようとしているサンテルクロス国民たち。
     夫と一緒に国民を導き、王家の血筋を絶やさぬためにも逃げて、シェルたちにすべてを託せ!


    次回はシェルの母親、
    リンガ・エグゼウスの裏設定に続きます。




    2019.11.22

    今週のタケルと未完文楽団の成長記録#31

    2019年11月22日までのローテーションを振り返る


    今週はこうでした

    ・スペリアル・サガ出版まで大爆進!

    ntil now
    『今までを振り返る』

     今日は2019年12月15日発売の竹馬タケルのデビュー作の本、スペリアル・サガの宣伝もコツコツとしている連絡をします。
     では簡単に企画進行のおさらいします。

    1:最終リテイク&追い込み
     すべての製作が最終段階に入っています
     みんなで一生懸命、新感覚朗読エンターテイメントを作っています。

    2:未完文楽団スペサガチーム
     竹馬タケル:原作・企画・プロデュース
     石橋玲  :朗読&声優
     田中智康 :朗読&声優
     ネコノヒデキ:音楽&音楽選択&効果音&音声編集
    (旧:村上ヒデキ)
     新條漸  :イラストレーター

     このメンバーで極めて少ない予算と厳しい環境下で映画にもアニメにも音楽にも負けないものを作ろう!というのが企画の醍醐味です。

    3:未完文楽団のウェブサイト上から、MP4の動画を一旦削除!
     インターネットのサーバーを使って、動画テストをしていたところ、僕の借りているサーバーは動画や音声ファイルのアップと再生にめっちゃ向いていないということが分かって、今現在、動画は一時撤去、朗読ファイルはGoogledriveに移動をして再生できるようにコツコツ励んでいます。
     スペリアル・サガの動画もYouTubeで再生をすることになりました。
     そういう方針になりましたので、
     公開日はよろしくお願いします(=´ー`)ノ

     大体こんなやりとりをしながら現在進行形で制作進行中。
     めちゃくちゃ面白く、楽しい作品になると思います。
     2018年からよくぞここまで来たなぁ、、、。

     みんなの来週がよい日々でありますように。

    引き続き、チームでオーディオブックの制作を完成へと進めます。



    2019.11.19

    スペリアル・サガ人物紹介&裏設定:07

    エターナ・グラントの裏設定


    グラント王のラフ画(イラスト:新條漸)

    芸術家小規模国家の王は、少なからず筋骨隆々ではない。朗読班も、新條さんも、最もキャラ造形をするのに苦心をしたと言っても過言ではないのがこのエターナ・グラントである。キャラが薄いわけではない。他のキャラが魅力的なだけなのだ。

    haracter back setting
    『スペサガ キャラクター裏設定:07』

     第7回目のキャラクター裏設定は、
     始鳥大陸エルフレアの中心国家、大聖域サンテルクロス国の王『エターナ・グラント』です。
     こんなに若くして王を務める彼は、キャラ的にも立場的にも不遇と言えば不遇である。しかし、彼とパーム王妃が産んだ子を巡る攻防には欠かせない。
     それでは、キャラアイコンをドン。

    【エターナ・グラント】


     サンテルクロス国の国王。28歳。始鳥大陸をまとめ、サンテルクロス国を治める最重要人物であり良王。サンテルクロス滅亡の危機に追い込まれる中で重要な決断を下し続ける。
     彼の詳しい背景と紹介は本の中の本編の中にあり。
     ここからは本編には書いていないここだけの魅力的な情報を公開。


    エターナ裏設定1社会で働く中間管理職や上層部の方々へ
     エターナの造形は、作中で一番難しく、最後まで困難でした。
     それはきっと作者が底辺に暮らす生き物であり、最下層民として働き、上司や中間管理職の人たちに「すごいっすねぇ」という立場でしか働いてこなかったからだと思います。
     そして、優しさを大切として、小学校3〜4年連続で通知表に「掴み所がない」と言われた昔の自分が大きく反映されているからだと思います。
    要するに、書いている自分自身の未熟な面、または成熟していない面が全面に出ているのだ。
     夢や理想があり、こうありたい社会のビジョンはあるものの、現実には上手くいかない。何もできない。
     社会で働く人たちならこの気持ち、分かるのではないでしょうか?(無理やり誘おうとする人
    ぶっちゃけ、ユディルとレイルンに板挟みの立場は辛いって!!
     世の働く皆様も、板挟みの状態になっている人に共感してくれたらいいなぁ、、、。なんて願いを添えて、華麗に説明のし辛さから逃れたいと思う。
    働いている社会人、板挟みの立場の方、偉い方々!
    エターナはあなたたちの生き写しでもある!!

    こんな着地でいかがでしょうか?(疑問形で締め括る


    エターナ裏設定2こんな大人に出会いたかった
     作者は小学生の頃から高校を中退することを決意し、中学生の時に家から一番近い高校の学力に合わせて不登校の中、勉強をして、高校生になりそれを実行した。
     周囲の大人や同級生の言動に対して絶望をしていたからだ。
    もっと立派な大人に出会っていれば、
    素敵な上司や友人に恵まれていれば
    と思う気持ちが今の自分を作ったのであれば、過去のもう忘れたみんなにも感謝するよ!!という気持ちにもなれたが、やはりエターナのような人と出会いたいし、こんな人に尽くしたい。
     芸術家に厳しい環境の日本ではあるが、エターナの思想や理想はもしもスペリアル・サガが続くのであれば遠く遠く、赤子を通した運命と宿命の中で実現されていくことになる。
    個性豊かではなく、ずば抜けた才能もないけれど、理想と信念と決断力に溢れた大人の味方をしたい。
     こんな大人が増えたらいいな〜っていう作者の希望なのである。


    エターナ裏設定3王様は辛いよ
     作者は善と悪を隔てて考えていません。
     だから、スペリアル・サガにおける「悪役と思われるレウス・ケルベル率いるガンダルシア軍」を悪役として描いたつもりは一切ありません。
     むしろレウス・ケルベルの背景に長大な時間を割いていることが分かるばかりです。そのすべてに意味が込められています。
     サンテルクロスの歴史や生き方はエターナで語らずとも伝わると思う。むしろ、昔から”悪と思われる側に感情移入をする”という修正が作者にはあるので、エターナ・グラントの造形が最後までふわふわしている要因になっています。
    でも、それでいいんだよ。
    だって君は昔、夢や理想ばかりを抱いていた自分みたいなんだもん。
    掴み所がなくて、夢想家で、自分を信じるその姿。
    正直に真正面から見せようよ。



    王様(偉い人)は辛いよ。
    兵士(社会人)たちも大変なんだよ。
    詩魔法使い(夢見る人々)だってね、
    みんなみんな、一生懸命なんだ。



     そして、侵略をしにくるガンダルシア軍だって一生懸命だ。
     死に物狂いの状況下、あなたの判断が物語のすべてを決定的に左右することになる。
     ユディルとレイルンをどうコントロールするのか?エターナ、あなたの仕事は極めて重要だぞ。


    次回はエターナの妻である王妃、
    パーム・グラントの裏設定に続きます。




    2019.11.16

    スペリアル・サガ人物紹介&裏設定:06

    シオン・ディオンの裏設定


    シオンのラフ画(イラスト:新條漸)

