紹介、スペサガの世界!! 面白いバージョン!!
ウー:Ladies and サー:Gentlemen. 双子:Welcome to the SPEREAL SAGA world show!! ウー:スペリアル・サガの サー:登場人物と世界の
双子:紹介文!
ワンッ!(の)
双子:ショータイム!!
のっ
双子:面白いバージョンの〜
双子:開幕!
やっとこさ、リミッターが解除されたわ!! 真面目に紹介した次は好き勝手にしゃべらせてもらうわよ!!
いいや、面白いバージョンだからと言って、特別面白くするわけではないよ。 あくまでも羽目を外して自由にやれるってだけだから。自分からハードルを高くしちゃ、お客さんに悪いだろう?
そうね、あくまで自然体で真面目バージョンとは違ったカタチで紹介していく方針でいきましょう。 では始めるわね。 ここはスペリアル・サガに登場する人物と世界をネタバレ抜きで面白く伝えるスペサガワールドとキャラクターを紹介するコーナーよ。 ところでさ、お客様たちにまた二人の自己紹介をする必要ってあるのかしら?
あ、それに関してなんだけど、タケルから事前に手紙で面白いバージョンの方針の回答をもらっているんだ。今、その手紙を開いてみんなで確認していこう。
その前にサー坊、あんたなんでほっぺに絆創膏を貼っているのよ?
これはあれだ、男の勲章だ! 例のケンカを止めてきたのさ。 そうしたらさ、凄い意外な展開になっていてね。。。 まぁ、続きはそれにも関わっているから、まずは手紙を読んでみよう。
拝啓。 スペリアル・サガをこれから読んで聴いてくださる方々へ。 この紹介劇は読まなくても本編は楽しめるので、基本的に飛ばしたり飛ばし読みしてください。 これから、登場人物と世界のことを、 サー坊、ウーノ、ロッキー、サーチたちが面白く紹介してくれると思います。 しかし、同じことを2回も3回も繰り返すのは僕のスタイルに反します。 だから、これから話す内容はお客様が“真面目バージョン”を読んだことを前提として進めていきたいと思います。 要するに同じ紹介を繰り返すことはしません。 だから、ノートリー兄妹の紹介は飛ばして、スペリアル・サガの登場人物たちは別の角度と視点から紹介されることになります。 サー坊、今、君はほっぺたに絆創膏を貼っているはずだ。 君になら分かるだろう? 登場人物のその後のことを。 サー坊とウーノは、たぶん、これから合流する彼らと一緒に、 紹介劇場《前編》で、重箱の隅をつつくように世界の紹介をすること。 ロッキーは地図に変身し、サーチは資料をみんなと一緒に開いて遊ぶように。 それが済んだら、 紹介劇場《中編》で、面白くサンテルクロス国側の人物紹介をすること。 なんだったら、本編にない情報を広げて盛り上がっても大丈夫だ。 それが済んだら、 紹介劇場《後編》で、面白くガンダルシア国側の人物紹介をすること。 あくまで、全編ネタバレ抜きの方針だけは守っておくれよ? 読者&視聴者様により楽しく作品を伝えるのがおまえたちの仕事だ。 その順番でよろしく頼んだ。 あとはいつも通り、好きにやってくれ。 ご褒美は相変わらずだ。サー坊は新しい帽子、ウーノは肉、サーチはマンモスの骨10本、ロッキーはちゅーる10本だ。 そんじゃ、まっ、みんなと一緒によろしく頼んだ! 竹馬タケルより
。。。手紙の内容はよく分かったわ。真面目バージョンを面白くするんじゃなくて、要するに「好きなことを好きに紹介して遊べ!」ってことよね。 でも、一つ分からない点がある。「みんなと一緒に」って一体どういうことよ?
