雛鳥の詩


    ぼくは出来が悪かったから 親には散々苦労をかけた
    上手に社会に適応できない 飛べない雛鳥みたいな暮らし
    それでも守ってくれていた親鳥みたいな彼らに報いたい

    翼を千切って羽ペン握って 自分を苦しめ迷惑かけた
    こうして書くことだけしかできない 鳴き声ばかりが木霊すばかり
    理解をされない囀りをしているこの日々をいつか救いたい


    父鳥のように優しい気持ちで 見守り続ける人でありたい
    母鳥のように昼夜を問わずに 働いていける人になりたい
    親とは違った種類の鳥へと生まれた身体と思考を奮い

    自分なりでの感謝の気持ちを いつかは親へと示せるように
    自立ができていく鳥へと変わって いつか恩返しをしてみたい
    誰かの役にも立っている姿をその目に焼き付かせてみたい


    元気であるならいいよと言うけど ぼくでもできると証明しよう
    囀り重ねて歌っていくよう 綴っていくしかないこの日々を
    いつしか飛躍に変えていた土台に思える過去へとなっていくように

    まだ巣にいるけど飛べないけれども 努力をしながらチャンスを待つよ
    社会で羽ばたくその日を夢見て 翼とくちばし綺麗に研いで
    雛鳥はいつも親鳥を愛し巣立っていくよう生きていくよ



    男性v   女性v

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