    超キラキラ王子様風美少年。大人になったら末恐ろしいくらいにモテる。という設定の元、もしもスペリアル・サガに続きがあるなら超重要な役に決定している女性の母性本能と女性の女性性と女性のレディー本能を燻り続ける魅力的な少年詩魔法使いが誕生。

    haracter back setting
    『スペサガ キャラクター裏設定:06』

     第6回目のキャラクター裏設定は、
     レイルン・サンの弟子、未来のスペリアル候補の『シオン・ディオン』です。
     吟遊詩人でもあり、剣士でもあるリュートを背負った少年詩魔法使い。はっきり言って、作中最高の美少年なので作者は苦虫を噛んだ顔をして今記事を書いている。
     それでは、キャラアイコンをドン。

    【シオン・ディオン】


     レイルンに師事する少年。13歳。シェルを姉のように慕い、明るく礼儀正しい性格で皆に好かれている。若き詩魔法使いの卵。
     彼の詳しい背景と紹介は本の中の本編の中にあり。
     ここからは本編には書いていないここだけの魅力的な情報を公開。


    シオン裏設定1明らかに狙い、明らかな狙いを持つキャラ
     イケメンに厳しいのが作者の特権であることはもうお分かりいただけただろう。それは子供でも容赦はしない。
     この少年詩魔法使いは世の女性と少年少女に「ズキュン!」と来る明らかに狙い、そして物語が続くと明らかな狙いを持つ重要なキャラである。
    しかし、それはすべて罠と名言しておこう。
     正直、今作においてこの少年詩魔法使いは大した活躍ができない。それは年齢ゆえ、実力ゆえだが、それだけに今回の一件で根に持つものは凄まじい。
     罠と分かっていながら、好きにならざるを得ない。明るく礼儀正しく性格の良い美少年がスペリアル・サガの本の表紙で抱いている赤子こそが、シェルの産んだ子である。この3者の関係性はもしも後の話があるのなら極めて重要になってくるので、運命と宿命の関係はここからすでに伏線として張り巡らされているとだけ伝えておく。
    生まれ変わったらこんな美少年になりたいなぁ!なりたいなぁ!なりたいなぁ!なりてぇよぉ!


    シオン裏設定2魔法だけじゃなく、剣も使える
     しかし、作者はこの少年を気に入っているので、文武両道のキャラとして剣も使えることにしている。
     要するに大人になったら詩魔法も剣も使えるパーフェクト超人イケメンになるのだ。ジャニーズみたいだね!って
    チクショォオォォオォォォ!!!
     ふっ、、、ふへへっ、、、ふははぁ、あ〜っはっはっはぁ、、、ひゃはははははは!!決めた!!シオン、おまえにもメチャクチャ厳しい試練を課してやる!!作者の都合でおまえは、、、。おっと、ここからはネタバレになるから言えねぇなぁ(ゲス顔で
    女性人気が出そうなキャラは徹底的に落として、堕として、ハラハラさせる展開を見させてやる!(4度目


    シオン裏設定3新條さんのイラストの魅力
     新條さんのイラストの良いところは、ここで彼女の経歴は言いませんがそれゆえに「垢抜けている」点と「男女全方位魅力的」な点と「ヤンキーっぽいのも上手い」点にあります。
     新條さんを知ったきっかけのイラストを見て「あっ、このテイストでシオンとシェルの赤子を描いて欲しいな(キュンッ!」と思ったのが新條さんにイラストを依頼するきっかけでした。
     要するに、最近の萌え絵とは違い、古めかしいところもありながら骨太で「媚びていない」イラストが僕の感性にビビっときて、素晴らしい仕事内容でイラストを描き続けてくれました。
     こと、シオンに関しても美少年ですが決して媚びた少年ではありません。それは本編を読んで聞いていただければ分かると思います。
    とか言って、格好付けてみたものの、やっぱりイケメンっていいなぁ〜!いいなぁ〜!いいよなぁ〜!お父さん、お母さん、何で僕もこの子みたいに産んでくれなかったんだぁ!?


    レイルンを信じる少年が、
    戦争を通して、圧倒的な暴力を前にして出した結論とは?
    伊達に表紙に顔を乗せているわけではないぞ。



     目まぐるしく変化する状況の中、少年の下した決断は
     文武両道の極みをいくのなら、シオン、君はその力の矛先をどう使うのかが本作で決定付けられることになる。
     その若さで詩魔法と剣を使って、サンテルクロスの仲間たちを助けてやってくれ。


    次回はサンテルクロスの国王、
    エターナ・グラントの裏設定に続きます。




    2019.11.13

    スペリアル・サガ人物紹介&裏設定:05

    レイルン・サンの裏設定


    レイルンのラフ画(イラスト:新條漸)

    まさに理想のレイルン像。「昔は美人だったどこにでもいる叔母さま」。すべての女性が避けては通れぬ歳を取るということの「良い歳の取り方の理想像」がここにいる。あぁ〜、僕のお母さんもこんな人だったら、僕の人生もうちょっとましだったのかなぁ!?

    haracter back setting
    『スペサガ キャラクター裏設定:05』

     第5回目のキャラクター裏設定は、
     始鳥大陸エルフレアの中でも最高のスペリアル『レイルン・サン』です。
     すべての女性が美人なわけではない。しかし、歳を取っても最高の自分がそこにはいる。そんな女性を目指すすべての女性の味方がこのレイルンである。
     それでは、キャラアイコンをドン。

    【レイルン・サン】


     サンテルクロス国の光のスペリアル。45歳。始鳥大陸屈指の詩魔法使い。ユディルと同等の頭脳と詩魔法の力を有する国家の母性的存在。
     彼女の詳しい背景と紹介は本の中の本編の中にあり。
     ここからは本編には書いていないここだけの魅力的な情報を公開。


    レイルン裏設定1モデルは作者の母親
     最高の女性。とか言いつつ、僕の母親ははっきり言ってムカつきます。お母さんがこのブログを見ないことを祈りつつ。
     その微妙なムカつきさ加減は本編のレイルンにも反映されています。ユディルも間違っているけれど、レイルンがすべて正しいわけでもない。それによりシェルは苦悩をする。
     まさしく我が家の縮図。でも完璧な親などいないように、完璧な父親も母親もいません。そんな中でも子供はそれなりに成長をして、社会の中で立派に自立するしかないのです。
    僕はできていませんが!!
     しかし、僕の母は立派に働き続けてくれます。
     ろくに働かない僕の分まで働き続けてくれます。だから、お母さんをレイルンにして、素晴らしい活躍を見せて、本にして感謝の気持ちを息子から捧げようという魂胆ですよ。
    こんな親孝行な息子、この世にいるでしょうか!?(自分で言っては意味がない
     優しいけれど、甘くて決定力に欠け、頑固で自分勝手。それが僕の母の印象であり、レイルンの造形の根本です。
    お父さんが死んでから、人生の番い(つがい)を無くして元気のない母に元気になって欲しい。
    レイルン、最高の設定にしたから元気だせよ!



