肯定カラー
純粋無垢なる白いパレットを 誰もが生まれて持ってきた
小さな頃からその目にしてきた 色んな景色や色んな人が
自分の中へと彩り増やしてカラフルしながら満たしていく
その色使って誰かに何かに 素敵な世界を見せていくために
自分に出来うる表現手段で 訴えていくのがぼくらにとって
誰かに何かに希望という名のカラーを与える方法だ
けれども中には否定という名の 真っ黒色した言葉によって
今まで築いた心に増やした 彩り溢れる七色たちが
無残に汚され引っ掻き回され醜く濁って染められていって
世界というのは所詮はこんなと 否定の黒さで見えてしまって
希望のカラーが失望になって 次第に絶望していくあまり
ついには持っていた白いパレットが無駄に変わっていく時もある
どんなカラーでも黒には勝てずに 混ざれば濁され黒へと変わる
誰かや何かに否定されるたび 自分の世界は侵食される
そういう時には自分の世界の肯定をしたり認めていたり
理解してくれる仲間を身近に 大事にするのが大切なんだ
心というのは絵の具と違って 黒には負けずに色を保てる
輝き溢れる光に満ちていく闇さえ消し去る術がある
揚げ足取ったり愚痴を続けたり 否定を続ける邪魔者なんて
自分の世界に立ち入れないよう 拒絶をするのが希望の鍵だ
ぼくにはあなたに隠れて見えている色んなカラーを見つめていたい
あなたに見えている素敵な視界を 誰かに見せていく景色が見たい
ならこそ肯定していく言葉を 紡いで光を届けていたい
否定の色した黒さを消し去る肯定の色で満ちていけ
【voice】