それについてなんだけどね。。。 実は真面目バージョンの紹介劇の後にーー
レオ:ーーいやぁ〜、オベル、最後の演技良かったぜ! あれで完全に俺たちがケンカをする流れになるとお客のみんなは思い込んだよな。 オベル:だろ? 俺もそう思うんだ。 後半はドンパチのケンカ紹介劇になる!ってなぁ〜。
グラント王:ところがそうではないのですねぇ。 ケルベル王も迫真の演技でしたよ? ケルベル王:いや、わしのは本気だ。 だが、本編では会話をするかしないかのわしらがこの場で話すのもなかなか粋な計らいだのぉ。
。。。え、ちょ、ちょっとこれどういうこと!? さっきまで舞台挨拶で一触即発だったのに。。。
シオン:レイルン詩師! あのカラスのお姉さんも見事に騙すことができました! レイルン:うふふ、プロレスの裏話と言うべきかしら、それとも楽屋トークと言えば分かるかしら。私たちは確かにこれから本気で戦争を仕掛け合いますがーー
ガフガリオン:ーー舞台裏でまでそんなにつんけんした仲ではないのですよ。 フレア:ふふっ、逆に言えばこの場のここが最初で最後の和気藹々(わきあいあい)の場ということになるわね。
そうなんだ、ウーノ! 実はね、あの真面目バージョンの紹介劇が終わった直後に、ボクは殴り合いの止めに入ろうとしたら、みんな急に幕が降りた途端仲良くしだしたんだ。 これは一体どういうことか? と問いかけたら、「まだ舞台挨拶だから、本番前に最後の交流をしたい」っていう答えが返ってきてね。。。
リンガ:あなたも役者ねぇ。演技とは言えよく耐えたわ。 ユディル:ふん、本番前に詩魔法を披露するのも悪くはないとは思ったがな。
ライン:ウハハッ。いやぁ、見てぇなぁ。本番では見せてくれんのか? シュライク:おう! もう嫌っていうほど見せ付けてやるぜ!!
シェル:魔法もいいけどさ、せっかく全員揃っているのだから、みんなで記念撮影撮りましょうよ! パーム王妃:いいわねぇ! 賛成ですわ。シェル、一緒に妊活して膨らんだお腹の最後の写真を残しましょう。
そこの帽子をかぶったオシャレな白いハトさん。 ちょっと悪いけど空を飛んで上からのアングルで写真を撮ってくれないかしら? サー:ボ、ボク不死鳥だけど、いいのかな? び、美人にそんなこと言われたら逆らえないよ。 ぃ喜んで〜!!
それではそこの黒いカラスよ。真正面からわしを中心に皆が映るよう撮れ。インスタ映えするような出来でなければファイアーテイルで焼き鳥にしてやる。 ウー:。。。は、はい。かしこまりました。。。絶対に素晴らしい写真にするとお約束いたします。。。
シェル:それじゃぁみんな、寄って、寄って! 不死鳥さん、お客さんも入るように撮ってね! ケルベル王:えぇい! わしを中心にと言うとるに、このデカブツが邪魔しおるわ! シュライク:俺様とユディルが真ん中にぃ〜〜 ウー:わぁお! どこもかしこもスター揃いの集合写真ね! ガフガリオン:それはもう厳しいオーディションを勝ち抜いてきた者ばかりですから。 フレア:イーサン、ここから本編で生き残るかどうかで今後の私たちの進路が決まるわ。絶対に勝って残るわよ。 ライン:ウハハッ! サンテルクロスを倒して絶対ぇ生き残って次の作品にも出演してやるぜ! 一同:あんたはこの中で一番死にそうだけどな!! リンガ:レオ、シュライクがケルベル王と競り合っている間、シェルとパームを中央に寄せな。もちろん、エターナ様も一緒にね(ぼそっ レオ:気が利くじゃねぇか。脳筋二人を利用して。。。と。 グラント王:パーム、準備はよいか? パーム王妃:はい。最後の妊婦姿、これから生まれる子に写真に残して見せますから。 レイルン:あら、では私もそれに便乗して。。。綺麗に撮れたらインスタにアップします。 シオン:あぁ、僕もレイルン詩師とユディル詩師の隣がいいです! ユディル:納得せん! これではレイルンと仲良しのように映るではないか!! 待てぇ〜い!! サー:はい、それではみなさん、笑って、笑ってぇ〜。撮りますよ〜、はい、チーズーー
双子:ーーパシャッ!