    レイルン裏設定2レイは石橋玲のレイ
     これも本編にはとてもじゃないが書けない裏設定である。
     スペリアル・サガがオーディオブックとして成立するには北海道の朗読家、石橋玲さんとの出会いが必要不可欠でした。この方に出会えたからこそ、幕間担当の田中智康さんとも出会えたわけですし、2人で朗読と声優のパートを担当していただいて、本当に感謝に尽きません。
     スペリアル・サガにおいて最重要キャラの1人であるユディルと双璧を成すレイルンはまさに「石橋玲」をモチーフとしています。
     朗読界のことを思い、実際に朗読普及活動に尽力する姿はレイルンが戦う姿勢にもダブって見えます。作品がどこまで続くか分かりませんが、僕は最後まで石橋玲さんに感謝をして、この方に文楽朗読パートを依頼したいと思っています。
    レイルンが詩人の女王なら、玲さん、あなたは朗読の女王になる存在です。朗読家も声優のように憧れられ、ポピュラーなものになるというその夢、叶えるために僕は少しでも尽力しましょう。


    レイルン裏設定3普通の女性にも希望の光を
     テレビを点けても美人な方や特別な女性ばかりがチヤホヤされて取り上げられます。
     しかし、この世の中を支えているのはいわゆる「普通のどこにでもいる女性」なのです。そんな方々が働いて日常を守ってくださるおかげで、家庭を支えてくださるおかげで男は働き、僕のような物書きはふらふらとしたり、最低限の稼ぎをして夢を追いかけられ続けるのです。だから、すべての普通の女性に対する感謝と尊敬をすべてレイルンに注ぎました。
     そんな普通や日常を守ることこそが最高であり、未来を照らす光でもあるということを、このキャラクターを通して表現できたらいいなと、隣に住んでいるお婆ちゃんが言っていました(急に他人事
    無理して綺麗になろうとしなくていいし、
    若く見せようとしなくていい。
    スッピンでもあなたは美人だよ。
    そこの奥さん、お姉さん、そしてお母さん。
    レイルン・サンの詩魔法はね、そんな人が歌う魔法なのだから(急にホスト口調で



    お母さんも、
    僕を産んでくれてありがとう。
    心の底から愛しています。
    だから、天国で僕の本をお父さんと一緒に読んで聞いて楽しんでください。

    (注:タケルの母親は現時点で生きています。
    (勝手に死んだ流れにしてごめんね!(テヘペロ



     シェルを、そして国そのものの選択を握る鍵となる女。
     あなたとユディルがいなかったら、このスペリアル・サガという物語は始まりもしないし、終わることもできない。
     最初と最後はレイルン、あなたと生涯のライバルとなるユディルが飾るに相応しいのだから。


    次回はレイルンの弟子の美男子、
    シオン・ディオンの裏設定に続きます。




    2019.11.10

    スペリアル・サガ人物紹介&裏設定:04

    シュライク・シュダークスの裏設定


    シュライクのラフ画(イラスト:新條漸)

    最初は上半身に衣服を纏い、胸回りが2サイズ小さかったです。しかし作者のリクエストに応えていただいて、この造形に至る。ガントレア君は即興で生まれた可愛いマスコットのようなキャラクターになったのは新條さんのGJ(グッジョブ)としか言いようがない。

    haracter back setting
    『スペサガ キャラクター裏設定:04』

     第4回目のキャラクター裏設定は、
     ユディル専属の英雄『シュライク・シュダークス』です。
     シェルの恋心を掴めなかった最強の英雄。愛すべき脳筋キャラはみんな大好きシュライク君として愛されたいのである。
     それでは、キャラアイコンをドン。

    【シュライク・シュダークス】


     ユディルの英雄。35歳。若き頃に秘薬を飲み、修羅の如き力を得る。始鳥大陸最強の英雄として恐れられる人修羅であり、ユディルの絶対的守護者。
     彼の詳しい背景と紹介は本の中の本編の中にあり。
     ここからは本編には書いていないここだけの魅力的な情報を公開。


    シュライク裏設定1プロレスが大好きだから
     作者はプロレスが大好きである。
     また、男の子は強く逞しい漢に憧れるものである。
    だったらシュライク・シュダークスのようになりたいじゃないの!?(唐突な主張
     竹馬タケルは非力である。小さい頃、バスケでダンクをして、リンクから変な風に落ちて右腕を単純骨折して以来「パソコンと本より重たい物は持たない」主義を貫いてきた。
     だが、だからこそプロレスラーのように、アスリートのように、超人のようにガタイのゴツい人に憧れる!っていう気持ち、男の子には分かるでしょうか、、、。この世の中には暴力はいけないけど、殴って解決したい物事や、殴りたい人が少なからずいるのではないでしょうか、、、。僕だけでしょうか、、、。
    (めんどくさい人の文章)
    現実でやれないなら、ファンタジーの世界でやっちまえ!そこで修羅王シュライク・シュダークス君の出番というわけですよ!!鉄拳制裁ですよ!!


    シュライク裏設定2いじめられた仕返しをしてくれ
     スペリアルとは肺活量の凄い普通の人間である。
     だから側で守る絶対的なボディガードのような存在が必要不可欠なのである。
     自分だったらこんな人に守って欲しいな(キュン)という感情の女性版で側にいて欲しいのがレオだとしたら、俺はなぁ!こんな漢の中の漢に守って欲しいんだよぉ!!(オラァ)という感情の男性版こそがシュライク君の誕生秘話である。
     作者は昔、学校の先生と生徒にいじめられ、不当な暴力を受けて中学校を不登校になり、高校を中退した。そして色々あった末に20歳から中学校の勉強を再開し、定時制高校をたらい回しにされた挙句、愛知県(他県)の名古屋市の通信制高校に通い、25歳でようやく高校を卒業した。
     不幸自慢などをする気はさらさらないが、作者の自慢は今まで人を殴ったことがないことと、自分がされたら嫌なことは他人にしないことである。いじめられたからといって、やり返していいわけじゃない。それを強さに変えて、優しい人間になるべきであると信じて大きくなった。
    だからこそ、殴ってやりたかったあいつらを殴ってくれ!僕のシュライク!!ファンタジーの皮をかぶって、やられた僕の代わりにやり返してくれ!!鉄拳制裁をして暴力による解決をするのだ!!


    シュライク裏設定3ガントレア君が可愛い件
     こんな2メートルもある超怪力の肩にいつもいるのが魔導具「ガントレア」である。
     最初は「ターミネーター2のあのシルバーのやつみたいにね(ごにょごにょ」とイラスト担当の新條さんに伝えていたのだが、ボウリング玉をそのまま載せたラフ画をいただいて「な、なっじゃこりゃ!」となったものの、「こ、このボウリング玉を目玉にして、キャラにしたら可愛いんじゃない?」という流れからガントレア君が爆誕。
     はっきり言って、本編にはこの可愛い球体キャラクターの描写など一切ないが、
    ガントレア君は読者であるあなたの心と頭の中で喜怒哀楽をしながら動き回っているだろう(唐突に振って着地をする


    圧倒的な暴力の象徴として、
    ガントレアをはめて、黒銀の粒子を散りばめながら敵を撲殺する。
    みんな大好きシュライク君はそんなキャラでいいのだ。一生ブレるな。



     詩闘の勝敗は英雄の質によって決まる
     レオの時にも言ったけれど、もしもレオとシュライクが戦うようなことになったらどうなってしまうのだろう?
     そんな日が訪れないことを心から願うばかりである。


