幸福の挽歌
柩を引きずりその死を悼み 歌えばすべてが挽歌に変わる
悲しい時には無理やり笑わず 悲しむことこそ正解のよう
回復の法は自分を偽ることなく流れに任すこと
楽しい時には楽しいままいて 悲しい時には悲しいままで
いるのは心が癒されていくには 効果が高くて大きいようで
怒りや悲しみといった感情たちへと今こそフューチャーするよ
負であるものだと思えるものこそ 正にも大事な重大要素
正しくいるには光と闇との バランスをとって生きていくことを
推奨するから柩を引きずる行為を止めずにいていいよ
生きている限りは誰もが激しい 喜び楽しみ味わうたびに
その反動から怒りや悲しみ 苦しみ時には絶望したり
眠れぬ月日を過ごしていくのもあるけどそれすら原動力だ
失敗をしたり苦悩にさまよい 明日が見えない時があったり
何かに落ちたり気持ちが塞がり 元気の湧かない時もあったり
大事な誰かと別れを告げたりした時、心は一旦死ぬが
死んだら死んだで柩に入れたら 自分の糧へと変わっていくから
誰かが同じその目にあったら 寄り添う権利も勝ち得ていくんだ
あなたが引きずる心の柩がチケット代わりになるんだよ
自分を偽り気持ちを誤魔化し 無理やり生きても力はでない
誰かのためへとなるには自ら 何度も死んでも柩の中に
心を閉じ込め放っておかずに引きずり続ける必要性も
あるっていうのを認めていければ 乗り越えられない悲しみもなく
守ってやれない人もいなくなり 同じ気持ちの目線で立てる
挽歌は素敵な鎮魂歌になり幸福のために役立てられる
だからあなたも自分の痛みを 我が物にできる人に変われば
幸福を歌う柩を引きずる 悼みを分け合う人へとなれる
どんな苦難でも寄り添う天使は死んでいたあなたの中にある
【voice】