あらっ! スマホで写真撮ったはいいけど、すぐに画面に映らないわよ。一昔前のインスタントカメラじゃないんだから。
ウーノ、この写真はね、そんな時間をかけて現像されるインスタントカメラのようなものなのさ。 なぜならね、この写真はこれからスペリアル・サガを読んで、聴いてくれたお客さんたちの心の中で現像されるからさ。 物語が終わった後で。。。ね。
ウー:カッコつけてんじゃないわよ! と言いたいけど、なかなか素敵な仕組みね!! ◀【ハートに現像!】 サー:どんな写真になるかは、その人次第ぃ!!
ウー:どのキャラが好きになったとかどんなシーンが思い出に残ったとか、その人なりに残って写真のように映ると嬉しいわね。 サー:うん。それをさ、絵に描いたり、感想にしてみてTwitter(ツイッター)とかで、それぞれかき残してくれると凄く嬉しいんだ。 ウー:そうね。きっと、上ではしゃいでいた主要キャストのみんながとっても喜んでくれるわ! サー:そういう楽しみ方もあるからさ、みんな本当にいい表情していたから、好きなキャラを見つけて、自分なりに残して楽しんで欲しいよね。 ウー:楽しみ方はその人それぞれ。自由に遊んでくれて参加型の感想を寄せてもいいわ。 サー:さて、それじゃぁ、みんなと一緒に世界の紹介をしよっか。 サーチ&ロッキー! カモン!
ワンッ!
ロッキー:ずいぶん待たせたニャ〜!!
そんでもってオレさま参上!! 自己紹介は省くんだな? それにしてもずいぶんと賑やかだな。 テキパキモードでワイワイ騒いでくれ。とりあえず、地図に変身するから、自由に紹介してくれにゃ。
始鳥大陸エルフレアの地図に変身!!
この大陸の地図なのだが、非常に正確によくできているな。 本編にて大陸が誕生した由来まで詳しく紹介されることになるが、そこを退屈だと思われたらきっと、田中が悲しむだろうな。 サー:た、田中って、いきなり日本語名がでてきたのですが、どこのどなたでしょうか?
飛ばし読みされたら智康が哀れで悲しくてそれはそれでウケるわね。 あそこらへんのパート、本当に苦戦したらしいから、石橋さんと一緒に工夫を交えて頑張ってくれたもの。北海道の朗読家コンビ 、私は凄く評価しているわ。 ウー:石橋と田中。。。北海道の朗読家コンビ。。。あぁ、あの二人のことね! タケルが12泊11日の北海道朗読アドバイス遠征旅行をしにいったあの二人ね。
ケルベル王:タケルはススキノを満喫したという話を聞いたが? シオン:レイルン詩師、ススキノって一体なんですか? レイルン:。。。シオン、あなたの年齢ではまだ知らなくても良いところよ。 シュライク:寒ぃけど、人は温かい! 俺もススキノーー シェル:ーーあ、あの、その話はいいから! ホットと言えば、石橋玲さんも本当に短い間で文楽を覚えたから凄いと思うわ。 ユディル:言うなれば、詩魔法を連続して唱えるようなものだからのぉ。大したものだ。 ライン:ウハハッ! タケル、北海道のあまりの寒さでよぉ、風邪ひいて楽しみにしていた巨大なホッケを吐きそうになる我慢の攻防を繰り広げていたって本当なのか? よりによってなんでこんなにデケェんだよ。ウッハッハッ! 一同:リアルガチです! ガフガリオン:15年以上磨いてきた新しい文体が人と繋がって、劇詩というカタチで披露されるなんて、人生何が起こるか分かりませんね。 リンガ:人と繋がると言えば、 ネコノヒデキ(旧:村上ヒデキ)さんと 新條漸(ぜん)さんとも繋がることになったものね。