    次回は大陸最高のスペリアル、
    レイルン・サンの裏設定に続きます。




    2019.11.07

    スペリアル・サガ人物紹介&裏設定:03

    ユディル・エグゼウスの裏設定


    ユディルのラフ画(イラスト:新條漸)

    キャラ造形をする上で、作者が一番こだわり抜いて、リテイクを要求したキャラ。ラフ画にも書いてある通り、新條さんの好みが爆発しているダンディなおじさんが最強のスペリアルとして採用となる。”萌”と”俺得”という気持ちが痛いほどよく分かる。

    haracter back setting
    『スペサガ キャラクター裏設定:03』

     第3回目のキャラクター裏設定は、
     始鳥大陸エルフレアの中でも最強のスペリアル『ユディル・エグゼウス』です。
     この世に7人しかいないスペリアル。そんでもって他にも10人くらい詩魔法使いはいるらしい。でも、その中でも誰もが認める歴代最強の詩魔法使いがオシャレでダンディなこの男。
     それでは、キャラアイコンをドン。

    【ユディル・エグゼウス】


     サンテルクロス国の闇のスペリアル。47歳。始鳥大陸随一の詩魔法使い。レイルンと共に詩政治制度を執り仕切る国家の父性的存在。
     彼の詳しい背景と紹介は本の中の本編の中にあり。
     ここからは本編には書いていないここだけの魅力的な情報を公開。


    ユディル裏設定1モデルは作者の父親
     2018年、9月17日0時ちょうど、作者の父は他界しました。肝臓ガンと戦いました。68歳でした。
     医者が来て時計を見て死亡時刻は判断されますが、僕は死に際を見届けていたので本当に身体が冷たくなり、魂が抜けた瞬間をよく覚えています。それは間違いなく0時ちょうどでした。
     お母さんが泣きじゃくる中、親戚が見守る中、僕は片方の耳にイヤホンで音楽を聴きながら、現実を半分受け止め、半分を目を逸らしてきちんと見届けました。
     僕が作中の中で最も好きであり、特別扱いしているのが父がモデルとなったこのユディル・エグゼウスです。
     スペリアル・サガ本の冒頭に
    「亡き父と、残る母に」と記されていますが、これは亡き父と母に捧げる作品でもあります。
     父はユディル、母はレイルン、シェルは父と母と作者、シェルが守る子は作者。そしてサンテルクロスは我が家の歴史。それを綺麗に置き換えて、我が家の人生を大波乱に見立てたのが今作の裏設定。
     いい父親とは言い切れないけど、作者としてはこんなカタチでしか感謝の気持ちを伝えられませんでした。
    詩を書くしか能がなく、社会に適応できず、物語にするまで時間がかかったから、親不孝を重ね続け、スネをかじり、骨をしゃぶり尽くし、死んだその遺骨で出版をした僕をこれで許してね、お父ちゃん!
    ユディル、最強の設定にしたから!(テヘペロ



    ユディル裏設定2ユディルのマフラーはリンガとシェルの手編み
     これも本編には書かれていない裏設定である。
     ウェブサイト左側をご覧ください。黒・赤・橙・黄・緑・紫・灰色・白の大体7色のカラフルな色が未完文楽のホームページの特徴ですね。実はこれ、最初から「ユディルのマフラーの象徴」だったのです。
     ちなみに赤〜緑や黒・白は7人のスペリアルの象徴色です。
     そして、ユディルのマフラーはリンガ(母)とシェル(作者)の手編みであり、それを大事にいつも身に付けさせるということは、死んでも、離れていても、僕は家族を想っているし、大事にしていくよ。という証なのです。
     正直、僕にはそんなにいい父親には思えなかったのですが、産んでくれたことには感謝できるくらいになれたから、未完文楽団の象徴色はユディルそのものであり、まぁ作品で大暴れしてあなたの生きた証を一緒に残しましょうよ!
    っていう裏設定です。


    ユディル裏設定3スターウォーズが原型
     僕の父と母が初めてのデートで見た映画が「スターウォーズ」の最初だったそうです。つまり、エピソード4にあたる作品。今から48年くらい前ということになるのかな。歴史の重みと深さを感じる。
     光がどうだの、闇がどうだの。今時そんなのがウケるのかねぇ。と作者は思いつつも、そういう思い出は大事にしているので、亡き父と母が少しでも喜びそうなお話にするべく、スターウォーズぽく光と闇を扱い、レイルンとユディルを造形し、宇宙を操る力を持つという設定に至る。しかも超ど直球の魔球を投げる。
    要するにお父さん、あなたはダース・ベイダーなんだ。
    いつか娘や孫と戦う宿命と運命が待っているぞ。
    だけど、お父さんは死んでいるし、
    お母さんはQRコードすら理解できないし、
    ガラケーだし、
    僕の作品を見ることも聞くこともないと思う!
    知ったところで10ページ以内に飽きられる自信はある。だって僕のことにちっとも興味を持ってくれなかったんだもん!!



    それでもお父さん、
    僕を産んでくれてありがとう。
    心の底から愛しています。
    だから、作品の中でも最強に厄介な存在として生き続けてください。



     いい父親だったとは言い切れない
     だから作者も葛藤しながら書き上げた人物像と詩魔法の数々。
     だけど、やっぱり僕にとって詩人はヒーローだし、お父さんは大事な存在だった。
     いつまでも忘れないために、作品の中で大暴れしてください。お母さんのモデルもちゃんと登場するので、永遠にケンカをしながら作品を盛り上げてください。


    次回はユディルの英雄、みんな大好き、
    シュライク・シュダークスの裏設定に続きます。




    2019.11.04

    スペリアル・サガ人物紹介&裏設定:02

    レオ・ウルワッカの裏設定


    レオのラフ画(イラスト:新條漸)

    イラストレーター新條さんが名前から「オオカミ」を連想し、その印象でワイルド系イケメンが爆誕。あぁ、、、僕もこんな顔やスタイルで産まれたらなぁ!良かったのになぁ!魔導具のフォトンにより、非常に雄々しくもあり華もあるキャラへと完成されました。

    haracter back setting
    『スペサガ キャラクター裏設定:02』

     第2回目のキャラクター裏設定は、
     シェルとレイルンを守護する英雄『レオ・ウルワッカ』です。
     このタイプの造形は新條さんのお手の物。おじさまやおばさまの造形も素晴らしいけれど、イケメンの作り方も素晴らしい。女性なら抱かれたいキャラである。
     それでは、キャラアイコンをドン。

    【レオ・ウルワッカ】


     シェルの婚約者。31歳。サンテルクロス国のスペリアル、レイルンの英雄。始鳥大陸最高の槍士で誰もが一目置いている詩護者のバディ。
     彼の詳しい背景と紹介は本の中の本編の中にあり。
     ここからは本編には書いていないここだけの魅力的な情報を公開。


    レオ裏設定1シュライクとは犬猿の仲
     イケメンに厳しいのも作者の特権である。
     後に紹介されるが、ユディル・エグゼウス専属の英雄シュライク・シュダークスという最強の英雄がいる。
    この男とその漢は犬猿の仲なのである。
     シュライク君は超分かりやすいパワー系の人修羅。対してこのレオは心まで超イケメンなスピード系の王子様(シェルにとって
     残念なことに、シュライク君もシェルが好きだったが、選んだ相手はこのレオだった。所詮男は顔なのか?顔が良くて性格も良い。正しくいうなら少し不良なところがツボに入るのだろうか?ねぇ、僕(タケル)みたいな男には人生のチャンスがないのでしょうか!?
    (ファンタジーと現実を混同している人の文章)
    チッ、、、気にくわねぇ。おまえみたいワイルドなイケメンは物語の中で大変な目にあってしまえ!!


