BandBookの構想メモ0
ねぇ、サーぼぉ。お願いがあるんだけど。
なんだいウーノ?
――パソコンとかスマホで使えるApp Storeでダウンロードできるアプリ作ってよ。
い、いきなり無茶振りするんじゃないよ! そんな簡単に作れるものじゃないだろう?
何よ、タケルはね、アプリ作って文楽の良さを最大限に引き出したいのよ!やりなさいよ!これからの時代ね、作家もアーティストも個人商店で食っていける時代にしないといけないのよ!!
いいこと言うねぇ、ウーノ。時代の先を見据えているね。 今ある文化やテクノロジーの中で新たな表現法により商売やビジネスを繰り広げていく。 未完文楽団の場合どんな名前を付けていたんだっけ?
双子:その名も
サー:Band (楽団) ウー:Book (本)
サー:そう、バンドブックについての紹介は団員募集のページでよく話したよね。 ウー:えぇ、このページの上のページにタケルが熱く話していたわ。 サー:そんでさ、ウーノ。さっき言ったように簡単じゃないけど、いつか実現したいからことをさ、『BandBookの構想メモ』として、メモして大事なことを忘れないようにしたり、団員や応募者のために分かりやすく伝えるための備忘録と成長記録のページにしようじゃないか。 ウー:BandBook実現に近付くためにメモるスペースってわけね!
サー:賛成かい? ウー:賛成!!
サー:やっぱり目的って大事だからさ、未完文楽団の目的が今どこらへんまで進んだのかこのページで書き足したり、これから進みたい方向や願望、構想の全容をオープンに広げて今必要な応募者の把握や目標を確認しようよ。 ウー:そうね!ブレないタケルは言っていれば叶う人だからオニバの精神で言って行きましょう。 サー:うん、もちろん肝心なアイディアとか話しちゃいけない内容は言わないよ。だけど、魅力溢れる場所であることや、財宝ザクザクな企画だということを紹介して応募に拍車をかけたいからね、言いたいことは言わせてもらうよ。 ウー:よし、そうとくればさっそく未完文楽団創設者のタケルを登場させて、今どれくらいBandBookの進行や構想が行われているか聞こうじゃないのよ……
サー:……タケルや ウー:タケル…… 双子:教えたまえ! サー:BandBookは…… ウー:今のところ…… 双子:どれくらい構想されているのでしょうか!?
オニバ!いっていこうぜ! おっしゃぁ〜、さっそく未完文楽団の今んところの考えとかプランを広げるぞ!! (ブチッ
サー:痛ってぇえぇぇ!!羽根むしられたぁ!? ウー:それでメモられるのだから必要な犠牲よ。。。あぁ、可哀想なサーぼぉ。。。
オニバ!メモっていくぜ!
BandBookの構想メモ1
改めまして、未完ボンジュール。 よし、じゃぁ今のところの構想を書き足していくぞ。 これを書いている時点では未完文楽団をウェブに乗せていないし、全く知られていない状態で始めるから、贅沢言えない状態だなぁ。 やろうとしている取り組みもなかなか新しいことだから、まずは団員がどれだけ増えるか、集まるかを辛抱強く待ったり、ブログやツイッターで募集をかけていく。 これは当たり前の努力だ。 それを継続しながら、常に先のことを考えながら動いていく。 けれども僕一人の力では限界があるから、集まる人材の質と量によってプランが変わってくると想像している。 だからそうそうシャグランするこたぁない。 焦らずやっていこう。 まずは始めて言って、やってみるところからだな。
それが普通よね。タケルにはアプリを作る知り合いもいなければ、声に興味を持つ知り合いも今はいない状態。 誰にでも最初があるように、まずタケルは何もないところから始めて、自分にできるところからやっていくしかないのよね。
うん。未完文楽を公開して声の人材を集めるところからがスタートだね。タケルの考えるBandBookは色んな人が携わって一つのカタチ(物語や作品)を提供できるアプリにしたいと考えているわけだけど、基盤となるのはやっぱり文章と声なんだよね。
そこに更に音や音楽、絵や動画などを付け加えて、エンターテイメントに近付けていきたいっていう紹介はもうタケルから聞いたわ。タケル、具体的にBandBookはどんなアプリにしたいのかしら?