音楽家にイラストレーター。 ヒデキングは大阪寄りの兵庫住まいの音楽家&パソコンマンで、新條さんは東京住まいのイラストレーターだってな! タケルもラッキーな男だな。 すげぇ仲間に出会えたじゃねぇか!! 北海道、東京、大阪(サバ読んで)、そして名古屋(サバ読んで)のメンバーでチーム作って製作したなんて、俺たち日本中に知ってもらえるようになれるのかよ!? サー:そんなことはどうなるかは分からないけれど、限られた予算と最低限の条件で新しい朗読エンターテイメントを生み出すことをここ数年続けていたんだよね。 本当、こんなぶっ飛んだ企画に参加してくれたチームメンバーには感謝の気持ちでいっぱいだよ。 ウー:この場で改めてお礼を言わせてもらうわ。 竹馬タケルのわがままで壮大な企画に協力してくれて本当にありがとう。 石橋玲さん、 田中智康さん、 ネコノヒデキさん、 新條漸さん、 心からありがとう!! 新しい朗読エンターテイメントを生み出すことをここ数年続けていたんだよね。 本当、こんなぶっ飛んだ企画に参加してくれたチームメンバーには感謝の気持ちでいっぱいだよ。
ケルベル王:仲間に感謝といえば、わしらの陣営の国についても少しアピールしたいのぉ。おい、エターナ、おまえサンテルクロスを差し置いて、わしらから国のアピールをして良いか? グラント王:えぇ、喜んでお先にどうぞ。 ケルベル王:よぉし、変身化け猫! 国家を分かりやすくした地図に変身して展開しろ!
ボボ〜〜〜ン♪ こうかにゃ?
ケルベル王:よし、いいぞ。 それでは真面目バージョンで済ませた予習ついでに復習だ。わしが行うのは復讐だがな! ①をすっとばし、②から入る。 この国はどこだ? ガフガリオン、答えよ。
ガフガリオン:はい! ②の赤の国は我らが母国、 ガンダルシア国です。 ケルベル王:うむ。正解だが、答え方がいささかつまらんな。おまえは如何せん優秀だが優等生過ぎる。 ガフガリオン:つ、つまらないって。。。がくっ。。。(膝から崩れ落ちる ケルベル王:フレア、ライン、我らが母国をアピールしてみよ。
ライン:了解したぜぇ!ガンダルシア国はとにかくデカくて、強くて、戦争大好き国家だ! ケルベル王:おい、おまえが言うとどこぞの映画大国に聞こえるわ。映画大好きだから嫌な気分にはならんがな。 フレア:だけど、ぶっちゃけ脳筋国家です。私のような女でも実力さえあれば出世できるのがこの国の良い点かと思います。 ガフガリオン:ライン、フレア、そんな言い方をすると我々が野蛮人に思われてしまいますよ。中にも女、子供には手を出さない紳士がいるとーー
ーーサンテルクロスの奴らは女、子供、老人だろうと皆殺しにするぜぇ! 俺たちゃなぁ、すでにシンラのスペリアルを殺してハギア=ナディアに陣営を敷いて、サンテルクロスの出口を塞いで侵略する準備を済ませているんだ!! ガフガリオン:オ。。。オベル様。。。私の苦労が。。。 オベル:おまえも大した活躍を見せたじゃねぇか。あのハオってスペリアル、チーターに変身して走ったり、ヒョウに変身して木に登ったり、トラになって襲いかかってきたり、最後にライオンになって俺たちを手こずらせやがったがーー ケルベル王:ーー最後にわしのファイアーテイルと宝剣の前に屈したというわけだ。
ライン:なぁ、俺たちの国もスペリアルを連れてこれば百人力なんだが、どうして連れてこないんだ? フレア:あなたね、私たちの国家は詩政治制度を放棄して、物信文明マテラスを広めるためにシンラからサンテルクロスへと侵略しているわけよ。ちゃんと台本や脚本くらい全部読んで頭に入れておきなさいよ。 ガフガリオン:それにですね、反(アンチ)マテラス反乱軍なる方々が国内で生まれレジスタンス活動も広がっています。それは炎のスペリアルのファイファーナスなる男を筆頭に、詩集を魔法で大砲や迫撃砲やロケットミサイルにして攻撃してくるんですよ? 勘弁して欲しいです。。。 フレア:あれ、凄かったわよね。サンテルクロスのスペリアルはもっと手強いのかしら? ユディル&レイルン:手強いぞぉ〜!