    レオ裏設定2強靭な胃袋と異次元の味覚
     素敵なカップルを妨害するのも作者の特権である。
     シェルの料理が殺人的なのはすでに伝えた通りだ。しかし、それら(それ扱い)を美味しそうに食べるレオ、食べてもお腹を壊さないレオの胃袋と味覚は異常である。どこの設定にも説明してはいないが、これこそがこの男の特殊能力なのである。
     女性からしてみたら自分の作った手料理を何でも美味しそうに食べてくれる男性というのは嬉しいものなのか?
     そんな経験を一欠片も味わったことのない作者は、たぶん彼女ができたら何でも美味しそうに食べるだろう。ジョーカーのように口と顔では笑い、心では涙を流しながら、、、。
    チッ、、、ますます気にくわねぇ。おまえみたいに女性人気が出そうなキャラは散々苦労しやがれ!!(2度目


    レオ裏設定3子供が大好き
     別に好感度を上げようとしているわけではない。ただ、本当に良い男だし、根っからの子供好きなのも本編にはない裏設定である。
     だからシェルのお腹の中にいる子供に誰よりも会いたがっている。
     子供が大好きだから。
    はっはっは!気にくわねぇなら、そう簡単には会わせないのがタケルの流儀!
    あらゆる試練に耐えられるか、物語の中で試してみやがれ!!(3度目



    英雄として、
    レイルンを守りながらシェルをも守れるのだろうか?
    シェルと一緒にどんな困難も乗り越えられる準備はできたかな?



     詩闘の勝敗は英雄の質によって決まる
     愛する我が子を守るために、未来の妻と一緒に戦地を駆け巡る閃光槍士の活躍が戦況を大きく左右する。
     レオ、君の勇気と行動力が今必要なんだ。誰より早く戦場を舞って、シェルと国を守るんだ。


    次回はシェルの父親、
    ユディル・エグゼウスの裏設定に続きます。




    2019.11.01

    スペリアル・サガ人物紹介&裏設定:01

    シェル・エグゼウスの裏設定


    シェルのラフ画(イラスト:新條漸)

    原作者が描いた初期シェル像がここまでビフォー&アフター。
    産前と産後のシェル。実際に子を産み、幼稚園児を育てている新條さんのイラストには説得力があります。理想的なシェル像とスペサガワールドのキャラ造形がここから初まりました。

    haracter back setting
    『スペサガ キャラクター裏設定:01』

     第1回目のキャラクター裏設定は、
     主人公の『シェル・エグゼウス』です。
     元々のキャラクタービジョンと造形のビジョンが一致していたので、とても安産なタイプで産まれたキャラクターです。
     それでは、キャラアイコンをドン。

    【シェル・エグゼウス】


     主人公。25歳。サンテルクロス国のスペリアル、ユディル・エグゼウスの娘。同国の英雄レオとの間に子を授かる。次世代スペリアル候補筆頭であるが、国家と自分の赤子の行く末について迷える出産間近の詩魔法使い。
     彼女の詳しい背景と紹介は本の中の本編の中にあり。
     ここからは本編には書いていないここだけの魅力的な情報を公開。


    シェル裏設定1料理が殺人的に不味い(まずい)
     いきなり主人公を貶めるのも作者の特権である。
     もうじき自分の赤子が産まれるとのことで、料理を絶賛勉強中であるが、その味は殺人的である
     天は二物を与えずと言うが、詩による魔法の才能は群を抜き、誰にも愛される性格と天然美人であるが、大きな欠点も与えた。
     詩魔法は瞬間的な感情の爆発による魔法という教えを料理にまで持ち込み、そのバランス感覚は「テキトー」の一言で済ませているので美味しくなるはずがない。
     悲しいことにこの料理のセンスのなさがとあるエピソードで悲劇をもたらす。
     何より、未来の夫になるレオ・ウルワッカが最大の被害者と言えるが、案外そうでもないのがさらなる悲劇をもたらすとはこの時、これから紹介される登場人物たちは知るよしもなかった、、、。


    シェル裏設定2趣味が料理というのも不味い(まずい)
     さらに主人公を貶めるのも作者の特権である。
     本人はおにぎり、カレー、パン、サンドイッチ、シチュー、スパゲティ、野菜、デザートなど、子供と夫、仲間たちのために趣味をも料理としているがやはりその味は殺人的
     休日になると、ルンルン気分で料理を作り、レオとレイルンにその味見をしてもらうが、もはや毒見のレベルである
     何をどうしたらここまで不味くなるのかを問いただしたいが、レオは普通に食べられる。つまり、レイルンは我慢をしながら悶絶寸前で食べさせられ続けているという悲劇がそこにはある。


    シェル裏設定3実はかなり最強のポテンシャル
     本作品をご覧&ご視聴になると分かるのですが、最強のスペリアルはユディル・エグゼウスであり、最高のスペリアルはレイルン・サンということになっています。
     しかし、順調に成長をすれば小さな頃からユディルによって詩魔法の高等技術を正式に学んできたシェルは詩による魔法の基礎基本ができているので、そのポテンシャルも合間って「将来的にユディルをも超えるのではないか?」という力を秘めている。
     ぶっちゃけ、どっちが強いとか、誰が最強とか、そういうことには興味がない作者だが、さすがはユディルの娘であり、エグゼウス家の血を継ぐ者。(そして肝っ玉母さんリンガの遺伝子が何気に凄い)
     ましてやそのシェルのポテンシャルをも受け継ぐ彼女の息子はどれほどの詩魔法使いになってしまうのか?


    シェル裏設定特別4シェルのモデルはタケルの大好きな歌手
     シェルのモデルは夜を歌い、悲しみに寄り添うように歌う素晴らしくも繊細な歌声を持つ歌手がモデル。
     彼女の歌を毎日聞いて、スペリアル・サガのイメージソングとして力に変えてここまで書いてきた。
     白と黒&ファッション、光と闇、夜、アンビバレント、メガネなど。その影響は大きい。
     大好きだし、特別なことはとっておきの秘密なのだ。


    それ以前に、
    彼女は愛する我が子を守れるのか?
    その試練が国家滅亡の危機の中、逃げ場のない状況で試される時が来た。



     「詩も魔法も大嫌い!」と彼女は言う。
     だけど、それを守り抜く辛さ、苦しさ、儚さ、尊さ、美しさ、素晴らしさをこれでもかというくらいに伝えてくれるはず。
     生き辛過ぎる世の中や職業、人生の選択や家庭環境の中でも逞しく生き抜く大切さをシェルは身をもって教えてくれることでしょう。


    次回はシェルの未来の夫、
    レオ・ウルワッカの裏設定に続きます。




    2019.10.17

    11月からデビュー作『スペリアル・サガ』の宣伝をスタートします

    登場人物の裏設定から紹介(o^-')b


    本の発売は12月1日からで、公開は12月15日から

    正式な発売日と公開日が決まりました。
    ここ1年間でブログとツイッターを通してこんなにも企画が前に進んだことに感謝です。

    haracter back setting
    『スペサガ キャラクター裏設定』

     チームのメンバーにも
    「11月1日から宣伝していいよ〜。」
    と伝えてあります。

     小さな宣伝しかできませんが、やらない努力よりやる努力ということで、11月から竹馬タケルのデビュー作のファンタジー物語の本『スペリアル・サガ』の宣伝を開始させていただきます。
     ここまで来たら、もうやるっきゃないなという気持ちでいっぱいです。

     まず、スペリアル・サガのキャラクターの裏設定からスタートをして、2、3日に1キャラ紹介をする方針で作品の魅力を伝えていきたいと思います。

    本の帯に、

    聴いて読む、
    新感覚、
    朗読エンターテイメント!