そうだなぁ。 今は声班の団員の募集に力を入れているじゃない? 文章と声のリズムによる未完文楽は未完文楽団で完成に近付けていける。 そこから更に音楽や動画を加えたいとなると、ウェブ上だけでは表現しづらいし、作っている人に苦労が報われる仕組みにはならないんだよね。やろうと思えばYouTube(ユーチューブ)でやればいいじゃんっていうニュアンスもあるけれど、それでも報われないし、求めるオーディオブックのカタチではないんだ。 サーチ、分かりやすくBandBookをどんなアプリにしたいかを伝える2つのアプリを運んでおいで!
ワンッ!
メルシィ、サーチ。簡単に言うとYouTubeとAudibleの両方のいいところを取った無料ダウンロードの購入課金制のアプリ。 YouTubeのように音や音楽、絵や動画が文章と声に乗せられた文楽による物語や詩作品をチョイスして買うことのできる仕組み。ダウンロードすればBandBookアプリで本をめくるように文と声と音と絵が同時にスマホやパソコン、タブレットなどで見て聞くことのできるようなものにしたい。
なんとなくニュアンスが分かってきた。タケルは文楽による叙事詩を書くアイディアを持っている。詩篇だけじゃ売る勝負に出すには心細いから、その物語である叙事詩で勝負をかけたい。 だけどそれを叶えるには既存の媒体や出版社を通してでは不可能だから、独自のアプリで実現可能にしたいっていう話なんだね?
そういうことだ! 時間計算したらさ、僕の書いた叙事詩、全部で10章あるとしたら、1章50分から1時間分ハイレシテーションの朗読音源が必要になるんだよね。 アプリ開発が無理ならウェブ上でダウンロードしてiTunesとかで読み聞きできるようにすればいいんだけどさ、やるなら絵とか動画も欲しいじゃん。しかも作った作家や関わる人たちがみんな喜んだり幸せになれるようなお金の分配システムにしないと続かないし悲しいじゃない? 今の時代、作った人間に利益が還元されない方針のメディアが多すぎて可哀想だからさ、結果がでなけりゃ当然配当金も少ないけれど、結果を出せばそれ相応の報酬がもらえるような夢のあるプラットフォームが必要だと思わない?
サー:なるほどね、これから個人商店の時代になり、アプリで世に出す選択をしたのはすべて作り手のためだったんだ。 ウー:それだけじゃなくてさ、買う消費者側にもただの消費じゃ済ませず、新鮮な驚きや感動を与えるようなものを提供したいからそういう仕組みにしたいってわけだったのね。
10時間も続く文楽叙事詩か……、考えただけでワクワクするけど、それを配信できるような仕組みは今の所どこにもないもんね。ましてやそこに音楽や絵や動画を加えるとなると、上記のアプリでも難しい。
タケルが言っていた、詩を音楽や映画のような素晴らしいメディアに近付けたいと言っていた答えはここにあったのね。 叙事詩はすでに書けるから、後はその話に乗ってくれるような人材を集めるだけで企画はスタートできそうね。
うん。まだアプリ開発者も見つかっていないけれど、やろうと思えばできる企画なんだ。 例えばBandBookっていうアプリを作るじゃん。例えば1冊30篇分ある未完文楽の中の詩集をそこで売ろうとするじゃん。 買いたい人は好きな詩篇をチョイスできる仕組みにして、1篇50円〜100円で売って、1500円〜3000円以内で文と声と音と絵の組み合わさった詩篇を楽しめるようになるじゃん。 その収益を製作に関わった人材全員が納得したり喜ぶ額で配当する仕組みにする。読者や購入者はBandBook内で好きな時に好きな作品を完成された状態で見て聞くことができる。 まず、それが可能かどうか?反応や反響があるかを未完文楽団内で確かめて、できれば作ればいいし、無理そうなら無理だとハッキリ告げればいい。何事もやってみないと始まらないからね。
なるほどね、未完文楽団はそのための土台であり、まさしく企画ノートなんだ。団員を募集した末にそんなロマン溢れる展開が待っていると思うと楽しくなってくるよ。
おう!もうそういう時代なんだ。 叙事詩が10章あったとしたら、1章300円くらいで売ればいい。合計3000円で文と声と音と絵を同時に楽しめるなら映画を見たり音楽を聞くくらいの価格になる。 10時間の楽しみやワクワクを3000円で買えるなら安いもんだよね。この辺はまだ詩篇単位でうまくいくかをテストしないと分からない未知の領域だけど、僕の直感ならうまくいくって思っている。 さらにだよ?ぼくはこれからの時代、男女平等に、さらに主人公となる人物が増えて欲しいと思っているから、詩篇や叙事詩に携わる人材もなるべく多くするつもりだ。 例えばBandBookで売るとしたら、この未完文楽団で応募してくれた読者を集めて正式に収録すればいいし、詩篇1つ単位でも男女に分かれて買う側にどちらの声で聞きたいかを選択できるといった柔軟かつニーズに応えた販売法もできるようにしたいんだよね。
つまり、男女応募を採用しているのは、売る時に男女好きな声を選択して買えるようにしたいから、そうしているんだね。さらに言うなら、一人5篇までの応募を限度にしているのは、より多くの人にチャンスや世に出るきっかけを増やしたいからという計算が働いているからなんだ。
女のアタシとしてもそれは凄く助かる仕組みだわ! ねぇねぇ、タケル。それって叙事詩や物語になった時にも適応されるわけ?