ガフガリオン:私の家で代々伝わる戦争の戦果として、グレンという名の炎のスペリアルがとてつもなく強かったそうな。 オベル:なんか、俺らの国がエーメン国と呼ばれていた頃から、革命を起こしてガンダルシア国に変えた人物に深く関わっているんだって? フレア:誰もが知っている伝説的人物、裏切りの英雄フレオレインのことね。でも、もう400年も昔の人物でしょう? 私たちとはなんの関係もーー ライン:ーーなくはないけど、本編のネタバレになるので言えませ〜ん!! ケルベル王:グレンか。。。 ではバトンタッチをして、サンテルクロス国サイドでどこか国家を自由に紹介してみせよ。
レオ:俺は個人的に③番の橙色のガンダルシアの同盟国家、 ギルティギア国がムカつくな。 グラント王:そうですね。本来であれば、ガンダルシア国の侵攻に際し、連携を組んで水のスペリアルの力を借りながら圧倒的劣勢を覆すはずでしたが、ギルティギア国からの同時侵攻により我々は支援を受けられなくなってしまいました。 シュライク:しかもよぉ! この国よぉ〜、なんか俺たちの国によぉ〜ーー パーム王妃:ーーあぁ、シュライク! ネタバレはいけません!! しぃ〜〜〜っ!!
シオン:確かこの国は鉱物資源が豊富で機工なる機械工学文明の発達が顕著な発展途上国でもあるのですね。 レイルン:はい。大地のスペリアルがいるのですが、この国もガンダルシア国同様、詩政治制度を放棄して何やら悪いことにスペリアルの力を利用しているようです。 ユディル:本当だったら鉄砲を大地の成分から作り出し、ショットガン、スナイパーライフル、マシンガンなどに変形させながら戦えるスペリアルであるのにのぉ。今回は活躍の場がなくて惜しいのぉ。 リンガ:うわぁ、それ凄い見たい! でも家の娘も詩魔法でライフルを使えるわよね? シェル:お母さん、しぃ〜! 使うけどさぁ、それ今言っちゃいけないから!
ケルベル王:シェル、おまえひょっとして、鉄砲なんかを使ってわしらの兵士を遠距離から撃ち殺そうとするのか? まだ剣と弓が主流の時代にそれはずるいぞ! シェル:ただの遠距離じゃないから期待していてね(ハート オベル:こりゃ見ものだな! どんな武器だろうが俺には通用しねぇ!! ケルベル王:その通りだ。では続いて④の緑の東側諸国の大聖域へと入る防衛の要(かなめ)、 シンラ国の紹介をするか。 グラント王:あなた方、密林の始鳥毛盆地デルワッカで大激戦を繰り広げてからサンテルクロスに来たって本当ですか? ガフガリオン:えぇ、戦獣群団ワンダ=パルーザなる戦闘用に調教された動物たちには本当に手を焼きました。スペリアルのハオを筆頭に、魔弓の射手の英雄シャナ・ラッタと大激戦をして、ようやくハギア=ナディアにまで辿り着けました。 フレア:凄かったわよね。まだ相手は余力を残していたみたいだけど、ゾウ部隊やライオン部隊、トラ部隊にそう、ゴリラ部隊なんて来た時は絶望したけれどーー レオ:ーーなんとか突破して、俺たちの国の表玄関、門平原近くにまで来ちまったってわけか。。。あのグラン・スローブ王の庭とも言える大自然の中でよくもまぁ。。。
ガ国一同:とにかく、こんな風に来た!
サ国一同:来るんじゃねぇよ! この脳筋野郎共が!! 「チャリで来た!」みたいな感覚で言いやがって!!
ガフガリオン:まぁまぁ、そう言わず。私たちが来ないと物語も始まりませんし。 ライン:そうそう、逆に感謝ーー サ国一同:ーーできるかこの野郎!