     とありますが、まさしくその通りの仕上がりになっています。
    愛情と情熱、努力と才能を駆使して、仲間と一緒に精一杯作った一品

     本当にこう呼ぶのが相応しい、愛しい本です。

     製作はまだ困難な部分もありますが、仲間の風邪や不具合さえなければ出せます。未完成なところも多くありますが、読者様と視聴者様に楽しんでもらったり、愛されるような作品になる努力は続けてきました。

    未来の文芸界や、
    朗読界、
    オーディオブックの世界を切り開けるような作品。


    それを全力でカタチにする
    そのために、少しでも作品のことを知ったり、広めたり、愛してもらうために11月から魅力的なキャラクターの数々の裏設定からスタートしていきます

     無名の新人ですが作品には愛情と自信を持っています。何より、アイデアがとっておきなので、これから色々な人たちに知られたり、広められたり、愛されるよう努力します。

     本当に宣伝力少ないですが、
     不安と焦りも多くありますが、頑張ります。

     引き続き、竹馬タケルと未完文楽団、よろしくお願いします。

    11月からオニバ!いっていこうぜ!


    Twitterやっています

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    2019.09.15

    開拓者たち

    現在、鋭意製作追い込み中です!


    サンテルクロスという国を守る物語

    左の天然美人が主人公と彼女の子供。
    右の大陸四大美人が王家の血筋を継ぐ子を産んだ王妃。

    rontier spirit
    『開拓精神で、新しいオーディオブックジャンルを作る』

     現在、朗読班はほぼ完了。音楽班は追い込み2。イラスト班は終盤戦を迎えています。
     今のところ、「竹馬タケルが何を言っているのか分からない」。という状態にあると思いますが、本が出版されて、QRコードから無料で朗読再生されると共に、物語を読んでくださったら分かると思います。
     僕たちがどれだけ開拓精神を持って、新しいことに挑もうとしているのかを。

     この挑戦が成功をしたら、どれだけのジャンルの方々に新しい行き場とやり場、仕事や活躍の場所が増えるのかを伝えます。

    1:作家、詩人などの物書きに新しい表現形式が生まれる
     仕事を生む仕事を担当するのは、まず本を書く立場の者です。
     僕の仕事の方針がこれから書かれる方々の需要を生みます。もちろんこれは読者様と視聴者様の需要と供給があってことのものですが、すべての起点は物語を文字で書く者に権利が与えられます。
    文楽を学び、身に付ければ、
    1:朗読家
    2:声優
    3:音楽家
    4:音響関連
    5:イラストレーター
    6:アプリ系統
    7:出版社
    8:パソコン編集やエンジニアに需要が生まれます。

     つまりお金にならないと思われる芸術家に、生活や飯のタネとなる新しい居場所が生まれるのです。

    2:朗読家・声優の方々にも活躍の居場所を
     「本当にこの人何言っているの?」と思われるかもしれませんが、本当に僕はもっとアーティストたちの居場所が増えるために、企画を立てて実現しようとしています。
     今は、予算、コネクション、時間、製作環境などがなく、最低限の人数と限られた条件下の中で製作をしていますが、最終的には朗読文化の発展と、声優の活躍の居場所を増やすために、物語の仕組みが確立されています。
    もっと朗読家に陽の光の当たるように。
    声優になりたい人は山ほどいるから、受け皿となる居場所を築けるように。

     その一心で朗読パートと幕間パート、セリフのパートを明確に住み分けした作品になっています。

    3:音楽家・音響関連・パソコンエンジニアにも活躍の居場所を
    これも上記の需要と同じです。
    本当に盛大に長時間、音楽家や効果音、音響、エンジニアが活躍しなくては、僕が目指す文楽エンターテイメントは成立しません。

     今は一人の人にそのすべてを背負わせてしまって、大変な思いをして頑張っていただいていますが、本当はもっとチームを組んで、大人数で活躍をしたいです。

    4:イラストレーターにも活躍の居場所を
     イラストを志す人は本当にたくさんいます。
     だけど、今の僕の予算では2章で1枚とかが精一杯。本当に素敵なイラストレーターの方と出会えて、今連絡を取り合って進めています。
    本当はもっと枚数が欲しい!
    色んなイラストがあってもいい!


     と思っているのですが、現実的に今はこれが精一杯。
     そして、いつかこれを出版社の理解を得て、アプリにして、みんなに朗読データがダウンロードされた分だけお金が分配される仕組みを作りたい。それだけ魅力の溢れる作品や新たなメディアにしたい。
     したい。
     したい。。。
     したい。。。。。。(木霊終わり2)

     今の僕たちチームは、本当に北海道を開拓した開拓者であり、フロンティア・スピリットを持ったチャレンジャーです。
     作品が陽の目を見るかどうかは分かりませんが、僕の志していることは上記の通り、アーティストにもっと生活と活躍とチャンスを与える居場所を生み出すことです。


    全部本音! そして本気です!
    引き続き、チームでオーディオブックの制作をさらに前へと進めていきます。期待をして出版まで待っていてください。
    絶対に新しい文芸の景色を見せてさしあげます。




    2019.08.22

    新しい文体の物語とオーディオブック

    下のイラストが本の表紙になります


    彼女が物語の主人公

    情報はまだ解禁できませんが、徐々に明らかにしていきます。
    物語の主人公は特大の銃を撃ち込む彼女です。

    ook
    『本がもうじきできあがる』

     現在、朗読班は後半戦。音楽班は追い込み。イラスト班は中盤戦を迎えています。
     そして、初めての本が仕上がって手元にもうすぐ届きます。これが楽しみで仕方ない。
     緊張しながら、出版社やオーディオブック制作班みんなの進行にアドバイスをしながら見守る日々です。

     情報はまだ解禁できませんが、どんな物語かを少しだけ紹介しましょう。

    1:新しい文体のオーディオブック
     時間にして、約20時間に及ぶ大朗読劇となります。
     文学とか、朗読とか、オーディオブックとか。慣れ親しんでいないし、読むのや聞くのがしんどい、めんどくさいという方へ。
    そんなことはありません。
    あっという間に時間が過ぎる作品に仕上げてみせます!

