おてんとさま


    お天道様と言われるものは 太陽のことを対象として
    愛称を込めて呼んでいるものなら 天の道とはつまりお日様
    太陽の周る軌道を示して空へと一周していくもの

    けれども実際動いているのは 太陽じゃなくて地球であって
    天への道なら一歩も動かず その場に留まり続けることで
    生きとし生け得るすべてのものへと光を注いでくれるもの


    人間だろうと動物だろうと 植物、鉱物、全部が同じ
    等しく降る日の光に生かされ いつでも天の道を歩んで
    いるのが分かれば残るは自分に与えてもらった道とは何か

    それを知るのが僕らが生きていく 上では欠かせぬ人の道だ
    天地の理、神さま用意し その中、ぼくらは生かされながら
    どこまで命に意味、価値見出し輝かせるかを託された


    珠玉の摂理は空へと浮かんで いつでもぼくらを照らしてくれる
    天なる道とは不動のものだと 思っていいよと燦々として
    人の道をも追求しようとあの日は今日また呼んでいるようだ

    お日様きらきら輝くその中 人とし恥じない道を歩んで
    決して外れぬその気で人生 進んでいければいつかはそうさ
    僕らは誰しも天への道へと最期に昇っていけるんだ



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