パーム王妃:まぁまぁ、みなさま落ち着いて。テキパキ舞台背景を伝えられているし、このまま仲良く楽しく世界の紹介をしていきましょう。 オベル:そうだな! 次はぁと、うおっ! 俺たちの天敵の大国家じゃねぇか!! レイルン:はい、その通りです。⑤番の青色の国家は私たちにとっても重要な同盟国、 アーヴァルニア国です。 しかし残念ながらーー シェル:ーー今回は協力をしに来てくれないのよね。。。 あたしもパーム王妃も妊娠してる時に限ってどうして侵攻が来るのかしら。。。はぁ。。。 ケルベル王:それはおまえ、その方が盛り上がるに決まっておるからだろう。
ライン:しっかし、ギルティギア国もナイスサポートというか、俺たちもラッキーだったな。アーヴァルニアが本格的に守りに来たら、完全にシンラで足止め食らっていたよな!? シオン:それは当然ですよ。水のスペリアルがいらっしゃいますし、シンラとサンテルクロスは川が豊かにあるので、詩魔法で必ず撃退してくれたはずです! オベル:だがな、小僧、すべては結果が重要なんだ。あとは運か? 残念だがアーヴァルニア国は来ねぇんだ。今回巻き起こる戦争は詩人と武人の戦い、詩武戦争と呼ばれることになる。 フレア:武人が戦うのはまだ分かるけれど、詩人が戦うという物語も今までなかったから斬新よね。あなたたち、詩人が戦う姿なんて想像できる? ガフガリオン:シンラのスペリアルを見て驚きましたが、未だに想像できませんね。。。そもそも詩人という存在事態認めないお国柄ですから、我々は。 ライン:ポエムで戦うのか? なんかへなちょこそうで笑っちまうな。ウハハッ! グラント王:あなたたちーー ケルベル王:ーーおまえら、詩魔法と詩魔法使いを侮ると、本当に痛い目を見るぞ。おまえらの知る詩の世界ではない。これから嫌というほど見せつけられるぞ。その点は覚悟しておけ。 ユディル:ほぉ、敵ながら謙虚な姿勢もあるのだな。多少は尊敬の念を抱くようになれたわ。
ケルベル王:ユディルよ、良ければ詩魔法の基礎を後で観客たちにも分かりやすいように教えてくれぬか? 敵であるおまえらはさも当然のように言葉の呪文を唱えて魔法を使うが、わしらにはその理屈や理論がさっぱり分からぬ。 ユディル:まぁ、理解したところで簡単に使えるものでもないから、少し披露するくらいはよかろう。レイルン、シェル、おまえたちも後の紹介劇で舞台挨拶を華やかに演出してくれんか? レイルン:えぇ、私なら平気です。自己紹介は真面目バージョンで済ませたので、本編で明かされない詩魔法の基礎をお伝えしましょう。 シェル:あたしたちの自己紹介としては最高の紹介かもね! キャッチーだし、大賛成よ!! ライン:そんじゃ、残る国家は⑥番の黄色の。。。 ハイフォーエン国ーー サ国&ガ国一同:ーーそこの国、今回はどうでもいいですから!! ガフガリオン:はい、では省いてテキパキ次に進みますね。
シオン:とうとう僕たちの母国、サンテルクロスを紹介する順番が回ってきましたよ! ①番。白色の領域がぁ〜 サ国一同:サンテルクロス国! レオ:んで、俺たちの国を紹介するのはいいけどよぉ、俺たちの国には何があるんだ? パーム王妃:何がと言いますと、豊かな自然と戦争の発端にもなる伝承の詩聖の大樹と、あとはですね。。。あとは。。。えぇと。。。 レオ:。。。おい、このままでいくと日本でいうところの埼玉や群馬、延いてはタケルの生まれ故郷の岐阜あたりのポジションと思われたらなんだか。。。こう。。。やべぇな! 何か象徴的なもんはねぇのか!? リンガ:埼玉ですら『翔んで埼玉』で飛べたわよ。このままじゃグン。。。 シェル:。。。