太陽に耳を澄ます


    円らな瞳を燦と光らせ 他言な光を静かに降らせ
    玉座に腰かけ宇宙を見守る 銀河を束ねる星の王
    隠れた言葉のデータを乗せて世界を露に照らして語る

    それを読み解き使命を果たす 賢い自然の生き物たちは
    水と対話し空気を創り 波長を違えて世界を描き
    闇と合意し事物を産みだし弛まぬ理解で調和を守る

    命を澄ませば確かに観える あらゆる事物の神秘の声が
    五感じゃ到底掴めぬ次元で 未来を育む会議をしてる
    宇宙じゃ赤子に等しいぼくらの未熟な手段を見届けながら

    光を浴びせて地に向け話し 恵みの指令を与えて下し
    自然を生かせる言葉を盗み 新たに組み替え読み解き直し
    歌に変えてく罪なるわたしをお許し下さい光の主よ

    そして数多の調和の主よ 明日も未来も聴かせておくれ
    あの陽の光もこの陽の声も 流れる風にも揺らめく火にも
    どんなものにも密かに隠れる救いや啓示を逃さぬように

    あらゆる命の小さな意志を 読み解き新たな導を生んで
    宇宙を束ねる大きな意思を 求める神意を受け取るための
    言葉の粒子よこの身に集まり世界を露に描きだせ



    【voice】

    男性ver.竹馬タケル

    女性ver.空きスペース(声の音源募集中)

    この作品への音・絵・動画募集中

    ▶『落書きは上の空から』

    ◀『Paradise of Twilight』に戻る

    @感想を送る

© 2018 未完文楽団.All Rights Reserved.