温め鳥


    囀りは絶えずリズムを取って 羽ばたきと共に歌って鳴いて
    空か地上かも分からぬどこかで 鳥たちはいつも清らな声で
    自分の理想を見事に叶えて空間満たして唱えていく

    詩作の師匠がいるならそうだな 鳥たちがまさに目標だから
    彼らが飛ぶ時、木の枝に止まり 歌っている時のようにいたい
    そうして誰かの言葉に対していつでも聞く耳持っていたい


    この背に一言重なるそのたび 一枚羽根付き増えていくたびに
    言葉でできている詩篇の翼は 新たな形で完成される
    寒さで震える小鳥を守れる親鳥のような気持ちを抱き

    この背の翼は心の寒さを 守っていくためあるってことを
    小鳥のあなたを包んでいくため 存在するのを思い出すんだ
    わたしが理想としている歌とは広くて大きなものなんだ


    求愛行動するため歌える 鳥たちのように歌っていたい
    救済活動するため働く 人たちのように守ってみたい
    ものたちばかりがこの世にあるから背中に背負って止まない羽根は

    何度も傷付き何個も抜け落ち 剥がれてみたって再生できる
    なぜなら心の底から思った 気持ちは自然に生えていくように
    本当の自分の姿や形を現し続けるものだから



    男性v   女性v

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