     そのためのアイデアと工夫と愛情をたっぷりと注いで、普段本を読まない人をも惹きつけるような作品にしてみせる。
     具体的に言うと、言葉のリズムとセリフ、散文と音楽の助けを借りて、それを実現可能にした物語となります。

    2:詩による魔法の物語
     上のイラストの女性が主人公です。
     これは詩による魔法の物語となって、極めてリズミカルに国家を巡る一大事件を壮大に物語っていきます
     「えぇ〜詩なのぉ〜。」とか言うそこのあなた!
    そんなことはありません。
    文章のパートはすべてリズミカルな文体と散文が交互にハーモニーを奏でて物語が続いていきます。

     詩で魔法を唱えるけれど、詩そのものが物語でもある、詩による魔法の物語なのです。

    3:どんな物語なの?
    言いたいけどまだ言えません。
    面白くなるように一生懸命、みんなで製作中です(o-`ω-o)b


    4:製作順調なの?
     じゅ、順調かどうかは仲間次第だ!とにかくもうすぐ本が仕上がります
     僕から言えるのは〜〜〜
    詩魔法に、不可能の文字はない。

     ということです。
     綺麗な粒子がパラパラ舞って、みなさんに「もう終わっちゃったの!?」と思わせるような作品にしたい。
     したい。
     したい。。。
     したい。。。。。。(木霊終わり)

     文章、詩、朗読、音楽、効果音、イラスト。これらの力を組み合わせて、化学反応を巻き起こせるかどうかを挑戦します。
     本当は声優も欲しかったけれど、そこまで時間もコネも予算もないので、このメンバーで頑張るぞぉ〜٩(°̀ᗝ°́)و


    引き続き、チームでオーディオブックの制作をさらに前へと進めていきます。



    2019.07.23

    USJに行って来た。
    ワンピースプレミアショー!

    製本される前に、祝おう


  • 来年は未完文楽団の仲間と行きテェ!

    3回目になるともう慣れたものですよ。
    4回目はオーディオブックを一緒に作った仲間と行きたいと胸に秘めて入場。

  • SJ
    『今年も来たぞぉ!(DON!』

     7月18日、今年もいつもの親友とUSJに遊びに行って来ました。
     4ヶ月後、僕のデビュー作の本が出版されるので、「タケちゃんの景気祝いだ!」と前祝いに3人でワイワイと楽しんできました。

     「ごめん、そういうのいいから。」と言ったものの、ワンピースのショーが見たいがために付いて行ったのだ!

     それでまぁ、あれですよ。いつものように前半は期間限定のアトラクション中盤はジェットコースター系終盤はワンピースといった黄金律に則って遊んだわけですね。祝ってもらったわけですね。

     でもこの流れ、ワンパターンだし、ワンピースショーがメインなのでダイジェストで画像と共にお送りします。

    ・「sing」のアトラクションを見る
    ・「進撃の巨人」のアトラクションを見る
    ・「エヴァンゲリオンVSゴジラ」のアトラクションを見る


     「大体ここ抑えとけばええねん!」ってところはまず抑えました。
     そしてプラプラと歩きながらジェットコースターに乗ってお昼を過ごしたというわけですよ。

    大体いつものコース

    3回目になると、もうルートなどの要領も掴めてくる。左上画像は毎回外すぬいぐるみ欲しさに試す「1000円10球ボール入れ」。その右は「アズーレ・ディ・カプリ」のピザ。席は予約がオススメ。その右は「ハリーポッターの城」もうお決まり過ぎてありがたみないけど、本で負けねぇぞぉ!とみんなで叫んで入場。そして下が、実はこのパーク内で一番おいしい「伊藤ハムのホットドック」。自分で探して食べてみてください。


     と、以上こんな感じでやんややんやと楽しい時間を過ごしていたのですが、、、。

    「雨降るなよ、、、」
    「雨降るんじゃねぇ!」
    「天気の子みたいに祈れ!100パーセント晴れ男やろ!」


     こんなフレーズを雨の中でずっと叫び続けていました。
     なぜならワンピースプレミアショーが中止になることだけは絶対に避けたかったからです。

     この中に、自分を人柱にしたヒロインがいたかどうかはともかく、とにかく無事に小雨の中でショーは開幕されたのであった!

     やったぜ、ありがとう新海監督!!
     (天気の子、公開前の祈りが通じた3人の気持ちである



    ワンピースプレミアショー2019


    撮影OKタイムの画像より1

    画像左から
    1.いきなりですが、キャラの名前が分かりません(ニワカ丸出し
    2.彼がクロコダイルです。
    3.確かキッドと、、、分かりません!
    4.ルッチとバギーですね、これは分かりますよね?(突然馴れ馴れしく


    3人でDON!!

    何気に、一番人気は明らかに女子の悲鳴の多いサンジなのですが、やはりこの3人が揃うと同じくらい叫びが木霊します。

     なんてったって、今年は最後に撮影OKなところが良かったです。テンションガンガン上がりまくり!

     まず簡単なあらすじ。

     海賊万博の開催地へと航海中、「迷宮島」に立ち寄った麦わらの一味は何者かに襲われ散り散りになってしまう。
     それは触れたものすべてを爆弾に変える”バスバスの実”の能力者、海軍中将バルザック率いる囚人部隊の罠だった!

     その時、インペルダウン5.5番外地では、ルフィの危機を聞きつけ、いち早く救出へ向かうある姿が・・・。
     そう、ボン・クレーは生きていたのだ!!

     再び命を賭けて助けに来てくれたボン・クレーと再会を果たしたルフィは、「今度は俺が、ボンちゃんを助ける!」と強く誓うが・・・。

     麦わらの一味壊滅を企み、次々と襲い掛かる敵に対し阿吽の呼吸で戦いを繰り広げるルフィとボン・クレーの前に、バルザックに加え、マゼラン、そしてさらなる超強敵が現れて・・・!!!

     海賊と海軍が入り乱れての大乱闘、ルフィとボン・クレーの熱い友情に、今、震えるような興奮が全身を駆け抜ける!!!!

    「パンフレットより」

    撮影OKタイムの画像より2

    画像左から
    1.ボンちゃんです。今回相当頑張りました。
    2.カタクリと鏡のオババです。
    3.たぶん毒のマゼランです。触れました。
    4.そんで、今回悪役を見事に演じたバルザックたちです!

     まず言いたいのは、
    「画像がブレブレですいません」
     急いで撮影したので、明らかなプロ女子のようにカメラを手にして撮ることなんてできませんでした!

     しかし、我が親友はきっちり動画で一部始終を綺麗に撮影してあります。
     でも「これってSNSとかでアップするとやばいよねぇ?」という配慮をして、あえて動画は載せません。それが大人のマナーです。
     動画は仲間内で楽しんでもらいました。
  • 超強敵はこいつです

    たぶん、この黄猿が裏で糸を引いていたボスだったような、だったそうな(うろ覚え


  •  感想に入ります。

     ルフィたちがドッカンバッカンやって、相変わらず面白かったです!