もちろんさ。さらに僕の構想を言うなら、1章ごとに違う人材を採用して、全10章なら男女で20人分の読み手と協力して、聞く側にもカラフルな声を届けるようなシステムにしたいと思っているんだ。 さらに読み手として選ばれなかった団員には物語の登場人物の声を担当してもらう役目を与えたいとも考えている。 プロかアマかなんてもう関係ない時代に突入しつつあるんだ。団員を大切にしてみんなで一緒に成長しながら現代に適応して稼ぐことができればハッピーじゃない? さらに言えば、僕のように『文楽を使える書き手』が団員になれば、読み手や声優志望の人たちにも需要と供給が増えて、僕一人が頑張らなければ動かない状態も打開できる。だから文楽を使える団員も募集しているんだ。僕が10年以上かけて磨き上げてきた文体だからそう簡単には習得できないと思うけどね(ドヤッ
声優志望者にも嬉しい話ね! タケルがそこまで他人様のことを考えて働けるようになったなんて、アタシぁ嬉しいよ…… この話を聞いていて、なんで音や絵や動画の団員も募集しているのか分かってきたわ。
ようするにアプリを開発して売る側になった時、より未完を完成に近付けた状態で売りたいからなんだね。 想像してみなよ、BandBookっていうアプリを開いて、詩篇か叙事詩を見るボタンがある。それを押したら、文と声と音と絵が同時に動き出す。文楽のリズムを最大限に活かした新しい文章が読者たちに広がっていくんだ。凄くない?
言うのはタダだからねぇ。 音や絵を付ければ10時間読み聞くに耐えうるものになるか。それは例えていうなら長距離走みたいなもんだ。上手くいくかどうかは現時点では未知数。 だから詩篇っていう短距離走から初めていけば、リスクや苦労が少なく済む。だからこそこの未完文楽団内の未完文楽でそれをみんなで作っていこうじゃないか、試していこうじゃないかっていう話になっているんだ。 なんか短距離から長距離まで走れるようになるため、音と動画の力も必要なんだっていうことや、完全なパッケージにしたいからアプリにしたいってザックリ話しすぎかなぁと思うけど、今んところこれが僕の構想の一部だよ。 こんな説明でも伝わってくれるかな。 まずは何より声の団員を集めなくちゃいけないから、掘り下げた話はまた書き足せばいいからね。
えぇ。焦りは禁物よ。 いきなり話に乗って文楽の叙事詩に「epic musicを作れます!」とか言う人なんてそうそういないと思うし、長い目で見て気楽にいきましょう。 いずれにせよ、作り手と読者やファン、購入者にとって新しい文芸の道を切り開くのがBandBookの構想ということは伝わったから大丈夫よ。
言っていれば自然と人が寄ってきて、実現してしまうタケルの不思議さ。ここでも叶うといいね。
だね。 不思議とそうなるのが僕の不思議。 音や音楽、絵や動画が作れる人は、短距離走ならYouTubeにアップすればいいし、アプリ開発に興味や力がある人もどんどん募集しているから、気楽にメールしてね。 構想の約30%を話しただけだけど、今日のところはこれくらいでオッケー。 じゃぁ二羽でビシッといつもの締めをやってくれ。
オッケー。それじゃぁいくわよ……
双子:BandBookの構想
サー:現在進行中 ウー:現在進行中
サー:音も絵も ウー:アプリ開発の団員も
双子:募集中!