暁の人
明けない夜などないって言って 果てない闇夜を連れ去っていって
朝日に導く人に出会うほど 素敵なことなどこの世にないの
眠れぬ夜でもそばにいなくても想える人がいればこそ
あなたに夜明けが来ないのならば 無理やりベールを剥がしてやろう
そんな太陽によく似た人へと いつかは巡り会えるのだろう
希望を持つこと自分であること未来に期待を続けることを
諦めないこと守って生きれば 必ず出会える、誓って言える
数多の夜越え暁を迎え 朝一番から笑っていれる
震える日々さえ無駄ではないこと君へと伝えていきたいの
愛される者と愛されぬ者を 大きく二つに隔てるものを
なくせば夜から朝へと自然に 移ろう景色が見られるはずよ
いつかは自分も愛してもらえる、愛せる人へと自然に会える
流れに任せず流れを操る その術覚えてひとりは辞めて
自分を信じて大事を感じて 今必要だと思えることを
続けていければあなたの流れが誰かの流れと合流していく
何かをしていれば努力をしていれば いつかは誰かが愛してくれる
それに気付けたら君へと寄っていく 誰かが増えていく孤独も消える
寂しく不安な時など忘れる時間が大きくなっていく
日の目の当らぬ日陰の人へと スポットライトを優しく当てて
わたしは君へと夜は明けるよと 約束しながら守っていくよ
一時毛布をかけていく心地で気持ちを感じて愛を信じて
暁の人はどこかにいるもの 君が見つめている景色の中の
季節の中へと紛れているから 生きている間に巡り会おうよ
燦々輝いて見える人ならこの世のどこかに必ずいるよ
だから、わたしは君へと向かって 何度も朝日の代わりになって
その日が来るまで温め続けて 今日、今、この時眠れるように
小さな光になるからいつかは大きな光を見つけてね
【voice】