     ネタバレになるので控えますが、今回は新しい演出が見ていて面白かったです。

     具体的にどんな演出かというと、大勢のモブ海賊(黒子)が、画面の映る板(鏡みたいなの)を持って動くんです。それが攻撃やダメージや言葉や色んなエフェクトになって、去年よりも分かりやすい演出になっていて楽しかったです。

     正直なところ、物語の筋としては去年の方が出来が良かったのですが、こういう見る者に常に新しい刺激を提供する姿勢が「やはりプロだな」というところで見ていてドキドキワクワクしましたね(遠い目

     そんでドカーン!とバコーン!と炎や水しぶきが上がって、果ては毒の大蛇が出てきたり、ギア4のニョキニョキが出てきたりで「うお〜!」となって満足してみんな帰ったという楽しい時間になりました。

     何よりお客さんとの一体感が凄いいいですね。
     何度行っても、何度見ても、あの現地に行かないと分からないワクワク感は良いものです。

     来年は、絶対に一緒にデビュー作のオーディオブックを一緒に作ってくれた仲間と一緒に行きテェ!!!

     そんな気持ちが膨らみながらも、「ちゃんとできるかなぁ」とか「間に合うのかなぁ」とか「本は少しでも広がってくれるのかなぁ、、、」と僕は不安な気持ちでいっぱいです。

     でも、ここまで来たらもうエンドクレジットに仲間の名前が刻んであるので、ブレずにいきます。

     そして、今日のまとめに言いたいのは、僕たちがUSJに行ったまさに同日、隣の県の京都で「京アニにガソリンが撒かれるテロ事件」が起きて非常に心が痛いです。

     京アニの作品は僕もほとんど見させていただいているし、かけがえのない繊細な表現を描く未来ある素晴らしいアニメーターの方々が34人も亡くなられ、34人も重軽傷を負ったことは文化的にも社会的にも大きな打撃であり惨劇です。

     先日、募金に行き微力ながら支援をさせていただきました。
     亡くなられた方々には心より御冥福をお祈りをすると共に、今後、厳しい道のりかもしれませんが、京アニが復活してまた素晴らしい作品を世に残せるよう心からお祈りしています。

     祈るだけでなく、僕も少しでも良い作品を残せるよう本とオーディオブックを残すという行動を持って伝えること、表現することを恐れずに立ち向かいます。

     かけがえのないアニメーターの方々に敬意を評して、御冥福を。

    2019.06.02

    今週のタケルと未完文楽団の成長記録#30

    2019年6月2日までのローテーションを振り返る


    今週はこうでした

    ・一言じゃ言えない!

    ntil now
    『今までを振り返る』

     今日は去年から進めた未完文楽団の企画の裏側を少しだけ紹介します。
     僕の新しいオーディオブックの構想をカタチにしたいというところから始まったこのホームページ。
     今では「本の出版とオーディオブックを再生する場所」になるまで成長しました。

     では簡単に企画進行のおさらいします。

    1:ツイッターで朗読家の方と出会う。
     ホームページにある文楽ページの中から好きな詩篇を読んでもらい、隠れオーディションをスタート&合格が進行して、出版する本のオーディオブックの朗読家が決定。
     北海道へ10泊11日くらいの朗読アドバイス弾丸ツアーを実行して、役や朗読の重要な点を伝えて無事に帰還する。
     嬉しいことに、この素晴らしい朗読家の方は男性の朗読家とペアを組んで朗読活動をされているので、男性パートや大事な朗読の幕間部分も担当してもらうことに決定。

    2:ツイッターで音楽家の方と出会う。
     「音楽は絶対に必要だ!」とうことで、応募をしたところ出版する本のオーディオブックの音楽家が決定。
     大阪へ3回行って、アドバイスとリフレッシュツアーを実行して、音楽で重要な点を伝えて無事に帰還する。
     これまた嬉しいことに、この素晴らしい音楽家の方は作品の中の効果音と編集作業もできるので、オーディオブックの仕上げを担当してもらうことに決定。

    3:イラストレーターの方と出会う。
     音楽家の方からの推薦を経て、とあるイラストサイトで作品のイメージにピッタリな本の表紙とオーディオブックのイラストレーターが決定。
     東京在住。現在キャラクターラフなどの打ち合わせを経て、イラストを進行中。
     ありがたや、ありがたや〜。

    4:出版社の編集者&担当の方と打ち合わせ。
     そんなこんなの事情を抱えつつ、非常に柔軟かつ丁寧な対応をしていただいてもうすぐ本が仕上がります
     ここから朗読家の方々と音楽家の方にどれだけ修正を必要とされるのかが勝負の鍵を握ります。
     発売時期はできるだけ10月か11月の間にしたい!

     大体こんなやりとりをしながら現在進行形で制作進行中。
     本当に、奇跡とファンタジーで産まれる作品になると思います。
     皆様、それだけ自分の人生と魂を使って作っていただいています。
     感謝に絶えません。
     始まりからここまでよく成長しました。

     みんなの来週がよい日々でありますように。

    引き続き、チームでオーディオブックの制作を前へと進めていきます。

     日曜日は連絡も告知もありません。
     その代わり、来週に向けての自分と未完文楽団の抱負を刻んでおきます。

     来週の抱負は、何か頑張りながら待つこと。です。
     もう制作の段階も原作者は待つ。編集者と担当の方から言われたことを修正し、チーム全体に変更の指示をするだけなのです。
     僕みたいな新人では宣伝力も何もないけれど、今やれることをやってみんなの成果を待ちます。

     来週はどんな出会いや繋がりが生まれるのでしょうか。楽しみだね。惹きつける引力と繋がりの重力に願いを込めて。
     今週にサリュ。
     来週もボンボヤージュ!



    2019.06.01

    バックナンバーはこちらから

    2018年のブログ365のバックナンバー


    クリックすれば全部読めます

     2018年は本当に前進した年でした。
     2019年も仲間と一緒に前に進みたいです。

    2019.05.30

    竹馬タケル&未完文楽団、
    秋か冬に物語の本を出版します

    オニバ、いっていこうぜ!


  • 自己紹介memoのページへ

     詩人・劇詩作家の竹馬タケル&未完文楽団のざっくりした全貌は全部ここで紹介されています。やるなら楽しく面白おかしく。もっと知りたいことがあったらメールしてね

  • ello
    『初めまして&こんにちは』

     読者のみなさま、
     未完ボンジュール。

     2019年に入ったのでブログを一新して、過去の記事はバックナンバーに保管しました。
     お題は『フリートーク
     今日は「自己紹介」ということで、改めて竹馬タケルと未完文楽団の紹介をします。

     2019年。
     秋か冬に本を出版します。


    本の発売と同時にこのホームページで、
    物語全章のオーディオブックが再生できます。
    そのオーディオブックと共に本を読みながら、朗読を聴いてもらって楽しむ一大劇詩を現在製作中です。


     2018年にホームページとツイッターをスタートして、ようやくここまで進みました。今、僕とチームメンバーは凄く燃えています

     常に目標を持ち、コツコツと進め、仲間を集めて信頼を増し、確実に実現に近付いています。

    結論から言いますと、
    新しいオーディオブックは実現可能です。


    チームの仲間に感謝の気持ちでいっぱいです。
    メンバーの名前は発売と同時にしか言えないけれど、彼らの朗読&音楽&イラストのパワーに助けられて企画はガンガン進んでいる!

     目的であるBandBookに向けて一歩一歩進んでいます。

     読者のみんな、これからも僕たちに付いてきてください。
    「僕たち」と言えるのが嬉しいです。今は一人で頑張る段階ではないということですから。

     引き続き、竹馬タケルと未完文楽団、よろしくお願いします。

    これからもオニバ!いっていこうぜ!


    Twitterやっています

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