inner fighter


    目覚まし時計のゴングが鳴ったら 現実コーナー、王者サイド
    野郎を睨んで理想の拳で 挑戦していく大バカ野郎
    そいつの名前は自分と向き合い闘い続けるアーティスト

    四角い社会のリングの中では 逃げ場がないのが現実だから
    なんだか行き場もやり場もないまま 誰かと戦う毎日だけど
    自分はそんなの絶対イヤだよ「自分は自分と闘います!」と

    誰かじゃなくって何かを使って 物ではなくって心の中へ
    誰かに何かを伝えていこうと “夢”っていう名の王者ベルト
    そいつを掴んで現実社会を広げていくまで闘うよ


    時間を見ながらステップしたまま 否定をしながら左右の連打
    打ち込む相手に勇猛果敢に 「うるせぇ、黙れ!」と潜っていって
    格差がつくった階級違いのハードなパンチと真っ向勝負!

    見えない汗水流して掴んだ 気持ちと技術を拳に込める
    常識ばかりで固めた心臓 そこだけ狙って剛腕振るう
    けれども理屈のガードは完璧、皮肉のボディーはメチャクチャ厚い!

    一生懸命打ち込む間に 金欠、ガス欠、スタミナ切れる
    不安で両足ガクガク震えて コーナーポストに追い詰められて
    自分で自分を笑って殴って自分は自分に倒される


    現在、大体一万ラウンド 三百六十五日のファイト
    三十年間続けているけど 人生、毎日悪戦苦闘
    王者サイドの現実野郎は勝負に徹したクールな態度

    コイツは勝ったら何でもいいやと 判定狙いで闘うけれど
    「そんなじゃ観客、誰ぁれも彼ぁれも 楽しめねぇよ!」と向かっていくも
    毎回、毎回殴られ続けてダウンをするのも現実だ

    精神論では現実問題 勝ち目がないからジリ貧だけど
    やっぱり絶対、KO狙いの インナーファイトは止められねぇよ
    負けない戦いなんかをするより勝つため闘い続けるよ


    現実社会を変えてくためにも 理想の拳を奮っていこう
    いつまで経ってもあきらめないまま 王者ベルトを掴みにいこう
    自分に負けずに何度も何度も何度も何度も立ち上がろうよ

    勝ち目がないのがわかっていながら 自分と闘う理由はきっと
    四角い社会のリングの中では 今でもどこかの誰かがもっと
    行き場がなくって、やり場がなくって、追い詰められてるからなのだろう

    理想の社会を叶えるためには 自分は自分のリングに立って
    命を燃やして挑戦しながら アートを「ハートに打ち込むべし」だ
    あなたもわたしもあなたとわたしの自分に向かって勝つべきだ



    【voice】

    男性ver.竹馬タケル

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