雨に叫べば


    涙で目先が何にも見えない その日が来たなら雨に唄えば
    望んだ未来が断たれた事実や 選んだ希望が叶わぬことが
    綺麗に流されリセットをされて少しは瞼が開いていく

    悲しみに紛れ途方に暮れている 場合じゃないって分かっているが
    風邪を引いたって時には打たれて 誰が見えたって聴こえぬ場所で
    雨へと唄って雫をドラムやピアノにしながら叫ばせて


    何してみたって上手くはいかない 冷たい現実の雨が注ぐ
    保険にするべき傘などないのに それでも諦めきれない気持ち
    両手を開いて「どうにでもなれ!」と雷に撃たれリセットしていく

    そんな願望も報われないもの だって人生は続いていくもの
    苦しみに負けぬ気持ちが欲しいよ 立ち向かう意志がもっと欲しいよ
    雨へと叫んで天へと嘆いて自分はなぜこうなのと聞く


    いつかは喜びに満ちた歓喜の 恵みの雨へと打たれてみたい
    そこで唄うのはこんな詩じゃなく リズムも周りの目さえ気にせず
    望んだ未来や描いた希望がようやく叶って「やった!」と言って

    狂ったみたいに踊り明かしたら 明日は風邪でも構わないんだ
    その日が来るまで先行き見えない 涙の日々へと塗れていくよ
    すべてが報われ無駄じゃなかったと思えるその日が来るまでは



    男性v   女性v

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