お母さん、それ以上は言っちゃダメェ〜! あたしたちにはあるじゃないの、さっきケルベル王が知りたがっていたとっておきの特産品が! これは何による何の物語なの? サ国一同:詩魔法か! シェル:そう、サンテルクロスと言えば大陸最高の詩魔法大国。ていうか、誇れるものは大樹と芸術文化とこれしかない。 レイルン:では、ちょうどいい機会ですね。 紹介劇の中編で詩魔法をお伝えするのが私たちの紹介そのものになりますわね。 ユディル:芸は身を助けるとはよく言ったものだな。ガンダルシアがさしずめアメリカならば、サンテルクロスは東京かフランスのパリくらいに思われるよう努めよう。
ケルベル王:よし、舞台挨拶の方針も定まったな。 それでは国の位置を再確認し、先へ進むとしよう。 白の①の国がサンテルクロス国。 赤の②の国がガンダルシア国。 橙の③の国がギルティギア国。 緑の④の国がシンラ国。 青の⑤の国がアーヴァルニア国。 黄の⑥の国がハイフォーエン国。 この合計6つの国家によって、 始鳥大陸エルフレアは成り立っておる。
ここ、テストにでるぞ〜。
ーーサー坊、なんかアタシたちの仕事、メインキャストのみんなに全部持っていかれちゃったわね。
う、うん。。。だがね、だがしかし! ここでモノを言うのがどっち派議論だよ。 ウーノは ユディル派かつ ガンダルシア応援派の立場で次の紹介劇でヤジを飛ばすつもりだろう?
えぇ、その通りよ。 逆にサー坊は レイルン派かつ サンテルクロス応援派で客席からガンガンいくのでしょう?
うん。二国のみんなが実は舞台裏では仲良くしている姿を見たら、安心してヤジを飛ばせそうな雰囲気だからね。 気楽に言いたいこと言いまくってやるよ。 よし、サーチとロッキーもどっち派に付くかを聞いて一緒に応援してもらおう! サーチ、君は優しい犬だからサンテルクロス派だよね?
(あっし犬っすよ。より美味しい餌をくれる強いご主人に付くに決まっているじゃぁありやせんか)
タタッ!!
あら、いい子ねぇ〜。 自分に正直になったのね。 紹介劇の真面目バージョンを聞いていても絶対ガンダルシア国の方が強いと思ったもの。ユディルとかガンダルシアを応援してた方が楽しいもんねぇ、サーチッ!
ふん! 犬は犬ってことか!! まったく。。。じゃぁ、ロッキー、君はどっちに付く?
オレさまはサンテルクロス派に付くと決めてたにゃ! なんてったって、昔から芸術家のようなふらふらした人間はネコ好きが多いからな。 お世話になっていた分、応援して恩を返したいぜ。
ウー:よ〜し、これでアタシたちの準備もできたわね。本編の戦争前の代理戦争勃発よ! サー:上等じゃないか、受けて立つよ。彼らを応援して、本編で3割増しの頑張りを見せてもらえるよう檄を飛ばそうね、ロッキー! ロッキー:たりめぇにゃ。愛すべき社会的弱者であり、この世界では物凄い強者でもある詩魔法使いを全力で応援するぜ。 ウー:負けないわよぉ。サーチも意気込みを吠えなさい! サーチ:ワンッ! ワンワンワンッ!(詩魔法使いってやつがそんなに強いのなら、すぐにそっちに付くっす!) ウー:いいわよぉ、一緒に物・金・力の社会を応援しましょう! サー:よし、じゃぁ《前編》を終えてサンテルクロスの面白いバージョンの《中編》に行こう。
絶対に勝ってやるからね!
ワンッ!(早くマンモスの骨が欲しいっす!)
負けないからな!
絶対に負けられない戦いが、ここにあるんだにゃ!
さて、サー坊。世界の紹介も簡単に済ませてもらったし、次はサンテルクロスの特産品紹介をするわよ。
うん、それじゃぁ次のページで会おう。 行くぞ〜。
双子:せーのっ
双子:しゅわっち!